「今の職場の給料や人間関係に不満はあるけれど、転職して本当に今より良くなるのだろうか……」
「転職活動で失敗したくない。実際にうまく転職できた先輩たちは、どんなステップを踏んだの?」
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)として働きながら転職を考えるとき、最も勇気をもらえるのは「実際に転職して理想の働き方を手に入れた同年代のリアルな体験談」です。
年収を大幅にアップさせた人、毎日のサービス残業から解放されて家族との時間を取り戻した人、自分の目指す専門スキルを思う存分磨ける環境へ移った人——。
彼らは特別なコネや天才的な手技を持っていたわけではありません。ただ「自分の優先順位」を明確にし、「正しい情報収集と戦略」を持って行動しただけです。
今回は、異なる悩みや目的から転職を決意し、見事に理想のキャリアを掴み取った3人のセラピスト(PT・OT・ST)の実話ベースの転職成功ストーリーをお届けします。
【事例①:年収大幅アップ】回復期病院から訪問リハへ!
年収420万→540万(+120万円)と定時退社を両立したAさん(32歳・理学療法士)
転職前の悩み:子どもの誕生と「上がらない給料」への強い危機感
Aさんは総合病院の回復期リハ病棟で7年間勤務。臨床経験を重ねてチームリーダーも任されていましたが、年収は420万円でほぼ頭打ちでした。第二子が誕生し、将来の教育費や住宅ローンを考えた時、「このままでは家族を養っていけない」と痛感。しかし、急性期や回復期の大規模病院ではどこも似たような給与テーブルであり、どうやって年収を上げるべきか悩んでいました。
転職のアクション:インセンティブ制の「優良訪問看護ステーション」を選択
Aさんは転職エージェントに相談し、「基本給のベースが高く、訪問件数に応じたインセンティブが明確な訪問看護ステーション」を紹介してもらいました。
- 担当者の同行見学を通じて、現場スタッフの年齢層や移動手段(軽自動車・ナビ完備)を確認
- 利用者の急な体調不良によるキャンセル時も、一定の手当が保証されるステーションを厳選
- タブレット端末によるリアルタイム記録が徹底されており、持ち帰り書類がゼロである職場を特定
転職後の成果:年収540万円(+120万円)& 17:45完全退勤
- 年収推移: 420万円 → 540万円(月給約36万円+インセンティブ+賞与)
- 労働環境: 1日平均5件の訪問を無理なくこなし、17時半には記録を終えて18時前に帰宅。
- Aさんの声: 「病院時代は毎晩20時までサービス残業していたのに、今は毎日子どもと夕飯を食べられています。件数インセンティブのおかげで、頑張りが直接毎月の給与に反映されるのが最高にやりがいを感じます。」
【事例②:ワークライフバランス改善】急性期の激務からデイケアへ!
残業月35時間→ゼロで心身のゆとりを取り戻したBさん(28歳・作業療法士)
転職前の悩み:毎晩のサービス残業と職場のピリピリした人間関係
Bさんは急性期総合病院で働く5年目の作業療法士。回転の早い病棟業務、毎日のカルテ記載やサマリー作成に追われ、残業は毎月30〜40時間に達していました。さらに、リハビリ室内での派閥争いや上司の厳しい指導により精神的にも限界を迎え、「このままでは心身が壊れてしまう」と転職を決意しました。
転職のアクション:「残業なし・日曜固定休」の通所リハビリ(デイケア)へ
Bさんが最優先にした条件は「定時で帰れること」と「人間関係が穏やかなこと」でした。
- エージェントを活用し、ハローワークには出ない「スタッフの定着率が高く、離職者が過去2年ゼロの通所リハビリ施設」の非公開求人を案内してもらう
- 見学時に現場の介護スタッフとリハ職のコミュニケーションの様子を念入りに観察
- 「送迎業務の有無」を確認し、運転に不安があったため「専任ドライバー在籍(添乗のみ)」の施設を選定
転職後の成果:残業月0時間&趣味や自己研鑽の時間を確保
- 残業時間: 月35時間 → 月0時間(17:15定時退勤)
- 休日: シフト制の不規則な休みから「日曜・祝日固定休」へ
- Bさんの声: 「毎日明るいうちに帰れる生活が、こんなに幸せだとは思いませんでした。利用者様とも長期的に関わることができ、生活に密着した作業療法の本質を実感できています。休日に心からリフレッシュできるため、仕事に行くのが全く苦痛ではなくなりました。」
【事例③:専門性・キャリアアップ】療養病院から回復期へ!
