ブランク明けのPT・OT・STが復職する際の注意点とお勧めの職場

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「ブランク明けってどんな職場がいいんだろうか?」という悩みを抱えていませんか?

 

PT・OT・STなどのリハビリ関連職は専門的な技術職であり、人(患者さん)と接する仕事です。そのため、長期間現場を離れると「技術が落ちているのではないか?」「患者さんと上手く会話できないのではないか?」など、多くの不安を抱えやすい傾向にあります。

 

ただ、産休後や育休後に復職する場合でも、過剰に心配する必要はありません。いくらブランクがあるといっても、基本的には転職に遠慮することはありません。

 

また、実際に長いブランクから復職した人には「1ヶ月もすれば慣れる」という人がほとんどです。

 

しかし、ブランク明けで復職する際には、いくつか注意すべきことはあります。さらに、PT・OT・STが働く職場の中には、ブランク明け後でも仕事が行いやすいところと、そうでない職場があります。

 

そのため、ブランク明けで復職するときには、復帰する際の注意点を理解した上で、働きやすい職場へ転職することが大切です。

 

長期間のブランク明けに再就職する際の注意点や、お勧めの職場を知っておくことで、復職後の転職先選びで失敗しにくくなります。

 

そこで今回は、「ブランク明けのPT・OT・STが復職する際の注意点とお勧めの職場」ついて述べます。

 

ブランク明けで復職するPT・OT・STが抱える不安

産休や育休で長いブランクがあるPT・OT・STのほとんどは、現場へ復帰することに対して、さまざまな心配を抱えています。

 

その内容は人によって異なりますが、ブランク明けのPT・OT・STには「専門職としての不安」と「社会的な不安」「家庭と仕事の両立に対する不安」の3つに悩まされている人が多いです。

 

そこで以下に、ブランク明けで復職するPT・OT・STが抱える不安について記します。

 

専門職としてのブランクに対する不安

多くの人が、産後に現場に復帰する際に一番悩むことは「知識や技術は衰えていないだろうか」ということです。これは、PT・OT・STといった専門職であれば誰でも感じることです。

 

仕事をしているときは、毎日患者さんの体のことを考えて実際に触っています。そして、自分の学んできたことを現場で容易に活用できるため、知識や技術が衰えることはほとんどありません。むしろ繰り返し行うため、日を追うごとに頭や体に定着していきます。

 

しかし、知識はまだしも技術にいたっては、たとえわずかな期間であっても、現場を離れてしまうと感覚が狂ってしまいます

 

これは、運動をしている人には想像しやすいことだと思います。

 

例えば、毎日ランニングをしていた人が、急に1ヶ月間、走るのを止めたとします。そして、1ヶ月のブランク期間を経てランニングを再開すると、初めは走る感覚に違和感を覚えます。

 

具体的には「足が前に進まない」「手と足の動きが一致しない」など、体の動きがぎこちなさを感じます。

 

こうした現象は、PT・OT・STなどのリハビリ専門職に関しても同様に起こります。例えば、現場で働く期間が長く空いてしまうと、筋肉を触る時に「硬い」や「軟らかい」という判断がしにくくなります。

 

他にも、自分自身の体の動かし方がぎこちなくなっています。すると、患者さんの関節を動かす時に変な力が入ってしまい、無駄な労力を割いてしまいます。その結果、体が疲れやすくなります。

 

このようにPT・OT・STには、一定期間仕事を行っていないと、復職してすぐは苦労する人が多いです。ただ、長期間のブランク経験者の大半は「復帰後は1ヶ月もしないうちに仕事には慣れる」と言います。

 

確かに、産後に復帰する際は不安には感じることが多いかもしれません。しかし、経験者の多くが語るように、「技術面に関しては時間が解決してくれる」と考えて良いといえます。

 

社会的な不安

産後に復帰する際の悩みとして意外と知られていないものが、人間関係などの「社会的な不安」です。

 

基本的に、産休や育休中は外に出る機会が少なく、家族と過ごす時間がほとんどになります。また、外出しても同じ環境にある「ママ友」などと接する機会がほとんどです。そして、そうした人たちとは、同じような環境にいる者同士であるため会話の内容も合います。

 

このように、産休中や育休中は家族やママ友といった、「あなたの心情や状況を理解してくれる人」と接することがほとんどです。そのため、人間関係のわずらわしさはなく、穏やかに過ごすことができます。

 

*もちろん、ママとの人間関係で苦労する人もいます。
 
しかし、仕事に復帰すると、そのような理解がある人ばかりではありません。

 

特に、男性は出産を経験することはありませんし、家事の大変さも知らない人が多いです。そうなると、あなたとの考え方に相違が生じて、人間関係にトラブルが起こる可能性があります。

