PT・OT・STが転職面接時に注意すべきポイント

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリ職者が転職する際、面接を受けることは必須です。

 

そのため、転職で成功するためには、面接で高い評価を受けるためのポイントを押さえておくことが大切だといえます。特に、社会人として基本的なマナーが守れて居なければ、採用担当者からは低い評価を受けることになります。

 

そうしたことを避けるためにも、転職面接時に注意すべき点を把握しておくことは大切です。

 

そこで今回は、「PT・OT・STが転職面接時に注意すべきポイント」について解説します。

 

面接時の基本マナー

就職や転職する際、面接は履歴書と並んで大切なものです。一般的に、履歴書による書類審査を受けた後、面接審査によって採用が決まれば、その会社に就職できます。

 

そのように、就職や転職に欠かせない面接ですが、注意しなければいけない点がいくつかあります。その中でも、基本的なビジネスマナーは重要です。特に、転職者は社会人を経験しているため、一般常識や基本マナーを身につけていて当然と考えられています。

 

そして、意外と知っているようで知らないのが基本マナーです。そのため、転職前に一度、基本的なビジネスマナーについて見直しておくことが大切です。

 

そこで今回は、基本的なビジネスマナーについて述べます。

 

ビジネスマナーは評価の対象である

冒頭でも述べたように、転職者には、より高い一般常識や基本マナーの能力が求められます。そのため、特に面接試験では、そのような点が厳しくチェックされます。

 

また「できて当然」と思われていていることなので、ちょっとしたことでも減点評価にされるのが普通です。さらに、総合的な評価に組み込まれるのであればまだしも、マナーができていないだけで不採用となる場合もあります。

 

そして、意外とチェックされているのが、面接に来た時の受付における対応です。応募者が受付に対して、要件と名前を告げる際の印象や声の大きさ、内容などを評価しているところもあるようです。

 

このように、多くの人が気にしていないようなところが、実際には評価対象になっています。そのため、ほとんどの面接で気をつける必要がある5つの例を挙げて、それぞれの注意点を述べます。

 

 ・会場には早めに行く
面接会場には早めに行くことが常識です。特に、面接会場までに電車やバスなどの公共交通機関を使う場合、どのようなトラブルがあるかわかりません。

 

しかし、会場には早く着きすぎるのも問題です。一般的には、5〜10分前に着くのが常識です。いくら早めに着くことが大切といっても、30分以上も前に訪ねるのは相手にとって迷惑です。その場合、会場の外で時間をつぶすなどの工夫をしましょう。

 

公共交通機関のトラブルも考慮して、2〜30分は時間に余裕を見て行動するとよいでしょう。そして、早めに着きすぎた場合は、近くの公園などで面接の復習を行って、会場には5〜10分前に入るようにするのが基本です。

 

 ・控室での待ち方
控室で、おしゃべりや化粧、居眠りなどをする人がいます。そのような人は論外ですが、読書なども避けることが常識です。

 

もし読むのであれば、応募先の会社案内や、面接のための自分のノートまでです。基本的に、待っている間に小説や週刊誌を読むなど、いわゆる「時間つぶし」をするような姿勢はマナー違反です

 

緊張感を持ちながらも、落ち着いた態度をアピールするつもりで待つようにしましょう。

 

 ・フランクな対応は注意が必要
面接担当者がいくらフランクだからといって、あなたも同じように受け答えするのは非常識です。例えば、面接担当者の話に対して「うんうん、そうそう」など、友達と話すような態度で答えることは避けてください。

 

もちろん、面接担当者に対して笑顔ひとつ見せないのもマナー違反です。面接は、口頭試問ではなくコミュニケーションの場です。基本的なマナーは守りつつ、担当者とコミュニケーションをとるつもりで臨むとよいでしょう。

 

 ・履歴書をむき出しで出すのは非常識
面接者の中には、履歴書をむき出しで持ってきて渡すような人もいるようです。しかし、それはビジネスマナー違反です。履歴書は自分自身の分身であり、転職先の会社側にも丁寧に扱ってもらうことが大切です。

 

履歴書は封筒に入れてバックに収めて、渡すときは、両手で手渡しするのが基本です。間違っても、上着のポケットから裸でとり出したものを、そのまま渡すようなことは避けてください。