摂食嚥下のスキルを磨きリーダーへ昇格したCさん(35歳・言語聴覚士)
転職前の悩み:STが1人きりの職場でスキルアップに限界を感じていた
Cさんは療養型病院に勤務する中堅の言語聴覚士。院内にSTが自分1人しかおらず、症例の相談や新しい評価手法・訓練のフィードバックを受けられない「孤独感」に悩んでいました。「もっと摂食嚥下障害や失語症のリハビリを深く学び、専門性を高めたい」と願うものの、日々のルーティン業務に埋殺されていました。
転職のアクション:STが複数名在籍し、教育体制が整った「回復期リハ病院」へ
Cさんは「認定資格の取得支援があり、多職種連携が活発な中規模回復期病院」をターゲットに定めました。
- 職務経歴書に療養病棟で培った「誤嚥性肺炎予防の取り組み」や「看護・介護職への食事介助マニュアル作成実績」を具体的に記載
- エージェントを通じて、応募先病院のリハ科長の人柄や教育方針を事前にヒアリング
- 面接では「これまでの経験を活かしつつ、若手STの指導や病棟NST(栄養サポートチーム)に貢献したい」と即戦力性をアピール
転職後の成果:チームリーダー就任&摂食嚥下リハの第一線で活躍
- 役職・役割: 入職2年目でSTチームのチーフリーダーへ昇格
- 年収推移: 430万円 → 490万円(役職手当+賞与4.2ヶ月分反映)
- Cさんの声: 「同じ専門性を持つSTの仲間とディスカッションしながら臨床ができる環境は刺激的です。医師や歯科医師、管理栄養士との多職種連携もスムーズで、自分の提案が患者様の経口摂取獲得につながる瞬間に大きな誇りを感じています。」
成功した3人に共通する「3つの転職成功法則」
背景や希望条件は異なる3人ですが、転職を大成功させたアプローチには共通した法則があります。
① 「絶対に譲れない優先順位(第1条件)」を絞り込んでいた
Aさんは「年収」、Bさんは「定時退社」、Cさんは「専門性と仲間」。全員が「これだけは妥協しない」という軸を1つに絞っていたため、求人選びでブレることがありませんでした。
② 求人票の文字だけでなく「現場の裏情報」をしっかり取っていた
求人票の表面的なスペックだけを信じず、見学でのスタッフ観察や、エージェントを通じた「実際の退勤時間」「過去の離職理由」の確認を怠りませんでした。
③ 転職エージェントを「情報収集のパートナー」として活用していた
在職中の忙しい合間を縫って、非公開求人のピックアップや面接日程の調整、給与交渉をエージェントに任せることで、最小限のエネルギーで最高の結果を引き出していました。
まとめ:次はあなたが「理想の働き方」を手に入れる番です
- 年収アップ、残業ゼロ、スキル向上など、目的を明確にすればリハビリ職の転職は必ず成功する
- 病院、訪問リハ、デイケアなど、それぞれの領域の強みを理解して職場を選ぶ
- 成功の鍵は、求人票に載らない内部事情を事前にしっかり把握すること
- 転職エージェントを活用し、あなたの希望に100%マッチした非公開求人を味方につける
「今の環境を変えたい」と思いながらも、不安で立ち止まってしまう気持ちは誰もが同じです。
しかし、勇気を出して一歩を踏み出した先には、心身ともにゆとりを持ち、仕事も家庭も笑顔で楽しめる毎日が必ず待っています。
まずは求人を眺めてみるだけでも構いません。あなたの理想の未来に向けて、今日から小さな一歩を踏み出してみませんか?



