理学療法士のパート・バイト転職で時給3000円以上の訪問看護求人とは

理学療法士のパート・バイトで、高時給の一つの目安として「3000円以上」が挙げられます。一般的な理学療法士の非常勤としての時給は「1500~2000円」です。そのため、時給3000円を超える求人は非常に高時給だといえます。

時給が3000円以上のパート求人は、基本的に訪問リハビリの歩合制になります。訪問リハビリだと、1回の訪問に対する診療報酬が大きいので必然的に時給が高くなります。

ただ、訪問看護の歩合制で働くときには、利用者さんの急な休みや訪問先までの移動時間など、いくつか事前に把握しておくべきことがあります。知らずに高時給だからと転職すると「思っていたより収入が低い」という事態になりかねないのです。

そこで今回は「理学療法士のパート転職で時給3000円以上の訪問看護求人」について、求人の見方から転職する際の注意点まで解説していきます。

理学療法士が時給3000円以上を狙うなら訪問看護求人

理学療法士のパート求人で時給が3000円以上の大半は訪問看護の求人です。

訪問看護では、理学療法士が訪問することで請求できる診療報酬が1時間辺り800点を超えます。一般的な病院のリハビリにおける診療報酬が450~600点であるため、非常に高い診療報酬を請求できます。

例えば、わかりやすく1件で800点の訪問リハビリを実施したとすると、1点が10円であるため事業所は8000円の売上になります。訪問リハビリは1件がだいたい60分なので、パートスタッフに時給で3000円支払っても5000円の利益が残るのです。

こうした理由から、訪問看護の理学療法士バイト求人は高時給になっていますす。例えば以下は、神奈川県にある訪問看護ステーションのパート求人になります。

時給が3900~4050円と非常に高額であることがわかります。一般的な理学療法士のパート求人の相場が1500~2000円だと考えると、時給が2倍以上の求人です。

このように、理学療法士のバイトで時給3000円以上を狙うのであれば訪問看護しかないと考えましょう。

時給3000円以上の訪問看護求人における注意点

時給3000円以上を目指すのであれば、訪問看護に狙いを絞らなければいけません。診療報酬の点数上、訪問看護以外で時給が3000円を超える求人は基本的にないからです。

ただ訪問看護の高時給求人を狙うときは以下の3点に注意してください。

  • 歩合制
  • 訪問先までの移動時間
  • 書類作成時間の時給

時給が高いからといってこれら3つを確認せずに転職すると、失敗することになります。以下に、それぞれについて詳しく解説します。

高時給の訪問看護は歩合制

時給が3000円を超えるような訪問看護の求人は、基本的に歩合制です。簡単にいうと、拘束された時間ではなく、訪問をした件数に見合って給料が支払われるのです。

例えば時給制の場合、9時に出勤して12時に退勤すれば訪問した件数に限らず3時間分の給料をもらえます。その一方で歩合制は、3時間拘束されても1件しか訪問に入らなければ、1件分の給料しかもらえないのです。

例えば、先ほどの神奈川県の求人の詳細を確認すると、以下の記載があります。

「60分の訪問1件につき、3900~4050円」とあるように、1時間辺りの時給ではなく、訪問1件辺りの支払いになっています。つまり、時給と書いてあるものの、実際には訪問した件数で給料が支払われるのです。

通常の時給であれば、利用者さんが体調不良で休みとなって事業所で待機して事務作業量をするときも給料が発生します。

その一方で歩合制の場合、利用者さんが休みとなって事務所で待機している時間は給料は出ません。

また、訪問の件数は事業所を経由して依頼されるため、事業所から利用者さんの担当を任せてもらえなければ訪問の件数は増えません。例えば、事業所自体の利用者が少なく常勤スタッフか時給制のパートスタッフの手が空いているなら、あなたの担当数は増えません。

支払う給料が決まっている常勤スタッフや時給制のパートスタッフに仕事をしてもらった方が、無駄に給料を支払わなくていいためです。

そのため必ず事前に転職サイトの担当エージェントを介して、勤めているスタッフの平均訪問件数を確認しましょう。全体的に訪問件数が少ない(常勤1スタッフ5件/日以内)場合、利用者さんの担当数が少なくなる可能性が高いと考えてください。

訪問先までの移動時間も必ず確認する

また歩合制のバイトであれば、訪問先までの移動時間は含まれていません。歩合制の給料は訪問した先で実施するリハビリに対してのみ支払われるためです。

例えば60分の訪問リハビリであっても、移動時間に往復30分かかれば実質1件の訪問で90分必要となります。つまり1件60分の訪問に対する給料は、時給ではなく90分辺りの値段になるということです。