 

例えば、あなたの子供が急に体調不良になってしまい、家で看病しなければいけなくなったとします。この場合、あなたは会社を休まなくてはいけません。そして、こうした急な休みに対しても、子育てを経験している人であれば、事情をわかってくれます。

 

ただ、そうでない人からは、あなたに対してマイナスなイメージを持たれてしまう可能性があります。中には「そんな理由で会社を休むとはどういうことだ」と思う人もいるかもしれません。

 

このように、置かれている立場が違った人同士が一緒に仕事をすると、意見の食い違いが起こりやすくなります。すると、ちょっとしたことで人間関係にしこりが出てしまいます。

 

産後にブランク明けで復帰した際には、こうした職場内の人間関係で悩む場合が多くあります。

 

家庭と仕事の両立に対する不安

産後で復職する人の多くは、「育児(家庭)と仕事の両立」という不安も抱えています。

 

「子供が急に病気になった時に仕事を休ませてもらえるだろうか」「仕事が終わった後に家事をする体力が残っているだろうか」など、産後の不安は限りなくあります。

 

しかし、産後に復帰した人のほとんどは「大変だけど、何とかなる」といいます。そのため、子どもがいるからといって、復職することに対して過剰な心配をする必要はあまりないといえます。

 

そうは言っても、産後に復帰する際の職場選びは慎重に行う必要があります。「急な休みなどにも対応できる職場であるか?」「残業などはなく、早く帰宅できる職場であるか?」「休日出勤はないか?」など、ブランク明け後に復帰する際には、通常の転職時よりも多くのことを考えて転職先を選ぶ必要があります。

 

そのため、転職のプロである転職サイトの担当者を頼ることは1つの良い方法だといえます。

 

経験豊富な転職サイトの担当者は、これまでにも、ブランク明けで復帰するような状況にある人に対して支援をしてきています。

 

その経験を活かして、きっと良いアドバイスをしてくれたり、良い転職先を紹介してくれたりするはずです。このような理由からも、産後の転職をより良いものにするためには転職サイトの利用をお勧めします。

 

ブランク明けのPT・OT・STが注意すべき勤務条件

長いブランクから復職する時、いくら「心配はいらない」といっても、いきなり忙しい現場に復帰すること負担が大きく、体調を崩してしまう可能性があります。そのため、ブランク明けに再就職・転職をする際には、まずは就職・転職を希望する職場の忙しさを知っておくことが大切です。

 

ブランク明けに復帰する職場の「リハビリ職者の数」「担当者患者数」に注意

具体的には、「職場に勤務するPT・OT・STなどのリハビリ職者の人数」「一人のセラピストが担当する患者さんの数などを把握しておくと良いでしょう。

 

PT・OT・STの数が少ないと、当然、休みの融通も利きにくくなります。また、担当する患者さんの数が多いと、一日の仕事量もその分増えます。

 

そうしたことを避けるためにも、実際に見学や面接に行った時に、PT・OT・STの総数や大体の1人当たりの担当者数について尋ねるようにしましょう。さらに、就業時間辺りに職場へ行き、退社している人が多いかを確認することも、残業の有無を知る指標になります。

 

そして、長いブランクから転職する際は、できるだけ一人の負担が小さく、残業も少ないような職場を選択した方が無難です。

 

ブランク明けに復職する職場の「急な早退への対応」に注意

また、子供を持つ人は、急な早退などへの対応についても確認しておく必要があります。

 

保育園などに預けていると、子供の急な体調不良などで早退せざるをえない時も出てきます。その際に、柔軟に対応してくれる職場かどうかで、働きやすさは大きく変わります。

 

ブランク明けで復帰する際には、こうした職場のフォロー体勢に関する勤務条件には十分注意しなければいけません。

 

ブランク明けPT・OT・STにお勧めの職場

PT・OT・STがブランク明けで復帰する際には、フォロー体勢が整った職場へ就職することが大切です。どのような職場であっても、サポートが手厚いところであれば、ブランク明けであっても問題なく働くことができます。

 

ただそうはいっても、「ブランク明けのPT・OT・STが働きやすい職場」というものは存在します。そこで以下に、ブランク明けPT・OT・STにお勧めの職場について記します。

 

訪問リハビリ:ブランク明けに短時間・高時給の求人が見つかる

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が行う仕事の中に、「訪問リハビリ」というものがあります。

 

訪問リハビリとは、病院内にある「訪問リハビリステーション」か「訪問看護ステーション」から、利用者さんの自宅を訪ねて、自宅で理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者がリハビリを行う仕事です。

 

訪問リハビリは、医療保険で行う場合もありますが、多くは介護保険を利用して行われます。

 