 

 ・余計な物は持っていかないのが常識
会場には余分な物は持っていかないのが常識です。履歴書などの必要な物を入れたバックは膝の上か、腰と背もたれの間に入れるのが定位置です。

 

もし面接に必要なもので大きなカバンなどを持っていく場合は、足元の床に置くようにしましょう。応接のソファーやテーブルの上にカバンなどの物を置くことは、マナー違反だということを覚えておいてください。

 

基本動作の注意ポイント

面接ではビジネスマナーがチェックされるため、ちょっとした姿勢や動作に気をつける必要があります。ただ、面接時に注意しなければいけない動作は、だいたい決まっています。

 

そこで、面接でチェックされやすい8つの動作について、チェックポイントを述べます。

 

受付

意外とチェックされているのが、到着して最初に声をかける受付での対応です。受付では、「本日〇〇時にお約束をしています△△です。面接担当者の◇◇さまにお取次をお願いします」と丁寧に名前を告げるようにしましょう。

 

受付がない会社の場合は、「恐れ入ります」と声をかけて、出てきた人に対して同じように名乗れば問題ありません。

 

控室

通常、受付から控室までは、従業員が案内してくれるところが多いです。そのような場合、案内してくれた従業員にも礼儀正しく接するように心がけてください。また、控え室に行くまでに出会う人にも、目礼を行うことが大切です。

 

そして控室では、おしゃべりや読書などは厳禁です。椅子に浅く腰かけ、姿勢を崩して気を抜かないようにして待ちましょう。

 

入室時

名前を呼ばれたら「ハイ」と返事をすることを忘れないようにしましょう。そして、ドアがある場合は、軽く2回ノックして中からの返事を待ちます。「どうぞ」と返答があった後、「失礼します」と言い、静かにドアを開けます。

 

ドアを閉める時は、ドアに向き合って閉めるのが常識です。後ろ手でドアを閉めることはマナー違反ですので、注意してください。

 

あいさつ

あいさつの際は、必ずお辞儀をします。面接時のお辞儀は、背筋を伸ばしたままで、30〜40度程度の角度で行うことがポイントです

 

初めに「〇〇です。本日はお忙しい中、面接の時間をとっていただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いします」という言葉を添えてあいさつを行うと、面接担当者に良い印象を与えることができます。

 

着席

あいさつ後は、面接担当者から「どうぞ」や「おかけください」との声がかかります。相手から促される前に座るのはNGです。

 

座るときも「失礼します」と一言添え、浅めに腰かけ、姿勢よく座るように気をつけてください。

 

面接中

面接者の中には、面接中にキョロキョロするような人もいるようです。しかし、面接中は相手の顔に視線を向けるのが基本です。集中して見る必要はありませんが、間違っても下を向いたまま話を聞くなどの対応は行わないようにしてください。

 

猫背になったりすると、上目づかいになってしまうので、姿勢にも注意が必要です。

 

面接終了

面接が終了した後は、落ち着いて立ち上がり、椅子の横に立ちます。そして、「本日はありがとうございました。よろしくお願いします」と深めに一礼しましょう。

 

退出時

退出する際は、ドアのところで室内に向き直り「失礼します」と会釈をして退出します。ドアは開けて出た後、向き直ってから閉めるようにしましょう。

 

間違っても後ろ姿のまま閉めたり、音がたつように強く閉めたりすることは避けてください。

 

避けるべきリアクション

面接を受けるにあたって、「話が下手」「敬語が苦手」などといったことは、意識することで十分改善できます。しかし、無意識の癖などは、気づいてもいないため、どうすることもできません。

 

そこで、「面接時に起こりやすい避けるべき7つの癖」を知ることで、自分自身にそのような癖がないかを確認することができます。そして、もし無意識のうちに面接時に避けるべきようなリアクションを取っていれば改善すべきです。

 

そうすることで、より面接で高い評価を受けることができるようになります。

 

以下に、「面接時に起こりやすい避けるべき7つの癖」について記します。

 

オーバーリアクション

経験のある面接担当者が注意するのが、身振りや手ぶりを行いながらの話し方です。印象が強く残るため、良くも悪くも応募者に対する判断が鈍くなるということです。

 

