理学療法士・作業療法士の派遣という働き方【2026年】時給相場・メリット・デメリットを徹底解説

理学療法士・作業療法士の派遣という働き方

「理学療法士・作業療法士として派遣で働くのはどうなの?」「派遣のメリット・デメリットをちゃんと知りたい」とお考えの方へ。この記事では、PT・OTが派遣で働く場合の時給相場・メリット・デメリット・常勤との違い・向いている人のタイプまで詳しく解説します。ライフスタイルに合わせた働き方を検討している方の参考になれば幸いです。

目次

理学療法士・作業療法士の派遣とは?常勤・パートとの違い

まず「派遣」「常勤」「パート(非常勤)」の違いを整理しておきましょう。同じ職場で働く場合でも、雇用形態によって給与の仕組み・社会保険・働き方が大きく異なります。

比較項目常勤(正社員)派遣パート(非常勤)
雇用契約先勤務先(病院・施設)派遣会社勤務先(病院・施設)
給与形態月給制時給制(高め)時給制
社会保険加入(勤務先)加入(派遣会社)条件次第で加入
ボーナスあり(施設による)なし(時給に上乗せ)なし(施設による)
退職金あり(施設・年数による)なしなし
勤務期間無期限原則3年まで(同一職場)施設と直接取り決め
勤務日数・時間施設の規定に従う契約で柔軟に設定可施設と相談して決める

派遣の最大の特徴は「雇用主が派遣会社」という点です。勤務先の施設ではなく、登録した派遣会社が雇用主となるため、給与・社会保険・労務管理はすべて派遣会社が行います。

理学療法士・作業療法士の派遣時給の相場

PT・OTの派遣時給は、地域・施設種別・経験年数によって異なりますが、概ね以下の水準が目安となります。

地域・経験派遣時給の目安月換算(週5日・8h勤務の場合)
首都圏・経験3年以上2,200〜3,000円約38〜52万円
首都圏・経験1〜3年1,800〜2,400円約31〜42万円
地方・経験3年以上1,800〜2,500円約31〜43万円
地方・経験1〜3年1,500〜2,000円約26〜35万円

常勤の月給(経験3〜5年で25〜30万円程度)と比べると、時給換算での単価は派遣の方が高くなる傾向があります。ただし派遣にはボーナス・退職金がないため、年収ベースで比較することが重要です。

常勤と派遣の年収比較シミュレーション

経験5年のPT・OTが首都圏で働く場合を例に、常勤と派遣の年収を比較してみましょう。

項目常勤(一般的な民間病院)派遣(首都圏・時給2,500円)
月給(基本給)約26万円約43万円(2,500円×173h)
ボーナス(年2回)約65万円(2.5ヶ月分)なし
退職金(5年時点)約60〜80万円なし
年収(ボーナス込み)約377万円約516万円
交通費全額支給(施設による)全額支給(派遣会社が負担)

このシミュレーションでは派遣の方が年収が高くなっています。ただし、派遣は雇用が3年更新制のため、将来の安定性という面では常勤に劣る点もあります。年収だけでなくキャリアの方向性も合わせて検討することが大切です。

PT・OTが派遣で働くメリット

1. 時給が高く、短期間でも高収入を得やすい

前述の通り、派遣は時給換算での単価が常勤より高めに設定されています。産休・育休後の復職前に収入を確保したい場合や、大学院進学・資格取得の勉強期間中に働く場合など、期間を限定して高収入を得たいときに向いています。

2. 勤務条件を柔軟に設定できる

「週3日勤務」「午前のみ」「土日休み限定」など、ライフスタイルに合わせた勤務条件を設定しやすいのが派遣の大きなメリットです。育児・介護・副業など、仕事以外の生活に合わせた働き方をしたい人に向いています。

3. さまざまな職場を経験できる

派遣は定期的に職場が変わることが前提のため、急性期・回復期・介護・訪問など多様な職場環境を経験できます。どの職場が自分に合っているかを確認しながら働ける点は、キャリアの方向性を定めたい若手療法士にも向いています。

