理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の皆さん、ボーナス(賞与)の時期です。いくらでしたか?求人票に出ている「基本給の○ヶ月分」は達成できましたか?(冬のボーナスをもらわないとまだ分からないと思いますが)。ボーナスの支給額は年収に大きく影響します。
現実的な話しをすると、リハビリ職のボーナス額は他業界と比較して少ない傾向があります。もちろんそれに伴い年収も低いのはご承知の通りですが、年齢を重ねるとさらにその差は大きくなります(下記図参照)。
ボーナスに期待して住宅ローンやカーローンを組んで失敗した理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を数名見てきました。求人票に出ている「基本給の○ヶ月分」を信じてしまい高額なローンを組んで、予定通りのボーナスが貰えずにローンの支払いが滞る、よくある話しです。
特に今年の夏のボーナスは全業界で悪化傾向です。国家公務員は昨年と比較して約11%減少しました。2年連続のマイナスで、減少幅は額も率もともに平成以降で最大となっています。
こんな状況でリハビリ業界(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)のボーナスが増加することは考えにくく、減少もしくは昨年と同額の職場が多いようです。特に、介護施設ではボーナスの支給がない職場もあります。
新型コロナウイルスが落ち着いた後のリハビリ業界(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)の年収・ボーナス事情は、7月の参議院選挙が大きく影響します。政治に無関心にならずに、投票に行きリハビリ業界(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)の未来を変えましょう。