そして、訪問リハビリを行う利用者さんは、基本的に通院や通所が困難な人になります。そのため、訪問リハビリの対象者は、整形のクリニックなどに通院している患者さんより、体の機能が低下している人がほとんどです。

 

訪問リハビリでは、そのような利用者さんに対して、身体機能の向上や環境面の整備を行うことで、利用者さんがより生活しやすくなるように支援します。

 

訪問リハビリは短時間での勤務が可能

このように、訪問リハビリは利用者さんの自宅を一軒一軒訪ねてリハビリを行います。そのため、長時間の勤務ではなく、1軒ごとの時給制でパートの募集をしているところが多くあります

 

また、1日数件のリハビリが入っていても、一軒一軒の訪問の間に、時間があることがあります。中には、そうした空き時間は自由時間であり、自分の好きなことを行ってよい事業所もあります。

 

産後で働いている人には、そうした隙間時間を買い物などに充てている人も多いです。

 

短時間勤務が可能で自由な働き方ができることは、訪問リハビリならではの特徴だといえます。

 

訪問リハビリは時給が高い

さらに、訪問リハビリは、他の一般的な病院や施設に比べて時給が高い傾向にあります。

 

地域によっても異なりますが、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの専門職者の時給は1500円前後のところが多いです。それに対して、訪問リハビリの場合、時給が3000円を超えるところが少なくありません。

 

このように、訪問リハビリは、時間の自由も効く上に時給が良いため、産後にパートタイムで復帰したい人にはお勧めの職場といえます。

 

訪問リハビリは給料が安定しない

ただ、訪問リハビリにもデメリットはあります。それは、給料が安定しないことです。訪問リハビリの場合、1軒当たりの報酬になっていることが多いため、もし利用者さんが休みになったときには、その分だけ収入は少なくなります。

 

実際に、そのように利用者さんが急にキャンセルすることは多々あります。また実際に、パートで給料が安定しないことに悩んでいる人も少なくありません。

 

しかしそうはいっても、時間が自由であることや給料が高いことは、産後に復職する人にとっては大きな魅力です。そのため、産後に復帰する際には、以上のようなデメリットも考慮した上で、訪問リハビリの仕事を行うことをお勧めします。

 

市からの委託事業:単発・短時間の求人が見つかる

もう一つ、同じような特徴を持った仕事があります。それは、市からの委託事業です。具体的には、転倒予防教室や介護予防教室といったものです。

 

市は、介護予防に向けて、さまざまな取り組みを行っています。その中の1つに、「一次予防」があります。一次予防とは、介護保険の認定を受けていない人に対する介護予防事業です。そこで、転倒予防などを目的とした「体操教室」や「講話」などが、市から委託されます。

 

このような市からの委託の事業は、勤務時間が1〜2時間程度であり、割と給料も高めです。例えば、地域によっては時給が4000円を超すところもあります。

 

そして、仕事の数も、月に数回や単発のものなど、家事や育児の間にできるような場合が多いです。そのため、産後に育児や家事を行いながら仕事に復帰したい人には、お勧めの仕事といえます。

 

この仕事のデメリットは、市からの委託であるため、仕事の数が少ないことです。つまり、安定した収入につながらないということです。

 

こうしたことから、先ほど述べたような、訪問リハビリのパートと組み合わせると、お互いのデメリットを補えるのではないかと思います。

 

ブランク明けにおける求人情報の探し方

長いブランクから転職する際は、今まで述べたような条件に合う求人を探し出す必要があります。ただ、インターネットやハローワークで検索しても、望みの求人が見つかることは少ないです。

 

また、長いブランクから転職する際は、ほとんどの人が家事や育児を行いながらの転職活動になります。そのため、求人情報を探す時間を長くとることが難しいです。

 

そのような場合は、PT・OT・ST専門の転職サイトを活用することをお勧めします。転職サイトには、インターネット上には掲載されていないような「非公開求人」を多く持っているところがあります。また、経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの条件に合った求人を探してくれます。

 

つまり、より多くの求人情報の中から、あなたの希望に合った求人だけを抽出して紹介してもらうことができます。

 

さらに、転職サイトには「高額求人に強い」「大手の病院とつながりが強い」など、それぞれに特徴があります。そのため、複数のサイトに登録することで、よりあなたの希望に合った求人が見つかる可能性が高くなります。

 

今回述べたように、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が、長いブランクから転職する際、技術面などで問題になることは、ほとんどありません。ただ、注意すべきことや、ブランク明けの人が働きやすい職場というものはあります。

 

そうした中で、あなたに合った転職先を効率的に見つけるためには、転職サイトを利用することは有効な方法の1つといえます。

 

ぜひ転職サイトを有効に活用して、ブランク明けでも働きやすい職場への転職を成功させましょう。



リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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