7年目のリアル給与明細を大公開!|基本給・手当・残業代まで徹底解説
理学療法士A君の「リアルな給料公開シリーズ」第2弾です!
第1弾では、理学療法士の新卒から7年間の源泉徴収票と退職金を公開しましたが、今回は7年目・4月(5月支給)の給与明細を徹底解説します。
現在の職場の給料にモヤモヤしている方、転職を考えているPT・OT・STの方は、ぜひ参考にしてください。
理学療法士A君のプロフィール
性別 | 男性 |
職種 | 理学療法士(PT) |
就職時年齢 | 21歳(新卒) |
雇用形態 | 正社員 |
勤続年数 | 7年間(H22年4月〜H29年3月) |
養成校 | 3年制専門学校 |
家族構成 | 独身 |
勤務先病院の情報
所在地 | 九州地方 |
病床数 | 約100床 |
備考① | 学歴(専門・大卒)による給与差なし |
備考② | PT・OT・ST間の給与差なし |
7年目4月の給料明細|手取り 209,450円
こちらが実際の給与明細です(※画像クリックで拡大)
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この給料、どう感じましたか? 地域差はありますが、7年目で手取り20万円前半は少し厳しいと感じる方も多いかもしれません。
総支給額:268,811円
基本給 | 196,000円 |
職務手当 | 25,000円 |
資格手当 | 15,000円 |
精勤手当 | 5,000円 |
残業手当 | 16,511円 |
基本給:196,000円
新卒から毎年1,000円ずつ昇給し、7年目でこの水準。
関東の新卒レベルと同じとも言え、昇給率の低さは年収に直結します。
求人票をチェックする際は初任給よりも「昇給制度」に注目しましょう!
職務手当:25,000円
病院ごとの定義によって異なり、みなし残業が含まれている場合もあるため注意が必要です。
資格手当:15,000円
PT・OT・STいずれも同額。看護師より高い水準である点が特徴的です。
民間資格(例:認定療法士)は手当対象外のことも多いため、事前確認を。
精勤手当:5,000円
無遅刻・無欠勤で支給される手当。子育て中は取得が難しい場合も。
この病院には託児所があり、女性セラピストにとって働きやすい環境が整っていました。
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残業手当:16,511円
9.5時間分=時給換算で1,738円。
30分単位で申請可能ですが、30分未満は切り捨て。
若手は申請しづらく、サービス残業が常態化していたとのことです。
給料水準の地域差と比較
関東圏では7年目で基本給22万円以上、総支給30万円超の病院も存在します。
一方、地方では昇給率も低く、将来の収入に不安を感じるケースも。
収入・昇給が頭打ちになってきたら、転職でキャリアアップを視野に入れましょう。
転職で年収アップに成功!
A君は7年目で転職を決意。基本給UP+住宅手当のある職場へ転職し、年収ベースで60万円以上UPしました。
成功のポイントは、複数の転職サイトを活用し、非公開求人や条件交渉をアドバイザーと進めたことです。
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給与明細から読み解く職場のリアル
給与明細を見れば、その病院の制度や評価の透明性まで見えてきます。
チェックすべきポイント
- 毎年の昇給額(明記されているか?)
- 残業代が出ているか(みなし残業制か?)
- 手当の充実度(資格・住宅・扶養など)
- 控除額(社会保険・共済・財形など)
見た目の「総支給額」だけで判断せず、手取りや福利厚生も比較して判断することが大切です。
まとめ|7年目で給料が上がらないなら転職も選択肢
7年目でも手取り20万円前後。今後の生活・家族計画・貯金を考えると不安が残ります。
こんな方は転職で環境を変えることも検討してみましょう!
- 昇給がほとんどない
- 手当が少なく、残業代も曖昧
- 職場の将来性に疑問を感じている
転職成功の鍵は「正確な情報」と「比較検討」です!
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