理学療法士が履歴書で失敗しやすいポイント
転職時における履歴書の書き方
もくじ
理学療法士の転職は履歴書だけでなく職務経歴書も必須
職務経歴書とは、その名の通り「これまでの職歴を全て書いた書類」のことを指します。履歴書に入らない職歴や、前職で経験した内容などを詳しく書く「参考資料」です。
私が20代の頃(2010年代前半)は、職務経歴書を書かない人がほとんどでした。実際に私は、20代の転職時は職務経歴書を書いていませんでした。
ただ、以前と違って理学療法士の転職にも、職務経歴書は必須になっています。理学療法士の数が増えて供給過多の状況であるため、人選基準が厳しくなっているためです。
採用する側は、職務経歴書によって
・どのような仕事内容を経験してきたのか?
・これまでの経験が当院で役に立つか?
ということを読み取ります。
このように、理学療法士の採用基準が厳しくなっている中で、あなたの経験を細かくアピールできる職務経歴書は必須になっているのです。
履歴書と職務経歴書を入れる封筒に注意
採用される履歴書選びのポイント
履歴書を書き始める前に、履歴書を購入しなければいけません。履歴書はコンビニや100円均一、スーパーなど、どこでも購入できます。
ただ、採用される履歴書を書くためには、履歴書選びが大切になります。適当に履歴書を選んで買うと、それだけで採用されにくくなってしまうのです。
履歴書を選ぶ際の一番のポイントは、「志望動機欄の大きさ」です。
志望動機欄が大きな履歴書を選ぶ
まず志望動機の内容以前に、履歴書の志望動機欄の大きさを確認してください。履歴書といっても、その種類は無数にあります。
中でも、志望動機欄の大きさは履歴書によって大きく異なるため、注意が必要です。
例えば、以下の履歴書を見比べてみましょう。
写真
明らかに、右側の履歴書の志望動機欄は小さいです。
これだと、志望動機欄に書ける内容が限られてしまい、十分にアピールができなくなります。もちろん、志望動機はダラダラ長く書けば良いというわけではありません。しかし、あまりにスペースが小さいと、アピールできることが限られてしまいます。
履歴書の中には「明らかに志望動機欄が小さすぎる」というものが多いです。そのため、できる限り志望動機欄が大きな履歴書を選ぶようにしましょう。
履歴書の志望動機を書く前に注意すべきポイント
履歴書では、まず「個人情報」「経歴」「職歴」などの迷わない部分を記入し、最後の最後に志望動機を書くのではないでしょうか?
ただ、ちょっと待ってください。志望動機を書き始める前に押さえておくべきポイントがいくつかあります。このポイントを押さえておくことで、履歴書の志望動機で失敗しなくなります。
履歴書に書き込む前に下書きをする
私がよくやりがちなミスですが、いきなり履歴書に志望動機を書くのは避けた方が良いです。志望動機欄に書き込む前に、必ず下書きをしましょう。
下書きをせずに履歴書に書き込むと、誤字脱字をしたり、スペースに入らなかったりしてしまうことがあります。そうなると、せっかく書いた履歴書をまた1から書き直さなくてはいけなくなるのです。
手間を省こうとした手抜きが、結果的に手間を増やすことになります。
そうならないようにするためにも、特に志望動機は下書きをしてから書き込むようにしましょう。
リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。
一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。
ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。
これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。
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