言語聴覚士(ST)が転職時の履歴書・面接で必要になる志望動機

言語聴覚士(ST)の転職活動において、「志望動機」は履歴書や面接で必ず必要になるものです。
ただ、履歴書や面接における言語聴覚士の志望動機は、ほとんどの人がマニュアル化されたものを書いていたり答えたりするため、経営者やリハビリ管理職者からあまり採用選考基準としては重要視されていません。
しかし、逆に強い印象を与えるような志望動機であれば、他の応募者との違いを明確にできるようになるため、採用選考を有利にするアピールポイントとなります。
そこで今回は、言語聴覚士の転職時における志望動機の伝え方について述べます。

もくじ

志望動機は正直に答える

言語聴覚士の中には、相手に良い印象を与えようと思って、志望動機で下手に飾った言葉を使用する人もいます。
しかし、どこにでもあるような聞こえの良い言葉は、面接者に本心を見抜かれる可能性が高いです。転職時の面接では、多くの経営者やリハビリ管理職者いった面接者は人柄を重視しています。
良い印象を与えようと思って考えた言葉が、逆にあなたの評価を下げることにつながりかねません。
そのため志望動機では、あまりにあなたの考えからかけ離れたことを答えることは避けるようにしましょう。転職活動における志望動機では、あなたの正直な思いを伝えることが大切です。
そうはいっても、「給料が良いから」「家から近いため」というような志望動機では、あまり面接者も良い印象を持ちません。
そのような場合は、言い方を工夫する必要があります。
例えば、給料が高いという理由でその職場を選んだ場合であれば、「結婚して家族を養っていく必要が出てきたため」「勉強会に積極的に参加したいから」といったように、ポジティブな理由をプラスして答えることが大切です
このように、少し答え方を工夫するだけで、志望動機を正直に答えた上で相手に悪い印象を与えないようにすることができます。

強くアピールすべきポイント

言語聴覚士の転職における志望動機では、第一に正直に答えるということが大切になります。そして、さらに相手に強いインパクトを与えることで、採用選考を有利にすることができます。
ただその際にも、心にも思っていないようなことを答えるのは控えましょう。以下に述べるポイントで、あなたに当てはまるものがあれば参考にしてください。

病院の理念への共感

志望動機を書いたり答えたりする際に、経営理念への共感を示すと強いインパクトを与えることにつながります。
特に毎朝朝礼で理念を読み上げているような病院では、経営理念をかなり大事にしています。そのため、経営者はもちろんのこと、リハビリ管理職者も理念の重要性を認識しています。
そうした病院における面接では、特に理念へ共感を示すような志望動機は評価されやすいです。
また、履歴書や面接時などに経営理念を出すと、「事前によく調べている」「普段も準備を怠らないのだろう」といった好印象を与えることもできます。
このように、志望動機に「病院の理念への共感」を入れると、あなたの存在を強くアピールすることにつながります。そのため、理念で共感する部分がある場合は、ぜひ志望動機に取り入れるようにしましょう。

今までの経験と転職後に行ないたいこと

あなたには何か転職する目的があると思います。もしかしたら、「人間関係の問題」「給与の問題」といったようなネガティブな理由での転職ということもあります。
ただ、言語聴覚士の転職を行なう人でも「キャリアアップ」などのポジティブな理由である人も多くいます。そのような場合は、転職先の職場において「学びたいこと」や「行ないたいこと」があるはずです。
そして、もし具体的に行ないたいことが決まっている場合には、そのことを志望動機としてアピールしましょう。
例えば、今まで小児専門の言語聴覚士として働いてきたとします。ただ、転職先は小児科ではなく、脳卒中で一時的に言語機能が低下した高齢者へのリハビリが主になるような病院だったとします。
そのような場合であれば、「小児専門で働いてきた経験を元に、発達段階を考えた治療を高齢者の方のリハビリに対しても生かしていきたいと考えています」というように、転職することで行ないたい内容を、より明確で具体的に述べます。
そうすると、面接者は「明確な目標を持っている応募者だ」「当院の特徴を理解している」といように好印象を受けます。
このように「あなたが転職後に行ないたいこと」を明確にして志望動機として述べることで、面接担当者に対して強い印象を与えることができます。
今回述べたように、言語聴覚士の志望動機では、第一に「正直に答える」ということを意識してください。そして、さらに「理念への共感」や「具体的に行ないたいこと」を脂肪動機に組み込むことで、面接担当者にアピールすることができます。


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