理学療法士で正社員と週1のバイト・非常勤の掛け持ち可能な求人

理学療法士の中には「収入を増やしたい」と考えて、正社員とパートの掛け持ちをしている人もいます。本業が休みの日にパートとして働いてダブルワークすることで、収入を増やしているのです。

実際に理学療法士のパート求人の中には、週1日から募集している求人もたくさんあります。正社員としての本業と週1日のパートを掛け持ちすれば、収入を高めることは可能です。

ただ、正社員とパートのダブルワークをするときには「本業の休みとの兼ね合い」「パート収入分の確定申告」などを考えなければいけません。何も考えずに掛け持ちをすると、休みが合わずに掛け持ちが続けられなくなったり、思ったより税金がかかって手取り額が少なくなったりする可能性があるのです。

そこで今回は週1日から掛け持ち可能な求人情報を紹介し、その上で正社員とパートの掛け持ちをするときの注意点について詳しく解説します。

週1日で掛け持ち可能なバイト求人の特徴

理学療法士のパート求人の中でも、週1日の非常勤でも募集している求人はいくつか決まっています。中でも、以下に挙げる3つの施設は週1でのパート募集が見つかりやすい求人です。

  • 訪問リハビリ
  • 介護施設(老人保健施設、デイサービス)
  • 有料老人ホーム
  • クリニック

以下に、それぞれの特徴について解説します。

訪問リハビリは週1日、1時間からの求人もあり

週1のパート求人で最も多いのは訪問リハビリの求人になります。訪問リハビリは1件単位の業務になるため、週1日からでも問題なく勤務ができるのです。

例えば以下は、愛知県にある訪問看護ステーションの求人になります。

週1回からだけでなく「短時間勤務も相談可」となっています。先に述べたように訪問リハビリは1件単位の仕事になるため、週1日に1件の訪問でも求人が募集されていることがあります。例えば以下は、東京の訪問リハビリの求人です。

週1日に加えて、1日1時間からの募集となっています。訪問リハビリの場合、仕事自体が1件あたりであることに加えて、自宅から自分の車を使って訪問先へ直接行くことができるため、1日1件でもパートが成り立つのです。

このように訪問リハビリは時間の融通が利きやすいため、週1日からの求人が多い傾向にあります。

介護施設(老健施設・デイサービス)は理学療法士不足

また介護老人保健施設(老健施設)やデイサービスといった介護施設も、1日からのパート求人が出ています。利用者さんに対して理学療法士の数が不足している介護施設が多く、1日でもいいから理学療法士の働き手を欲しているためです。

例えば、老健施設は施設基準として「利用者100人に対して理学療法士は1人配置していれば良い」とされています。全員に対してリハビリをするわけではありませんが、100人に1人だと明らかに人数が足りません。また理学療法士1人であれば、常勤の理学療法士が休んだ日はリハビリが実施できなくなります。

老健ではその代わりの理学療法士を募集しているところが多いのです。例えば以下は、東京の老健の介護保険施設の求人になります。

老健施設における1日のアルバイトは、常勤スタッフの代わりとして入ることが多いです。さらに、老健施設は入所施設であるため平日に限らず土日でも1日パートを募集している傾向にあります

またデイサービスも週1日から勤務可能という求人が多く見られます。デイサービスの場合、リハビリをウリにしている施設が多く、利用者さん全員に対して個別のリハビリを実施します。そのため理学療法士が不足しやすいのです。

例えば以下は大阪にあるデイサービスの求人になります。

こうした半日型のデイサービスにはリハビリに力を入れている施設が多く、週1日からの求人もたくさん出ています。ただデイサービスは基本的に土日祝日が休みであるため、求人の大半は平日になります。

そのため一言で介護施設といっても、あなたが平日と土日のどちらで働きたいかによって探すべき求人が変わってくるのです。

有料老人ホームは理学療法士が強みになる

介護保険施設の中でも数は少ないですが「有料老人ホーム」も週1日の理学療法士のパート求人を募集しています。理学療法士が勤めているということが、その施設の強みになるためです。

有料老人ホームには、理学療法士を雇用しなければいけないという決まりはないため理学療法士がいない施設がほとんどです。そうした中で、「理学療法士によるリハビリが受けられる有料老人ホーム」というだけで、利用者さんから人気が出ます。

