新型コロナウイルスにより働き方が再定義され、さまざまな企業が変化を求められています。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の期間にテレワーク(在宅勤務)対応をしていた企業も、現在ではほとんどの企業が徐々にコロナ前の勤務形態へと戻っています。
そんな中、NTTが「原則在宅勤務」を発表しました。これは日本にとって大きな出来事です。
アメリカではGoogleやAppleとした大企業がコロナを機に在宅勤務へと移行していましが、日本ではコロナ前の働き方に戻る企業しかなかった中で、NTTのこの発表です。NTTに続き、有名企業が同等の対応をしていくことを期待します。
では、この流れがリハビリ業界(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)にどう影響するのかを検討していきます。まず、当たり前ですが理学療法士(PT)・作業療法士(OT)はテレワークは無理でしょう。オンラインレッスン程度でリモート指導は可能ですが、「理学療法」「作業療法」という観点でみると不可能です。
テレワークが可能かもしれないのが言語聴覚士(ST)です。発話・嚥下に関しての訓練をリモート(遠隔)でオンライン指導することは可能です。実際に、保険外・自費分野で行なっている言語聴覚士もいると思います。制度的に病院リハビリでのオンラインリハビリ(言語聴覚)は現在はできませんが、保険外・自費分野で先駆者がいると今後の診療報酬に影響する可能性もあります。
今後、保険外・自費分野で活躍する言語聴覚士の動きが楽しみです。
【関連記事】言語聴覚士(ST)の転職:リハビリ求人