例えば以下は、東京にある訪問看護ステーションの求人になります。

時給が「4500円~」と、訪問看護の求人の中でも非常に高い時給を提示しています。この求人も時給と書いてありますが、詳細を確認すると1件60分辺りの額と記されています。

訪問1件で4,500円だとすると、往復30分かかれば時給に換算すると「4,500円 × 2/3(60分/90分) = 3000円 」になります。それでも時給3000円なので悪くないです。ただ、4,500円は理学療法士の訪問看護求人の中でも最高時給のパート求人になるため、他の求人であれば時給換算した額はもっと低くなります。

このように、求人票の時給が高額であっても、歩合制の場合は移動時間を含めた上での時給を考えるようにしましょう。ちなみに、私が訪問リハビリのパートで働いたときに、片道40分の訪問先に行っていた経験があります。

書類作成時間の時給も確認する

さらに訪問看護の場合、介護保険で必要な書類を作成しなければいけません。具体的には、以下のような書類を書きます。

当然、こうした書類は訪問リハビリの業務時間外で記入する必要があります。時給制の雇用であれば訪問の空き時間を使って書類を作成できるため、初めから時給に書類作成分の給料が含まれています。

その一方で歩合制だと、書類作成の業務が給料に含まれているかは事業所によって異なります。しかも、このことは求人票には記載されていないことが大半です。例えば以下は神奈川県横浜市にある訪問看護の求人の詳細になります。

このように、書類作成に関しては詳細の仕事内容に小さく「記録の記載」と書いてあるくらいです。具体的な時給まで書いてある求人はほぼありません。

私は訪問看護の2ヶ所で歩合制のバイトをした経験がありますが、どちらも求人には書いておらず、転職サイトのエージェントを介して情報を得ました。1つは書類作成業務も含めた時給(歩合)で、もう一方は訪問件数(歩合)とは別に書類作成は時給が発生しました。具体的には、訪問は60分辺り3500円、書類作成は時給1500円といった形でした。

担当者1人につき1ヶ月1枚の作成なので、そこまで大きな額にはなりません。ただ、やはり書類作成で時給が発生するとしないのでは、モチベーションも大きく変わります。

そのため、歩合制の訪問看護パートへ転職するときには、転職サイトの担当エージェントを介して書類作成時間の扱い方について確認するようにしましょう。

訪問看護のパート・バイトで収入はいくら目指せるか

ここまでを踏まえた上で、時給3000円以上の訪問リハビリのパート求人で、実際にどれくらいの収入を目指せるのかを確認していきます。

例として、以下の東京にある訪問看護の求人の時給(3000円)を例に挙げて、シュミレーションしていきます。

パートであれば、区切りよく半日勤務を希望する人は多いです。子どもを幼稚園に送り出した後の「9時~13時の4時間だけ働く」という形などです。この半日勤務を週5日と考えて計算していきます。

この場合、4時間の勤務であれば移動時間も考えると最大で3件の訪問を回ることができます。つまり、1日で「3,000円 × 3件 = 9,000円」です。20日働くとなると「9,000 × 20日 = 180,000円」となります。

この場合、「180,000 ÷ (4時間 × 20日) = 時給2,250円」なので、一般的なパートよりも良いといえます。しかも、訪問看護であれば1件当たりの歩合が3000円は安い方なので、もっと稼げるのが現状です。

1日フルタイムで働けば、1日8時間で6件の訪問に入れます。つまり時給3000円の求人でも、月収は360,000円になるのです。

もちろん、先に述べたように利用者さんが休みになることもありますし、毎日6件きっちり担当が入る可能性は低いです。ただ訪問看護のパートで勤務すれば、これくらいの収入を得ることは現実的だといえます。

時給3,000円以上の理学療法士のパート転職を成功させるためには

理学療法士のパートで時給が3000円以上の求人は、歩合制の訪問リハビリに絞られます。歩合制の訪問看護で頑張れば、月収だけでいえば正社員よりも稼げる可能性もあるのです。

ただ歩合制の訪問看護では、利用者さんの急な休みによる収入減や移動時間、書類作成時間による想像以上のタイムロスがあるというデメリットもあります。そのため、転職する前に必ず転職サイトの担当エージェントに相談して詳細を確認しておきましょう。

以上に挙げた注意点を把握した上で転職すれば、ミスマッチが起こることなく理想の高額求人への転職を成功させることができます。

なお理学療法士が利用できる転職サイトで、パートの求人に強いのはメドフィットのみです。そのため、パートでの転職を考えているのであればメドフィットへ登録するようにしましょう。

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リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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