そこで、週1日のアルバイトでも理学療法士が勤めているという名目を作るために、求人を出しているのです。

例えば、以下は東京にある有料老人ホームになります。

有料老人ホームは基本的に「経験者優遇」となっています。常勤の理学療法士がおらず一人職場であるため、未経験だと難しいのです。

このように、もし有料老人ホームの週1日からの求人を見つけたときには、一人職場である可能性が高いことを頭に入れておいてください。また転職サイトの担当エージェントを介して、必ず在籍している理学療法士がいるかを確認しましょう。

クリニックの週1パート求人は平日が基本

クリニック(診療所)も理学療法士の週1日からのパート募集が出ています。クリニックは1日に来院する患者さんの数が非常に多いため、理学療法士が不足しやすいためです。

実際に私が広島で勤めていたクリニックは理学療法士が10人以上いましたが、1日の来院患者数が500人を超える日もあるほど患者さんの数が多く、明らかに理学療法士が足りていませんでした。それを補うために、週1日からでもいいので理学療法士を募集しています。

例えば、以下は神奈川県横浜市にあるクリニックの求人です。

クリニックの場合、外来だけでなく通所(デイケア)や訪問リハビリも併設している診療所が多いです。クリニックだけの勤務であると、患者さんの急な予定で予約がキャンセルされて「出勤しているのに仕事がない」という状況になりがちです。そうしたときに、併設されたデイケアや訪問リハビリの応援要員として駆り出されることがあります

このように複数の事業所があって無駄な空き時間を補えることも、クリニックで週1日からの求人が出やすくなっている理由の一つです。

また診療所では、日祝日休みなど休診日を固定しているところがほとんどになります。例えば先ほどの神奈川県横浜市のクリニックであれば、詳細に以下の記載があります。

仕事内容にあるように、「土曜日の午後/日曜日/祝日」は休診日となっています。つまり、週1日のパートであっても土曜日の午後と日祝日は勤務できないということです。このように、クリニックのパート求人は基本的に平日の募集であることを理解しておきましょう。

病院の週1アルバイトは少ない

ただ理学療法士が働く施設の中でも、病院で週1日から募集している求人は少ない傾向にあります。病院はスタッフ数が多いため人員が不足することは少なく、スポット要因としての求人募集はされていないのです。

そうはいっても週1パートの求人もゼロではありません。例えば以下は、東京にある療養型病院の求人になります。

このように、週1日の半日(4時間)からの勤務が可能となっています。日祝日休みと出勤日は平日か土曜日に固定されるものの、病院でも週1日のパート求人はあるのです。

ただ訪問リハビリや介護保険施設などと比較すると、病院の週1日からの求人数は圧倒的に少ないことは理解しておきましょう。

単発のアルバイトの求人募集はない

正社員での仕事と別に収入を増やそうとするとき、定期的なパートではなく単発のアルバイトを考える人もいます。週1日などで定期的に働くのではなく、当日限りの日雇いで働くバイトです。例えば、1日のイベントスタッフなどは日雇いの代表的な例だといえます。

理学療法士の資格を活かした、単発・日雇いのバイトも少なからずあります。例えば、マラソン大会などにおける選手をケアするスタッフや、市が主催する講座での健康講話などです。

実際に、私はこのどちらも経験したことがあります。マラソンのケアのときは、走る前の選手にストレッチを教えたり、マラソン中に足を痛めた選手のケアをしたりしました。

健康講話に関しては、健康に興味がある市民に向けて理学療法士の視点から講話をしました。

ただこうした単発のアルバイトは、インターネットの求人・転職サイトではなく知人からの紹介であることが基本です。検索してみるとわかりますが、公に募集してある単発のバイトはありません。

そのため単発のバイトに関しては収入の柱としてではなく、臨時収入くらいのイメージで考えておくのが無難でしょう。

週1のバイトで月収・年収の手取りはどれくらい上がるか?

常勤の仕事もこなしながら週1日パートを掛け持ちしたとき、月収や年収はどれくらい増えるのでしょうか? 理学療法士の非常勤における平均時給は1500円であり、週1日のパート求人も同じくらいになります。

そこで以下に、時給1500円で週1日、8時間働いたと仮定して月収と年収を計算します。

  • 月収:1500円 × 1日8時間 × 月4日 = 4万8,000円
  • 年収:48,000円 × 12カ月 = 57万6000円

週1日のバイトでも年収で50万円以上のプラスです。ただ手取り額となると、ここから所得税と住民税を考えなければいけません。詳細は省きますが、ザックリとパートで稼いだ額の20~30%は税金として引かれることになります。つまり、バイトの年収が57万円であれば手取りは40~45万円になると考えてください。

