住宅手当などの福利厚生が充実した言語聴覚士の求人・転職先

言語聴覚士(ST)で転職をする際に、求める条件の1つに「福利厚生制度が充実している」ということが挙げられます。
特に福利厚生制度の充実を求めていない言語聴覚士であっても、転職時に求人情報の福利厚生欄を確認しない人はいないと思います。言語聴覚士に限らず、ほとんどの人は福利厚生が充実している職場を好みます。
ただ福利厚生制度は、転職先によって内容が大きく変わります。そのため、もし福利厚生制度が充実している職場への転職を望むのであれば、「福利厚生が整っている転職先」というものを知っておく必要があります。
そこで今回は、「住宅手当などの福利厚生が充実した言語聴覚士の求人・転職先」について述べます。

福利厚生制度とは

福利厚生制度は、「多くの人が知っているようでよく理解できていない制度である」というのが現状です。ただ、言語聴覚士が転職する職場のほとんどで何らかの福利厚生制度が利用されています。
福利厚生制度とは、雇用者が言語聴覚士に対して基本給とは別に報酬を支払う制度になります。
例えば福利厚生制度には、以下のようなものが挙げられます。
・住宅費補助
・健康保険、雇用保険
・子育て支援
・1人親支援
・資格取得支援
健康保険や雇用保険は、言語聴覚士が勤務する職場のほとんどで利用されています。
一方で、住宅費補助や子育て支援、資格取得支援といったものは、職場によって制度化しているところと、そうでないところがあります。これは経営者の考え方によって違ってきます。
そのため、経営者が言語聴覚士の行なうリハビリなどに力を入れている職場では、資格取得支援制度などを取り入れているところが多いです。
このような福利厚生制度が充実している病院は、一見すると職員思いである「良い職場」のように感じる人が多いと思います。しかし実際には。そのように考えることはできません。
福利厚生として受けることができるものは、「言語聴覚士の成果に関わらず支払われる報酬」になります。つまり、評価とは関係なくだれであってももらうことができる報酬といえます
そのため、言語聴覚士が出した成果や病院からの評価とは関係なく与えられます。
一方で給与とは「言語聴覚士が病院に貢献した価値への対価」になります。したがって、成果を出していればいるほど高い給料につながることが通常です。つまり、給与は経営者からの評価と関係があります。
多くの場合、給与の額を決めるための評価は職場によって明確な基準があります。そのため、成果を出すほど評価に伴って給料も上がります。
以上のことを踏まえると、福利厚生が充実しているような職場は、成果に対する評価も曖昧である可能性が高いといえます。福利厚生制度が充実している職場に対しては、このような視点から見ていくことも大切だといえます。

福利厚生制度が充実した転職先

言語聴覚士が転職する際には、「福利厚生が充実している=良い病院」ではないことを理解しておく必要があります。そうはいっても、福利厚生が充実している職場に転職したいと考える言語聴覚士は多いです。
そこで、言語聴覚士の就職先として福利厚生制度が充実している職場の特徴を以下に挙げます。

母体が大きな病院

総合病院や大学病院といったように、経営の母体が大きな病院は福利厚生制度が充実している傾向にあります。一方で、個人経営のクリニックなどは、そこまで福利厚生制度に力を入れているところは少ないです。
例えば個人経営のクリニックであれば、社員食堂や社員旅行といった福利厚生制度があるところはほとんどありません。
健康保険や雇用保険は、ほとんどのところで取り入れていますが、住宅手当や扶養手当、資格取得支援といったような福利厚生制度を導入しているところは、個人経営の職場には少ないといえます。
それに対して、総合病院などの母体の大きい病院では、健康保険や雇用保険はもちろんのこと、住宅手当や扶養手当も多くのところで取り入れられています。
さらに、社員が割引価格で利用できる社員食堂や、社員旅行といったものを導入しているところも少なくありません。
そのため、「いくつもの病院や施設を経営している」「多くの職員を雇っている」「病床数が多い」といった特徴を持つ病院は、福利厚生制度が充実している可能性が高い職場であるといえます

公務員としての扱いを受けることができる職場

言語聴覚士であっても、国や県、市が運営しているような病院や施設、社会福祉協会に所属している場合は、公務員もしくは準公務員としての待遇を受けることができます。
公務員に準ずる待遇を受けることができるため、住宅手当や扶養手当といった福利厚生はかなり充実しています。また公務員であれば、ボーナスや退職金、定期昇給などの収入面に関しても安定しています。
言語聴覚士であれば、公立の病院だけでなく、保健所や保健センターで公務員として活躍している人も多くいます。
このように、言語聴覚士が公務員として働くことができる職場は、基本的に福利厚生制度が充実しています。
今回述べたように、言語聴覚士が福利厚生制度の充実した職場に転職したいと考えた場合「母体の大きな病院」「公務員としての扱いを受けることができる職場」の2つを意識して転職活動を行なう必要があります。
ただ、このような職場は人気が高く、求人情報も見つかりにくい傾向にあります。
そのため、こうした福利厚生制度が整っているという好条件の求人を見つけたいと思っている人には、言語聴覚士専門の転職サイトを活用することをお勧めします。
転職サイトのアドバイザーは、幅広い情報網を使って常に言語聴覚士に関する求人を探しています。その中から、アドバイザーはあなたが希望する条件に合った求人を紹介してくれます。
このようなアドバイザーを上手く利用することで、福利厚生制度が充実した職場の求人情報を得ることができます。
ぜひ転職サイトを活用して、福利厚生制度が充実した職場への転職を成功させましょう。

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この記事を書いた人

DAISUKEのアバター DAISUKE 3代目代表

総合病院で理学療法士として勤務し、副業や起業を経験。
現在は副業で株式会社を立ち上げし副業社長として日々を過ごしています。
3代目管理人としてこのサイトを運営しています。

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