作業療法士が土日休み、週休2日の求人・転職情を探す方法

作業療法士(OT)の中でも、転職する際に「土日休み」「完全週休2日制」という条件を希望する人は多くいます。家族を持つ人や、土日を使って頻繁に講習会へ参加するような人は、このような求人を特に求めます。
しかし、そのような好条件の求人情報を簡単に見つけることはできません。ただ、「土日休み」「完全週休2日制」という求人を探すポイントを知っておくと、希望する条件の転職先が見つかる可能性は高くなります。
そこで今回は、「作業療法士が土日休み、完全週休2日制の求人情報を探す方法」について述べます。

週休2日制と完全週休2日制の違い

作業療法士には「休日」を大切にする人も多くいます。休みが充実しているところであれば、プライベートを楽しむこともできますし、作業療法士として勉強する時間も多く作ることができます。
そして、「休日」を重視する作業療法士の多くは、求人検索をする際に「週休2日制」もしくは「完全週休2日制」というキーワードを用います。ただ、この2つには明確な違いがあることを知っている作業療法士は少ないです。
多くの作業療法士は「週休2日制」と「完全週休2日制」を同じものであると考えています。しかし、この2つの言葉は似ているようで意味は全く違います。そのことを理解しておかないと、転職後に起こるミスマッチにつながります。
そこで以下に、「作業療法士の求人情報における週休2日制と完全週休2日制の違い」について述べます。

週休2日制の意味

作業療法士の求人情報に「週休2日制」と書いてあると、多くの作業療法士は「1週間に2日は必ず休むことができる職場だ」と考えます。これは、作業療法士が働く病院や施設などでは、ほとんどの作業療法士が週に2日休んでいることも関係しています。
確かに、求人情報に「週休2日制」と書いてあるところでは週に2日休日をもらえるところが多いです。しかし実際には、「週休2日制」という言葉が示す意味は異なります。
本来の「週休2日制」は「月に1回以上、必ず週2日の休みがある」ということを意味しています。そのため、その月のうち、一週でも2日間休みを取っていれば、後は週休1日でも構わないという捉え方もできます。
このように、作業療法士の求人情報に載っている「週休2日制」は、「必ず週に2日休日がもらえる」という意味ではないことを理解しておいてください。

完全週休2日制とは

求人情報に載っている「週休2日制」は、多くの作業療法士が考えている意味とは違い、毎週2日間の休日を取ることができるわけではありません。一方で、「完全週休2日制」であれば、必ず週に2日休むことができます。
つまり、多くの作業療法士が考えている「週休2日制」とは、「完全週休2日制」のことだといえます
この2つの違いを明確に理解した上で、求人情報に「週休2日制」と記載してあった場合は、必ず完全週休2日制であるかを確認することが大切です。そうしないと、週2日休めると思って転職した職場で、転職後にミスマッチが起こる可能性が高くなります。
ちなみに、「週休2日制」「完全週休2日制」はともに、何曜日を休日にするかは雇用主に決定権があるということも知っておいてください。
また同じように、ゴールデンウィークなどの祝祭日が休日の対象になるかも雇用主によって決まります。こうした細かい休日の条件は、必ず転職前に確認しておくことが大切です。

求人情報を見る際の注意点

作業療法士がインターネットやハローワークで求人を検索する際、「土日休み」「整形外科クリニック」「高時給」などの希望するキーワードを元に求人情報を探します。
そして実際に検索すると、「土日休み」や「完全週休2日制」といった条件の求人はいくつか出てきます。ただ、このような求人情報に載っている内容には、注意しなければいけません。記載されている情報を鵜呑みにすると、転職後に失敗することにつながります。
インターネットやハローワークに載っている求人情報は、病院側が広告を出しています。そのため、嘘の情報さえ載せなければ、ある程度病院側が都合の良いように記載することができます
例えば、「基本土日休み」「土日休み(*場合によっては休日出勤あり)」など、かなり曖昧に書いてある場合があります。
そして、このような曖昧な情報を信じて転職すると、入職後に「求人情報に載っていた条件と違った」といったようなミスマッチが起こる可能性があります。そうなると、また転職を考えるようになります。
そうしたことにならないように、作業療法士がインターネットやハローワークを利用して求人情報を探す際には、記載している内容を十分吟味して確認することが大切です。

土日休みの求人を探す方法

作業療法士が土日休みの求人を見つけて転職するためには、求人を探すポイントがあります。求人探索のポイントを押さえておくことで、確実かつ効率的に、土日休みの職場へ転職することができるのです。
以下に、土日休みの求人を探すポイントについて記します。

職場自体が土日休みであるところを探す

総合病院やクリニックなどには少ないですが、作業療法士が勤務する職場自体が土日休みであるようなところもあります。
例えば、作業療法士養成校の教員や短時間利用のリハ特化型デイサービス、社会福祉施設などでは、「土日休み」「完全週休2日制」のところが多くあります。また、病院自体は営業していますが、国や県、市が運営するような病院は、作業療法士は「土日祝日休み」という条件のところがほとんどです。
そうした職場に転職すれば、作業療法士も確実に土日を休むことができます。
ただ、例であげた中でも作業療法士養成校の教員は、基本土日休みであっても、オープンキャンパスや実習地訪問などで急に出勤になることも少なくありません。
このように、職場自体が土日休みであっても、作業療法士養成校における教員のように、結局日曜日も出勤しなければならなくなるところもあります。そのため、いくら職場自体が土日休みであっても、そのような細かい情報はしっかり確認しておく必要があります。

転職サイトを利用する

作業療法士の求人情報から「土日休み」「完全週休2日制」という条件を見つけることは、簡単なことではありません。
既に述べたように、「職場自体が土日休みである職場を探す」という方法によって、土日を休むことができる職場により確実に転職できる可能性は高くなります。しかし、そのような求人も多いわけではありませんし、見つかっても養成校における教員のように、「実際に働いてみたら違った」ということも少なくありません。
そうしたことを避けるためにお勧めするのが、作業療法士専門の転職サイトを利用することです。
転職サイトに登録すると、担当のアドバイザーが求人情報の探索から履歴書の書き方、面接の指導まで、転職に関わる全ての活動をサポートしてくれます。
そして、転職サイトのアドバイザーは、インターネット上にはないような作業療法士の「非公開求人」をたくさん抱えています。
またそれだけではなく、広い情報網を持つアドバイザーは、病院内の内部事情に関する情報を得やすいです。そのため、「本当に土日休むことができる職場であるのか」ということに関しても、多くの情報源から情報を集めた上で判断して紹介してくれます
このような理由から、転職サイトを活用することで、あなたが希望する「土日休み」「完全週休2日制」という条件の求人が見つかりやすくなるといえます。
そして、このような作業療法士専門の転職サイトは無料で登録できるところがほとんどです。そのため、転職活動を行う作業療法士は、転職サイトを利用しないのは非常にもったいないです。
こうした転職サイトを活用して、あなたの希望する条件を満たした転職先を見つけて転職を成功させましょう。
今回述べたように、作業療法士が「土日休み」「完全週休2日制」という条件を満たした求人を見つけることは簡単ではありません。ただ、「職場自体が土日休みである求人を探す」「転職サイトを利用する」ことで、あなたの希望通りの求人がより見つかりやすくなります。

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この記事を書いた人

DAISUKEのアバター DAISUKE 3代目代表

総合病院で理学療法士として勤務し、副業や起業を経験。
現在は副業で株式会社を立ち上げし副業社長として日々を過ごしています。
3代目管理人としてこのサイトを運営しています。

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