【2025年最新版】理学療法士の派遣は禁止?時給・注意点・正社員との違いを徹底解説!

理学療法士として「派遣で働くのはアリなのか?」気になる方も多いはず。
この記事では、2025年現在の最新情報をもとに、派遣の可否・時給・注意点・正社員との違いを分かりやすく解説します。
派遣と正社員、どちらが理学療法士としてのキャリアアップにつながるのか、リアルなデータと事例で比較しました。

目次

✅この記事でわかること

  • 理学療法士が派遣で働ける条件
  • 派遣の時給と正社員の年収比較
  • 失敗しないための転職の選び方
  • 2025年のおすすめ転職サイト

理学療法士における非常勤(パート・アルバイト)と派遣の違い

理学療法士の業界において派遣は一般的ではないため、派遣と非常勤の違いをイメージできていない人も多いです。ただ派遣として働くことを考えているなら、派遣と非常勤の違いを理解しておかなければいけません。派遣と非常勤では、雇用主が違うためです。

非常勤であるパートやバイトの雇用主は、勤務する病院や診療所、介護保険施設になります。このような雇用形態は「直接雇用」と呼ばれています。

そのため、非常勤は雇用主である病院などの雇用主から「給料の支払い」「保険の手続き」「有給休暇の付与」「休業手当の支払い」などが行われます。当然、労働契約も勤務先の病院などの雇用主と結びます。

一方で派遣の場合は、雇用主が人材派遣会社になります。そのため、労働契約を結ぶのは勤務先ではなく人材派遣会社になります。その結果、給料の支払いや保険の手続きなども全て人材派遣会社が行います。

理学療法士は病院ではなく人材派遣会社へ登録申し込みをして、採用されれば派遣社員として労働契約を結びます。

派遣会社は、雇用した理学療法士を病院へ紹介することになります。病院は派遣会社から理学療法士を紹介してもらい、派遣会社に紹介料を支払うことで理学療法士に労働を指示できるのです。

つまり、派遣になると勤務先と理学療法士の間に派遣会社が入る形になります。このように非常勤と派遣は、雇用主に違いがあるということを理解しておきましょう。

理学療法士の派遣は禁止?

▶ 派遣が認められる例

  • 紹介予定派遣(最大6ヶ月の派遣後、正社員化が前提)
  • 育休・産休・介護休業者の代替としての派遣
  • 厚生労働省指定のへき地医療における特例

つまり、「派遣=完全NG」ではなく条件付きで可能なのが現状です。

理学療法士には、派遣で働くことを考えたことがない人がほとんどだと思います。理学療法士(リハビリ職)は基本的に派遣労働が禁止されているためです

日本では、法律によって労働者派遣事業が禁止されている業務が決まっています。具体的には、以下の業務は派遣という雇用形態を取ることができません。

  • 港湾運動業務
  • 建設業務
  • 警備業務
  • 医療関係業務
  • 弁護士、司法書士、土地家屋調査士
  • 公認会計士、税理士、弁理士、社会保険労務士、行政書士
  • 管理建築士

このように理学療法士(リハビリ職)をはじめとした医療関係業務は、労働者派遣業務が禁止されています。そのため基本的に派遣で働いている人はいません。ただ派遣で働く人もゼロではなく、条件によっては理学療法士でも派遣が認められているケースもあります。

例えば以下の条件に当てはまる場合には、理学療法士でも派遣が認められています。

  • 紹介予定派遣をする場合(最長6ヶ月の派遣期間後、正社員として雇用されることを前提とした派遣)
  • 産前産後休業、育児休業、介護休業を取得した人の場合(配属先のスタッフが産前産後休業、育児休業、介護休業で人員不足である期間のみ)
  • 医師の業務で「へき地」もしくは「厚生労働省令で定める場所」である場合

例えば、以下は以下は愛知県にある通所リハビリの派遣求人です。

求人票にあるように「紹介予定派遣」の派遣求人になります。紹介予定派遣なので理学療法士の派遣も問題ありません。また以下は東京にある介護老人保健施設の派遣求人です。

仕事内容に「産休・育休者さんの代替勤務となります」とあります。条件にある「配属先のスタッフが産前産後休暇で人員不足の期間」に当てはまる派遣求人です。この場合、求人に派遣の契約期間が明記していないため、必ず事前に確認することが重要になります。

以上のように、基本的にリハビリ職である理学療法士の労働者派遣業務は禁止されています。そのため、理学療法士の派遣は数が少なく認知されていないのです。ただ条件を満たした派遣求人も存在することは知っておきましょう。

派遣・パート・正社員の違いを比較

雇用形態雇用主雇用期間給与福利厚生
正社員勤務先無期限安定・昇給あり社会保険・賞与・有給あり
パート・バイト勤務先限定あり時給1,500〜2,000円条件次第で保険あり
派遣派遣会社多くが短期時給2,000円前後派遣元により異なる

