育児中のブランク明け言語聴覚士が非常勤(パート)で再就職する

 

言語聴覚士(ST)は、資格所有者の半数以上が女性である職業です。そのため、言語聴覚士の中には結婚や出産によって臨床の現場を長期間離れるような人もいます。そして、そのまま仕事を辞める人もいますが、多くは言語聴覚士として再就職します。

 

このように、子供を抱えて言語聴覚士として再就職する際には、非常勤(パート)として復帰する人が多いです。

 

そうした場合、出産前の状況や正社員として再就職する人とは異なったことに注意しなければいけません。そうしたことを意識せずに復帰すると、転職後にミスマッチが生じてしまう可能性があります。

 

そこで今回は、「育児中のブランク明け言語聴覚士が非常勤(パート)で再就職する際に必要な情報」について述べます。

 

言語聴覚士における非常勤(パート)の条件

育児中で再就職する人の中には、少しでも時給が高い職場への転職を望む人が少なくありません。また、子供が幼稚園や小学校に通っているうちは、短時間での勤務を希望する人が多くいます。

 

このように、育児中で非常勤(パート)として再就職する言語聴覚士には、さまざまな労働条件を求める人が多いです。

 

そして、一般的には「高時給・短時間」という条件で雇ってくれる非常勤(パート)の求人情報は多くありません。特に事務職やコンビニといったところでは、このような好条件の求人はほとんどありません。

 

一方で言語聴覚士であれば、このような条件の良い非常勤(パート)求人は見つかる可能性が高いです。

 

確かに、理学療法士や作業療法士と比較すると、言語聴覚士の資格所有者や言語聴覚訓練を取り入れている病院が少ないため、求人数も少ない傾向にあります。しかし、一般的な事務やコンビニなどと比較すると、好条件求人の数はかなり多いといえます。

 

例えば、言語聴覚士の非常勤(パート)における時給は1500〜2000円が一般的です。時給が低いところでも、1000円を下回るところは少ないです。

 

また勤務時間も、2〜3時間勤務で求人が出ていることも少なくありません。

 

このように、言語聴覚士における非常勤(パート)求人は、育児中の人にとっては非常に良い条件が揃っているものが多いといえます。

 

非常勤での再就職に向いている職場

言語聴覚士が育児中でブランクがある場合、既に述べた条件だけではなく、さまざまなことを考えて再就職先を検討する必要があります。

 

例えば、言語聴覚士は技術職であるため、数年現場を離れるとなると、自分自身の知識や技術に不安を持つ人も少なくありません。また、そのような問題だけではなく、「子供の都合による急な早退に対処してもらえるか?」「体力は持つだろうか」など、さまざまなことを考えます。

 

そうしたことを踏まえた上で、育児中でブランク明けの言語聴覚士が非常勤(パート)として再就職するときに向いている職場を挙げます。

 

訪問リハビリ

訪問リハビリは、女性言語聴覚士が非常勤(パート)として再就職する際には、非常に都合が良い条件が揃っている職場だといえます。

 

非常勤(パート)言語聴覚士の訪問リハビリ求人では、時給も高く、勤務時間も短い条件で募集されているものが多いです。具体的には、「時給3000円」「週1回〜 1日2時間〜」というような求人も見られます。

 

また訪問リハビリは、事業所によっては自宅からの訪問が許可されるようなところもあります。

 

このように、訪問リハビリの非常勤(パート)求人は、高時給な上に働く時間に融通が利きやすいです。そのため、育児中の言語聴覚士には非常勤(パート)として再就職しやすい職場であるといえます。

 

教育施設

言語聴覚士の再就職先として、ことばの学校といったような、言語障害や聴覚障害、吃音などの問題を抱えた子供を対象にした施設があります。

 

そのような職場は、子育てをしている女性言語聴覚士にとって働きやすい環境である可能性が高いです。例えブランクがあったとしても、特に女性の中でも子供と過ごすことが好きな人であれば、あまり不安なく仕事を行うことができます。

 

また、子供を対象にするような職場では、スタッフも女性に対する理解が高い場合が多いため、急な早退などにも対応してくれるところがほとんどです

 

このように、教育施設の非常勤(パート)求人は、育児中でブランクがある言語聴覚士でも働きやすい環境であるところが多いといえます。

 

今回述べたように、育児中でブランク明けの言語聴覚士にとって、「訪問リハビリ」と「教育施設」は再就職しやすい職場だといえます。また訪問リハビリであれば、「高時給・短時間勤務」といったような好条件求人も見つかりやすいです。

 

基本的には、言語聴覚士が働く職場には女性が多いです。そのため、育児などの事情に対して理解を示してもらえるところがほとんどだといえます。

 

ただ、リハビリテーション科のトップが育児などに理解がない人であれば、事情を汲み取ってくれない場面も多く出てきます。

 

そうしたことを避けるためにも、「今まで同じように育休中から復帰した人はどれくらいいるのか?」「現在同じような境遇の人は働いているのか?」ということを確認した上で再就職先を選択すると、転職後のミスマッチが少なくあります。

 

このように、育児中でブランク明けの言語聴覚士は、さまざまなことを考慮した上で再就職先を選択することが大切です。



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