「年間休日120日以上」の作業療法士求人の探し方:リハ転職

作業療法士(OT)が転職する際に求める条件として、「年間休日数120日以上」はよく挙げられるものです。ただ、このような好条件求人は、ハローワークやインターネット上の求人情報では簡単に見つけることはできません。
このように、年間休日数が120日以上という職場は、非常に休日数が多く、「プライベートを充実させたい」という人には、とてもうれしい転職先です。
こうした好条件を見つけることは簡単ではありません。しかし、どのような職場であれば年間休日数が120日以上となるのかを知っておくことで、年間休日数120日以上の求人情報がより見つかりやすくなります。
そこで今回は、作業療法士が「年間休日120日以上」の求人へ転職する方法について述べます。

もくじ

週休制ごとの年間休日数

作業療法士の求人情報には、いくつかの休日に関する項目が記載されています。その中でも、多くの人が確認する内容は「週休制」です。週休制とは、1週間内の休日がどのように規定されているかを示したものです。
一般的な週休制には、「完全週休2日制」「4週8休」「4週6休」の3つがあります。そして、それぞれによって年間の休日数は異なります。
以下に、完全週休2日制と4週8休、4週6休の年間休日数について記します。

週休制

年間休日数

完全週休2日制

4週8休

105日

4週6休

79日

このように、完全週休2日制と4週8休は、年間休日数は同じ105日です。一方で4週6休の場合、年間休日数は79日になります。そのため、完全週休2日制、4週8休と比較すると、約1ヶ月相当も休日数が少ないことになります
作業療法士が求人情報から年間休日数を読み取る場合には、週休制による年間休日数の違いを知っておくことが大切です。

「祝祭日」「年末年始・夏季休暇」について

作業療法士が転職する際に、転職先の休日数を意識する場合には、週休制による年間休日数の違いを理解しておく必要があります。
また、それと同じように、「祝祭日」や「年末年始・夏季休暇」についても注意しなければいけません。こうした祝祭日や年末年始・夏季休暇がどのように扱われているかによって、年間休日数は大きく変わります。
前提として「祝祭日と年末年始・夏季休暇を年間休日(公休)に含むかどうかは、経営者次第である」ということを知っておかなければいけません。
つまり、職場によって祝祭日が公休として扱われるか、それとも特別休暇として扱われるかが異なるといえます。日本の祝祭日は16日、そして年末年始・夏季休暇を合わせて10日と仮定すると、年間で26日もの休日になります。
例えば、完全週休2日制で、祝祭日(16日)、年末年始・盆(合計10日)は職場が休みであるけれども、特別休暇とならない職場について考えます。
こうしたケースでは、祝祭日、年末年始・盆は、職場は休業ですが、特別休暇ではないため、あなたの公休が当てられることになります。そのため、年間休日数は、105日となります。
つまり、GWなどで連休となると、翌週や翌々週の公休がGWの休みに充てられるため、GWの翌週、翌々週は6連勤を行わなければいけなくなります
一方で、完全週休2日制で、祝祭日、年末年始・盆が特別休暇として与えられる場合は、105日(完全週休2日)+16日(祝祭日)+10日(年末年始・夏季休暇)で年間131日の休日があることになります。
このように、作業療法士が年間休日数を考える場合には、週休制に加えて、祝祭日、年末年始・夏季休暇の扱いについても十分注意して確認することが大切です。
今回述べたように、週休制や祝祭日、年末年始・夏季休暇によって、作業療法士の転職先における年間休日数は大きく変わります。特に祝祭日や年末年始・夏季休暇に関する情報は、職場によっては求人情報にも載っていないことがあるため、直接確認する必要があります。
このように、年間休日数に関係する要因を理解しておくことで、年間休日数120日以上の求人情報をを見つけやすくなります。
また、こうした好条件求人を探す場合には、作業療法士専門の転職サイトを活用することも有効な手段の1つだといえます。転職サイトは、「非公開求人」を多く抱えているため、年間休日数120日以上といった条件の求人情報も、ハローワークやインターネットより見つかりやすいです。
作業療法士は、こうした転職サイトを上手く活用すると、より効率的に好条件求人を見つけることができるようになります。


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