なお理学療法士の派遣求人における時給はどれくらいでしょうか? 理学療法士の非常勤における時給の平均は1,500~2,000円であり、派遣の求人はパートやアルバイトよりも少し高くなります。雇用期間が限定されているためです。

当然ですが、期間限定の職場で働きたいと考える人は少ないです。転職を繰り返すのは非常に手間がかかり面倒だからです。そのため、雇用側も高い時給を提示して求人を募集しています。

例えば以下は、デイサービスにおける理学療法士の派遣求人です。

求人票にあるように派遣の時給は2,000円~となっており、交通費も全額支給なので2,000円 + αになります。理学療法士の派遣で2,000円を下回る給料は安いと考えてください。一般的なパート求人の時給が1,500~2,000円であるため、派遣の時給は高いといえるでしょう。

派遣の理学療法士求人は期間限定ではあるものの、時給だけで考えると高時給であると考えてください。

理学療法士派遣の時給相場と年収シミュレーション

2025年の派遣求人を見ると、時給は2,000円前後が一般的です。

例:時給2,000円 × 8時間 × 月20日勤務 × 12ヶ月 = 年収384万円
交通費が月2万円支給されると仮定すれば、年収408万円も可能です。

しかし、正社員求人では年収500万円以上も目指せる案件もあります。

例:訪問リハビリの正社員求人(東京都内)
年収:520万円〜/土日祝休み・昇給・賞与あり

理学療法士の派遣求人は求人数が少なく選択肢が限られる

さらに理学療法士の派遣求人は、正社員やパートと比較すると求人数が少ないため選択肢が非常に狭くなります。先に述べたように理学療法士の派遣は基本的に禁止されており、一般的に利用されていないためです。

そのため、理学療法士を雇用している人材派遣会社も少なく、病院や施設側も理学療法士も派遣という選択肢を認知していないため、求人数が少ないのが現状になります。

例えば以下は、理学療法士の求人サイトで「理学療法士 派遣」というキーワードで検索した結果です。

検索結果にあるように、派遣の理学療法士求人はありません。理学療法士は派遣という働き方が一般的でないため、求人サイトに掲載されていないのです。ただ理学療法士の派遣求人が全くないかというと、そうではありません。

例えば以下は、理学療法士の派遣求人を扱う求人サイトの検索結果になります。

求人数は限られていますが、派遣の求人が37件あります。ただ、理学療法士の派遣求人を多く扱っているこの求人サイトでも、派遣の求人数はパート・バイト求人の約60%程度しかありません。

このように理学療法士の派遣は求人数が少ないため、働く場所(病院やクリニック、老健など)や条件(給料や勤務時間、勤務日数)が限られています。つまり、選択肢が非常に狭くなるのです。

理学療法士が派遣として働く場合には、こうしたデメリットも把握した上で検討することが重要になります。

理学療法士の派遣求人が少ない理由

  • 派遣自体が禁止されているケースが多い
  • 求人が「産休代替」「紹介予定」に限られる
  • 求人サイトに掲載されにくい

そのため、派遣にこだわると希望通りの求人が見つからないリスクがあります。

派遣で働く前に知っておきたい6つのチェックポイント

  1. 基本的には禁止業務であり例外のみ可能
  2. 短期契約が多く、更新・継続の保証がない
  3. 昇給・ボーナス・キャリア形成が難しい
  4. 求人数が少なく、勤務地・条件に制限あり
  5. 福利厚生が派遣元次第で整っていない場合も
  6. 正社員に比べて生涯年収で劣る可能性が高い

【2025年最新版】理学療法士におすすめ転職サイト

派遣にこだわるよりも、高条件の正社員求人を狙うのが最も賢い選択です。
以下は、2025年現在、高収入・非公開求人が豊富なおすすめ転職サイトです。

セラピストに選ばれる

リハビリ専門転職サイトベスト3

訪問リハビリ・管理職求人は年収アップしやすく、特に狙い目です。

まとめ|派遣よりも正社員の高収入求人で安定を

理学療法士が派遣で働くには制約が多く、求人数・収入面・将来性すべてで正社員に劣ります。
「バイトより時給が高いから」という理由で派遣を選ぶのはおすすめしません。

2025年の今だからこそ、キャリアを築ける職場を選ぶことが最重要。
転職サイトを活用して、あなたにぴったりの高待遇求人を見つけてください。

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この記事を書いた人

DAISUKEのアバター DAISUKE 3代目代表

総合病院で理学療法士として勤務し、副業や起業を経験。
現在は副業で株式会社を立ち上げし副業社長として日々を過ごしています。
3代目管理人としてこのサイトを運営しています。

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