理学療法士(PT)の資格を生かした転職先:リハビリ求人・転職

 

理学療法士(PT)が転職する際の転職先としては、さまざまな選択肢があります。そして、「主に担当できる患者さんが持つ疾患がどのようなものであるか?」ということは、理学療法士が転職先を決める大きな要因になります。

 

例えば整形外科の病院では、骨折後や人工関節などの手術後といったような整形外科に関連した疾患を持つ患者さんを主に担当します。

 

一方で脳卒中専門の病院に転職した場合、脳卒中後の後遺症を主な問題として抱えた患者さんを担当することになります。

 

このように、転職する職場によって理学療法士として経験するものが大きく変わります。

 

そのため、あなたが「将来どのような仕事を行いたいか」ということや「今まで専門的に勉強してきたことは何か」ということなどを考慮して、転職先を決める必要があります。

 

そこで今回は、「理学療法士(PT)の資格を生かした転職先」について述べます。

 

医療保険領域における職場

理学療法士が転職する職場としては、主に病院などの医療保険を扱っている医療保険施設と、デイサービスなどの介護保険を利用している患者さんを対象としている介護保険施設の2つがあります。

 

その中でも、医療保険を扱っている病院でリハビリが処方される疾患としては、骨折後などの「整形外科疾患」や、脳卒中後の後遺症などの「中枢神経疾患」、心筋梗塞や慢性閉塞性呼吸器疾患などの「呼吸循環器疾患」の3つが代表的なものになります。

 

実際にリハビリを行い、医療保険として請求できるものは主に以下の4つです。

 

・運動器リハビリテーション料」
・脳血管疾患等リハビリテーション料」
・呼吸器リハビリテーション料」
・心大血管疾患リハビリテーション料

 

そのため、理学療法士が転職する病院は、この4つに関する疾患のいずれかを主な対象としているところになります。

 

以下に、医療保険施設の中で理学療法士が就職する施設として代表的な「整形外科病院・クリニック」「総合病院」の2つを挙げ、それぞれで主にどのような疾患の患者さんを対象に理学療法をしているのかについて説明します。

 

整形外科病院・クリニック

整形外科病院では、理学療法士は主に整形外科疾患を持つ人を対象にしています。そのため、診療報酬においてもほとんどの患者さんに対して運動器リハビリテーション料を請求しています。

 

整形外科病院の中でも、入院施設がある病院では手術後の患者さんに対して理学療法を行うことが多くなります。

 

一方、整形外科のクリニックでは、対象となる疾患は同じように整形外科疾患であり、請求する診療報酬の種類も運動器リハビリテーション料になります。

 

しかし、対象とする患者さんは手術後の患者さんではなく、変形性膝関節症や肩関節周囲炎といったような慢性的な症状を持った患者さんがほとんどです。そして、理学療法士はそのような患者さんに対してリハビリを行います。

 

そのため、同じ整形外科疾患の患者さんが対象であるといっても、理学療法士として手術後のリハビリを行いたいと考えている人は、転職する際は注意しなければいけません。

 

もし手術後の患者さんに対してリハビリを行いたいと考えている人は、入院施設がある病院を選択してください。クリニックには、早くても手術後1〜2週間経過した患者さんしか通院されません。しかも、そのような手術後の患者さんの数はかなり少ないです。

 

総合病院

総合病院では、理学療法士はさまざまな疾患を持った患者さんを対象にしています。患者さんにおける疾患の特徴は、病院の医者が専門とする領域によって異なります

 

そのため、脳卒中を専門とする医者が中心である総合病院であれば、理学療法士の業務も脳卒中後の患者さんに対するリハビリがメインになります。もちろん、そのような中でも、整形外科疾患の患者さんや心血管疾患の患者さんなどのリハビリも行います。

 

しかし、リハビリが処方される患者さんの数は医者の専門で大きく変化します。

 

またそれだけではなく、医者がリハビリを重視しているかどうかでも、理学療法を処方される患者さんの数は異なります

 

例えば、人工膝関節の手術を得意とする医者が中心である総合病院があるとします。普通に考えると、理学療法士も人工膝関節の患者さんに対するリハビリが多いように思います。しかし、その医者が「手術後のリハビリは必要ない」という考えを持っている場合、人工膝関節の患者さんの多くは理学療法を処方されないかもしれません。

 

このように、総合病院ではいくら「人工膝関節が有名な病院」であっても、理学療法士が対応する患者さんも同じとは限りません。

 

総合病院の場合は、特にいろいろな診療科があるため、このことに注意する必要があります。

 

介護保険領域における転職先

訪問看護ステーション

デイサービス・デイケア

介護老人保健施設

 

 

今回述べたように、理学療法士の転職先は、主に医療保険施設と介護保険施設の2つに大きく分けることができます。

 

そして医療保険施設の場合、整形外科病院・クリニック、総合病院に就職する人が多いです。整形外科病院やクリニックは整形外科疾患を対象とし、理学療法の対象となる患者さんも整形外科疾患を患った人がほとんどです。

 

ただ、入院施設がある病院と入院がないクリニックでは、対象となる患者さんが異なります。

 

また総合病院では、医者の専門やリハビリに対する考え方によって、理学療法士の対象となる患者さんは異なります。そのため、総合病院に就職する際は、「主にどのような患者さんがリハビリの対象になっているのか」ということを事前に確認しておくことが大切です。



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