作業療法士が仕事と家庭の両立を行いやすい理由:リハビリ求人

作業療法士(OT)の中には、結婚や出産によって家庭と仕事を両立しながら働く人もいます。専門職である作業療法士には、このように家庭ができた後でも専業主婦にはならず、仕事を継続する人が多いです。
その中には、正社員として勤務している人もいますし、パートタイムで短時間働いている人もいます。
ただどのような職種でも同じですが、正社員でもパートであっても家庭と仕事を両立することは簡単なことではありません。例えば、子供を保育園に預けている場合は、急な体調不良で早退しなければいけないということもあります。
また仕事が終わって帰った後も、どれだけ疲れていても食事や洗濯などの家事を行わなければいけません。
これは作業療法士でも同じことです。しかし一般的な仕事と比較すると、作業療法士は、家庭と仕事の両立が行いやすい職種だといえます。
そこで今回は、作業療法士が家庭と仕事の両立を行いやすい理由について述べます。

作業療法士には女性が多い

作業療法士の資格所有者は、男性より女性の方が多いです。2013年における日本作業療法士協会の報告によると、作業療法士協会会員の約65パーセントが女性だとされています。一方で理学療法士は、男性の方が半数以上となっています。
また作業療法士が働く病院や介護施設は、看護師や介護職といったように女性が多い職場であることがほとんどです。
女性には、妊娠や出産といったような女性特有のライフイベントがあります。そのようなときには、ツワリによる体調不良など、さまざまな問題が出てくることも少なくありません。その際、男性ばかりの職場であると、どうしても理解が得られにくいこともあります。
一方で作業療法士が働く職場のように女性のスタッフが多いところでは、そのような女性特有の悩みに対して理解されやすい傾向にあります。
またそのような職場は、産休・育休制度を取り入れていたり、保育所を併設していたりと、女性が働くための環境が整っていることが多いです。そのため、出産後も安心して職場に復帰することができます。
さらに作業療法士には、基本的に夜勤の仕事がありません。そして土日や祝日も休みである職場も多くあります。そのような職場であれば、家庭の負担も少なくなります。
このように、作業療法士自体に女性が多く、職場のスタッフも女性が半数を占めているところが多いため、女性として働きやすい職種だといえます。

働き方に柔軟性がある

さらに作業療法士の中には、結婚や出産を機に、正社員からパートに変わる人も多くいます。また、一度退職して、子供が大きくなってからパートとして復帰する人もいます。
しかしそのような場合、「1日3時間の週3日勤務で土日は出勤できない」など、雇用側にとっては雇いにくい条件である人が多いです。事務などの一般的なパートの場合、このような好条件のパートが見つかることはそう簡単ではありません。
実際に、リハビリ関連職ではない私の知り合いも産後にパートとして復帰したいと考えていましたが、簡単には仕事が見つかりませんでした。最終的にパートとして雇われるまで、半年間就職活動を行ったようです。
このように、一般の主婦がパートとして仕事復帰する場合は、そう簡単には条件に合うパートが見つかることはありません。
一方で作業療法士であれば、パートタイムで募集している求人はたくさんあります。しかも、「週に1回、1日2~3時間程度」という条件の求人も少なくありません。さらに、時給もコンビニなどであれば700~800円程度ですが、作業療法士であれば1000円を下るところはほとんどありません。
このように作業療法士であれば、短時間で高収入のパートが見つかりやすいため、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができるといえます。

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この記事を書いた人

DAISUKEのアバター DAISUKE 3代目代表

総合病院で理学療法士として勤務し、副業や起業を経験。
現在は副業で株式会社を立ち上げし副業社長として日々を過ごしています。
3代目管理人としてこのサイトを運営しています。

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