4. 派遣会社がサポートしてくれる

勤務先との条件交渉・職場トラブルの相談窓口・次の職場への紹介など、派遣会社が間に入って対応してくれます。職場の人間関係に悩んだ場合も、派遣会社に相談することで次の職場へスムーズに移れる安心感があります。

PT・OTが派遣で働くデメリット・注意点

1. 同じ職場で3年を超えて働けない(原則)

労働者派遣法の規定により、同一の職場・部署で派遣として働ける期間は原則3年が上限です。3年を超えると直接雇用への切り替えか、他の職場への移動が必要になります。「長期間同じ職場で働きたい」という方には向きません。

2. ボーナス・退職金がない

派遣にはボーナスや退職金がありません。時給は高めですが、生涯年収の観点では常勤より少なくなるケースもあります。特に長期的なキャリアを考える場合は、常勤との収入シミュレーションをしっかり行うことをおすすめします。

3. 雇用が不安定になりやすい

派遣契約は更新制のため、施設の経営状況や業務ニーズの変化によって、契約を更新してもらえないケースがあります。次の派遣先がすぐに見つからない「空白期間」が生じるリスクも考慮しておく必要があります。

4. 管理職・役職への昇進が難しい

派遣は施設の正規雇用ではないため、リハビリ部門の主任・副主任などの役職に就くことは原則できません。組織の中でリーダーとしてキャリアを築きたい方には向きません。

派遣に向いているPT・OTのタイプ

向いている人向いていない人
育児・家事と両立したい同じ職場で長く安定して働きたい
転職前に複数の職場を試したい管理職・リーダー職を目指したい
収入を上げながら時間の融通を利かせたいボーナス・退職金を重視したい
特定の地域・曜日でのみ働きたいチームに深く関わりキャリアを積みたい
ブランク後の復職として働きたい長期的な職場の人間関係を大切にしたい

派遣求人を探すには転職エージェントの活用がおすすめ

PT・OT向けの派遣求人は、一般の求人サイトよりも転職エージェント経由の方が条件の良い求人が見つかりやすいです。勤務条件(曜日・時間・地域・時給)を細かく伝えることで、希望に合った派遣先を紹介してもらえます。

派遣・パート・常勤など複数の雇用形態の求人を比較しながら探すことができるため、まずはエージェントに「派遣希望」と伝えて求人を見てみることをおすすめします。

PTOT人材バンクの公式サイトはこちら(派遣・常勤どちらの求人も相談可能。PT・OT専門エージェント)

よくある質問(FAQ)

理学療法士・作業療法士の派遣時給の相場はいくらですか?

首都圏では経験3年以上で時給2,200〜3,000円程度が目安です。地方では1,800〜2,500円程度となります。常勤の時給換算(基本給÷労働時間)と比べると1.3〜1.5倍程度高くなるケースが多いです。

PT・OTの派遣は年収的にお得ですか?

時給単価は常勤より高いですが、ボーナス・退職金がないため単純比較はできません。週5日フルタイムで首都圏の高時給職場に就けば常勤より年収が高くなるケースもあります。一方、週3〜4日の勤務では年収は常勤を下回ることが多いです。

派遣PTは社会保険に入れますか?

週30時間以上(または週20時間以上で月給8.8万円以上等の条件を満たす場合)勤務していれば、派遣会社の社会保険(健康保険・厚生年金)に加入できます。週3日以下などの短時間勤務の場合は国民健康保険・国民年金への加入が必要になります。

派遣から正社員(常勤)に転換できますか?

はい、可能です。派遣先の施設から「正規雇用に切り替えたい」という打診があれば直接雇用に転換できます。また、派遣期間中に「この職場で長く働きたい」と思えば、施設と派遣会社に相談して直接雇用への切り替えを検討することもできます。

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