確かに、適切な場面で適度に行う身振りは、相手への印象を強くし、良いイメージを与えることもあります。しかし、あまりに過剰すぎると、「落ち着きのなさ」や「軽率なイメージ」が目立ち、悪い印象をもたれる可能性があります。

 

そのため、日頃から、オーバーリアクションになっていないか気をつけることが大切です。

 

面接担当者を指さす

営業系の人によく見られる癖のようです。話に集中し、熱が入ってくると相手を指さす人がいます。指差した本人は、共感のつもりで無意識にしているつもりかもしれません。しかし、指を差された方は、決して良い印象を受けません。

 

あなたも、人から指を指されたと想像すれば、よくわかります。決して、良い気持ちになることはないと思います。

 

思い当たる節がある人は、相手を指さすことは無礼な動作であることを再認識しておくようにしましょう。

 

座り方が場違い、横柄

座り方は、あなたの普段の癖がそのまま出てしまいます。面接の際、さすがに腕を組むような人はいないと思います。しかし、他にも面接担当者に悪い印象を与えるような座り方というものはあります。

 

その代表的なものが、女性が極端に脚を斜めに流す「モデル座り」や、男性が腰深に座り、肘かけに腕を乗せる「重役座り」と言われるものです

 

これらは、キレイに見せたり、威厳を示したりするには良い座り方かもしれません。しかし、面接の場面では適した姿勢とは言えません。面接の際は、浅めに背筋を伸ばして座るのが、正しい座り方といえます。

 

視線がキョロキョロしている

面接の場面に意外と多いのが、社内を探るようにキョロキョロしている人だと聞きます。確かに、普段仕事をしていても、「この人は何をそんなにソワソワしているのだろう」と思うくらい、視線が定まっていない人もいます。

 

希望先の会社について知りたいという気持ちはわかりますが、面接時には控えるべきでしょう。面接時にこのような行動を行うと、ほとんどの場合がマイナス評価になってしまいます。

 

面接時は、面接担当者としっかり向き合って話し合う姿勢が基本です。

 

腕時計を見る

いろいろな人と接していると、話している時に腕時計をチラチラ見る人がいます。そのような姿を見ると、他人には「早く話を終わらせたいのかな」という印象を持たれてしまいます。これは、面接担当者も同様です。下手したら、「次に違う会社の面接があるのか」と疑われる可能性もあります。そのため、面接時はとくに注意が必要です。

 

また、癖でなく、実際に次の予定が迫っている場合もあると思います。少なくとも面接の日には、そのようなことにならないためにも、時間に余裕を持ってスケジュールを立てておくことが大切です。

 

スカートの裾を引っ張る

低い椅子などに座ると、スカートの裾がずり上がってしまいます。それが気になって、裾を上げる癖がついている人がいます。

 

そのような人は、面接中でも、裾を気にして引っ張り続けている場合があるとのことです。人の視線は、手が行く場所に動く傾向があります。そのため、裾を引っ張るような行動をすると、余計に目立ってしまいます。

 

このような癖がある人は、パンツスーツにするか、ひざの上にハンカチやノートなどを広げるような工夫を行うと良いでしょう。

 

手癖

ひざや太ももをなでたり、顎をさするなど、その人独特の癖というものはあります。しかし、このような癖は、面接担当者からすると、不自然で目障りなものです。

 

特に、話をしながらネクタイの端やボタンなどを触り続ける人は多いようです。

 

このような手癖は、幼児的な印象を与えがちです。いくら立派なキャリアがあっても、面接時に手癖が出てしまうと、せっかくのキャリアも台無しです。

 

そのため、普段から自身の手癖については注意するようにしてください。

 

面接時は、とくに緊張するため、無意識の癖というものが出てしまいがちです。人によっては「たったこれだけのこと」と思うかもしれません。しかし、そのちょっとしたことが、あなたの採用に大きく響くということは事実です。

 

まずは、以上に挙げた癖がないかを確認しましょう。そして、もし癖が見つかった場合は、日常生活から癖の動きを出ないように、注意することが大切です。

 

今回述べたように、PT・OT・STが転職面接を受ける際には、面接前から面接中まで、さまざまな点に注意しなければいけません。これらを意識すれば、面接で高い評価を受けて、転職を成功させることができるようになります。


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