シフト制・有給ありの非常勤(パート)言語聴覚士求人・転職情報

言語聴覚士(ST)は資格所有者の多くが女性である職種です。そのため、家庭や育児との両立のために常勤ではなく非常勤(パート)として働いている人も多くいます。
そして、非常勤(パート)として働く際に労働条件として特に気にする人が多いものに「シフト制」と「有給休暇」の2つがあります。この2つに関しては、非常勤(パート)の人にとってはとても重要になるため、しっかり理解しておく必要があります。
そこで今回は、「シフト制・有給ありの非常勤(パート)言語聴覚士求人」について述べます。

もくじ

固定制とシフト制の違い

言語聴覚士が働く上で、勤務形態には「固定制」と「シフト制」の2つがあることを理解しておく必要があります。
固定制とは、勤務日や勤務時間が長期間固定されている勤務形態です。例えば、常勤職や学習塾、英会話教室の講師といったような、今後のスケジュールが決まっているような人たちには、固定制の勤務体制が利用されていることが多いです。
そして、非常勤(パート)で固定制の勤務体制を用いているところで働く場合、「収入が計算しやすい」「今後のスケジュールが組みやすい」などのメリットがあります。
逆にデメリットとしては、「勤務曜日や時間の予定変更が利きにくい」ということが挙げられます。そのため固定制は、急に試験やサークル活動などが入る可能性の高い学生などには不向きな勤務形態です。
一方で、「安定した収入を得たい」「決まった曜日と時間で仕事をしたい」と考えているような主婦には向いている勤務形態だといえます。
それに対してシフト制は、1週間や1ヶ月前に勤務先とあなたの都合をすり合わせて勤務日数と曜日を決めるような勤務形態です。言語聴覚士が働く職場でも、シフト制を取り入れているところが多くあります。
シフト制のメリットは、「急な休みが取りやすい」という点にあります。固定性と違って、ある程度までの時期であれば勤務曜日と勤務時間の変更が行えます。
ただ、「収入が安定しない」「先々の予定が組みにくい」というデメリットはあります。
こうした特徴から、急な予定が入りやすい学生には向いていますが、安定した収入を望むような主婦には不向きの勤務体制だといえます。
言語聴覚士の非常勤(パート)では、シフト制を用いているところがほとんどです。しかし、中には固定制の勤務体制を取り入れている職場もあるため、必ず確認するようにしましょう。

非常勤の有給休暇

基本的に、非常勤(パート)であっても有給休暇は労働者の権利として取得することができます。ただ、有給休暇をもらうためには一定以上の条件を満たす必要がありますし、常勤と非常勤では与えられる日数に違いがあります。
有給休暇を取得する場合には、以下の2つの条件を満たしている必要があります。
・雇用日から6ヶ月以上経過している
・勤務期間の8割の以上を出勤している
そして、常勤と非常勤では、取得できる有給休暇の日数に以下のような違いがあります。
;・正社員

勤続期間

有給休暇数

6ヶ月

10日

1年6ヶ月

11日

2年6ヶ月

12日

3年6ヶ月

14日

4年6ヶ月

16日

5年6ヶ月

18日

6年6ヶ月以上

20日

 ・非常勤(パート)

週労働日数(年)

有給休暇数(勤続年数)

4日(169~216日)

7日(6ヶ月)、8日(1年半)、9日(2年半)、10日(3年半)

12日(4年半)13日(5年半)、15日(6年半以上)

3日(121~168日)

5日(6ヶ月)、6日(1年半)、6日(2年半)、8日(3年半)、9日(4年半)、10日(5年半)、11日(6年半以上)

2日(73~120日)

3日(6ヶ月)、4日(1年半)、4日(2年半)、5日(3年半)、6日(4年半)

6日(5年半)、7日(6年半以上)

1日(48~72日)

1日(6ヶ月)、2日(1年半)、2日(2年半)、2日(3年半)、3日(4年半)

3日(5年半)3日(6年半以上)

常勤と非常勤(パート)では、このように取得できる有給休暇の日数は異なります。そして、非常勤であっても、先ほど述べた2つの条件を満たしている場合には、有給休暇を取ることができます。
つまり、有給休暇を取得できる職場で働きたいと考えた場合は、短期間ではなく6ヶ月以上勤務できるようなところに就職しなければいけません。そして、あなたが勤務期間の8割以上を休まずに出勤することで有給休暇を取ることができるようになります。
今回述べたように、言語聴覚士が非常勤(パート)として転職する場合、「勤務体制」と「有給休暇」という2つの条件はとても大切になります。
そのため、まずはあなた自身が正しい知識を身に付けておく必要があります。そして転職する際には、これらの条件を必ず確認して納得した上で転職するようにしましょう。そうすることで、入職後に生じるミスマッチを避けることができます。
また、このようなミスマッチを防ぐためには、言語聴覚士専門の転職サイトへ登録することも有効な手段の1つです。
転職サイトでは、担当のアドバイザーが付いて、あなたの転職活動をサポートしてくれます。こうした転職サイトのアドバイザーを上手く活用することで、ミスマッチが起こる可能性を低くすることが可能になります。
そして、転職サイトへの登録は無料であることがほとんどです。そのため、ぜひ転職サイトを活用してあなたに合った転職先を見つけるようにしてください。


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