正社員と週1日のパートを掛け持ちするときには、時給だけでなく税金も含めた手取り額を頭に入れておきましょう。また、もし年収アップのために転職も視野に入れているのであれば、働く日数を増やさずに高収入の職場への転職を検討するのもありです。

週1で非常勤の掛け持ちをする際の注意点

パートで週1日勤務すると、働いた分だけ収入は増えます。ただ、正社員と掛け持ちとなると、注意しなければいけないことがあります。非常勤を掛け持ちするときには、特に以下の2つは頭に入れておいてください。

  • 本業の休みとの兼ね合い
  • 確定申告を忘れてはいけない

以下に、それぞれについて解説します。

本業の休みと合わなければ掛け持ちはできない

週1日のパートでは、基本的に出勤する曜日や時間が固定されています。求人を出している側は、その日が足りないためにスポットとして募集しているためです。当然、その後の勤務も同じ日時で勤務し続けることになります。

そのため、パートで週1のダブルワークは、正社員の勤務が固定の休日でなければ難しいのです。週の休みがバラバラであると、同じ日時で非常勤として勤務できなくなります。

例えば、以下は東京にあるクリニックの求人です。

求人票にあるように「火曜または木曜日の13時~17時」と働く日時が指定されています。こうした場合、あなたの本業が火曜日か木曜日の午後に固定で休めなければ、掛け持ちすることはできません。

本業がクリニックであれば日祝日は固定休であるため、日祝日に固定で入れるパートなら問題ないでしょう。

その一方で病院などであれば、翌月の休みは前月にシフトが作られて決まります。このときには、他のスタッフの都合も考慮しながらシフトが作られるため「毎週日月が休み」など休日が固定されていることは少ないです。そうなると、週1日の決まった曜日に勤務することが難しくなります

そのため正社員と掛け持ちしてパートをするときには、本業の方の休みをとの兼ね合いを事前に確認することが大切になります。

確定申告を忘れてはいけない

パートの掛け持ちで収入が増えるということは、その分だけ税金も多く支払わなければいけません。税金は所得(収入 - 経費)によって変わるためです。具体的には所得税と住民税は、パートの収入と連動して増える税金になります。

例えば、住民税は所得(収入 - 経費)の10%と決まっています。そのため、パートのダブルワークで年収が50万円増えて経費が0円だとすると、住民税として年間で「50万円 × 10% = 5万円」を支払わなければいけないのです。所得税は、元もとの給料とパートの額によって変動しますので、それに合わせて計算してください。

ちなみに、所得に対する税率は以下になります。

所得(本業の給料 + パートの給料) 税率
195万円以下  5%
195万円超330万円以下 10%
330万円超695万円以下 20%
695万円超900万円以下 23%
900万円超1,800万円以下 33%
1,800万円超4,000万円以下 40%
4,000万円超 45%

例えば、本業の課税所得が330万円で副業の所得が50万円だったとします。そうなると、「330万円超695万円以下」で税率は20%であるため、50万円の20%である10万円を追加で所得税として支払わなければいけなくなります。つまり、50万円稼いでも住民税と所得税で15万円も徴収されるのです。

もちろん、これは副業として使える経費や控除などを全て無視しているため、実際に支払う額はもう少し下がります。ただ、正社員とパートを掛け持ちするときには「確定申告が必要であること」「考えているより税金がかかること」を頭に入れておきましょう。

正社員と週1のバイトのダブルワークを成功させるためには

理学療法士の中には、正社員とは別に週1日のダブルワークで年収を上げようと考える人は多いです。実際に時給1500円のパートを週1日でも、月収が約45,000円、年収にして50万円以上もプラスになります。

ただ掛け持ちをするときには、本業となる仕事の休みとの兼ね合いや、パートで得た収入にかかる税金を含めた上で検討することが大切です。

何も考えずに週1日だからと掛け持ちをすると、本業との休みが合わずに続けられなくなったり、想像以上に税金がかかって手取りの収入が増えなかったりするため注意が必要になります。

こうしたことを理解して初めて、正社員とパートのダブルワークで成功できるようになるのです。

なお理学療法士が利用できる転職サイトで、パート・バイトの求人に強いのはメドフィットのみです。そのため、パートでの掛け持ちを考えているのであればメドフィットへ登録するようにしましょう。

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リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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