認定・専門理学療法士の取得でキャリアアップ・転職を成功させる

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理学療法士(PT)の免許を取得すると、ほとんどの人は「日本理学療法士協会」の会員になります。日本理学療法士協会とは、理学療法士の人格や専門的な技術の向上と、日本における理学療法の普及を目的とした組織です。

 

そして、協会が定めている制度の中に「認定理学療法士制度」と「専門理学療法士制度」というものがあります。

 

これらの制度は、理学療法士協会会員の知識や技術を高めるために作られたものです。理学療法士の資格取得後、ある一定のカリキュラムを修了して試験に合格することで資格として取得できます。この2つの資格は、理学療法士としてキャリアアップを狙っている人にとっては欠かせない資格だといえます。

 

しかし、理学療法士であれば誰でも取得できる資格かというと、そうではありません。資格を取るためには、必ず満たさなければいけない条件があります。

 

そこで今回は、認定・専門理学療法士を取得するための条件について述べます。

 

認定理学療法士とは

認定理学療法士とは、理学療法士として患者さんに対して適切な理学療法を提供したり、介護予防や健康増進といったような理学療法士の職能および臨床実践を行ったりする人のために作られた資格です。

 

認定されるためには、日本理学療法士協会から、「臨床実践と教育・研究」及び「管理運営」に関して、基準以上の能力を持っていることが認められる必要があります。

 

そのため、日本理学療法士協会が定めた条件を満たさなければ、認定理学療法士の資格を取得することはできません。

 

認定理学療法士の資格を取得するための条件

認定理学療法士として申請するためには、以下の条件を満たす必要があります。

 

・新人教育プログラムを修了している
・専門分野に登録してから2年以上経過している
・申請する領域の必修研修会(20ポイント)を受講している
・協会が指定した研修(40ポイント)を受講している
・各領域の履修要件にあったポイントを100ポイント取得している
・事例、症例報告、レビューレポート(10例)を作成している

 

以上の条件を満たした人が、さらに認定試験を受験して合格することで、やっと認定理学療法士の資格を取得することができます。

 

認定理学療法士の資格を更新するための条件

さらに認定理学療法士の資格を持ち続けるためには、5年ごとに更新を行わなければいけません。そのときにも、多くの条件を満たす必要があります。

 

資格を更新するためには、以下のような条件を満たす必要があります。

 

・1領域あたり160ポイント
・事例、症例報告レビューレポート10例

 

以上の条件を満たした上で、ポイントを証明する書類のコピーと事例・症例報告レビューレポートに加えて、申請書、誓約書を日本理学療法士協会に送付します。そして、審査に通過すると認定理学療法士の資格を更新できます。

 

このように、認定理学療法士の取得・更新をすることは、誰でもできるようなことではありません。認定理学療法士の資格を取ろうと考えている人は、このことを認識しておいてください。

 

専門理学療法士とは

専門理学療法士は、認定理学療法士に求められる職能・臨床実践能力に加えて、理学療法士の学術的側面に特化した人へ与えられる資格です。つまり、認定理学療法士の上位資格といえます。

 

専門理学療法士の資格を取得するためには、「専門分野への登録後5年間」という、認定理学療法士に必要な2年という期間から、さらに3年間の研究期間が必要になります。そのため、専門理学療法士は、「臨床だけでなく各専門分野に関する研究を行っていきたい」と考えている人向けの資格です。

 

専門理学療法士の資格を取得するための条件

専門理学療法士の資格を取得するために必要な条件は、以下のようになります。

 

・新人教育プログラムを修了している
・専門分野に登録してから5年経過している
・学術、教育ポイントをそれぞれ200ポイント、100ポイント取得している
・分野別選択ポイントを80ポイント取得している
・臨床実践ポイントを180ポイント取得している
・各分野に関する査読付き論文を提出している

 

以上の条件を満たした上で、書類を申請し、審査に合格することで専門理学療法士の資格を取得できます。

 

ちなみに、専門理学療法士の場合、専門作業療法士と違って認定理学療法士を先に取得しておく必要はありません。

 

今回述べたように、認定・専門理学療法士の資格を取得するのはとても大変です。しかし、理学療法士としてキャリアアップを目指す上で、認定・専門理学療法士を持っておくことは必須だといえます。そのため、理学療法士の人は資格取得の条件をクリアして、いつでも申請できるようにしておきましょう。



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