PT・OT・STが転職先へ退職理由を正直に話すべき理由

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などリハビリ職者が転職するとき、転職先に必ずといっていいほど聞かれることがあります。

 

それは「前職場の退職理由」です。多くの場合、面接時に「なぜ転職しようと思ったのか?」ということを尋ねられます。

 

PT・OT・STが転職する理由は、人それぞれ異なります。PT・OT・STが転職する場合には、「キャリアアップのため」「さまざまな分野を経験したいから」というポジティブな理由の人が多いですが、中には「職場が合わなかったから」「残業が多く、体に支障をきたし始めたから」というネガティブな理由の人もいます。

 

そして、特にそうしたネガティブな理由で転職を行った人は、転職理由を聞かれたときに「正直に答えるべきか?」ということを悩みます。それは、「ネガティブな理由で辞めたことを伝えると、マイナスの評価を受けて不採用となるのではないか?」という心配が起こるためです。

 

しかし実際には、PT・OT・STが転職理由を聞かれた際には、たとえネガティブな理由であっても正直に答えるべきだといえます。

 

そこで今回は、「PT・OT・STが転職先へ退職理由を正直に話すべき理由」について解説します。

 

転職理由を隠す心理

PT・OT・STが転職をする際には、必ず面接試験を受けます。そして、面接試験を無事に通過すると、転職を行うことができます。そのため、転職を成功させるためには、面接は1つのキーポイントになります。

 

履歴書で書類審査を通過しても、面接で失敗して結果的に転職に失敗する人は少なくありません。

 

そして、面接で失敗しないためには、面接担当者の質問に対する応答の仕方が重要になります。そうした面接担当者のやり取りとの中で、多くの人が答えに詰まる質問が「前職場の退職理由」です。

 

特に、「人間関係や労働環境などが合わずに辞めた」といったような、ネガティブな理由で転職するPT・OT・STは、転職理由を正直に答えるべきかどうかを悩みます。

 

実際にネガティブな理由で転職したPT・OT・STに話を聞いてみると、多くの人は「正直には答えない」といいます。

 

そうした人たちが、退職理由を正直に答えないのは、「ネガティブな理由での退職は、転職先の面接担当者にマイナス評価を与えてしまうのではないか?」「その結果、転職に失敗してしまうのではないか?」というような、「不安」という心理が原因です。

 

このように、多くのPT・OT・ST「ネガティブな退職理由を話すと、マイナス評価を受け転職に不利になるのではないか?」という心理から、転職先に前職場の退職理由を話しません。

 

転職理由を話すべき理由

PT・OT・STが面接試験時に転職先から前職場の退職理由を聞かれた場合、多くの人は「マイナス評価を受けて不採用となる」と考えて、正直な理由を隠そうとします。

 

しかし実際には、面接時に退職理由を聞かれた場合には、正直に答えるべきです。それは、転職後に起こる「ミスマッチ」を防ぐためです。

 

PT・OT・STが転職を行う場合、ポジティブでもネガティブであっても、必ず理由があります。そして、何かしらの条件や望みを求めて、それを叶えてくれる転職先を探します。

 

例えば、職場環境が問題で前職場を辞めて転職を行う人であれば、転職先には「良好な職場環境」を求めるはずです。具体的には、「残業が多く体調を崩してしまった」という人であれば、「残業が少ない職場」に転職したいと考えると思います。

 

ただ、基本的に求人情報だけでは、残業が多い職場であるかを読み取ることは困難です。

 

そのため、こうした内部事情について知るためには、面接時に直接聞くしか方法はありません。そうした場合に、「退職理由がネガティブであるから」ということで転職先に正直に話さないでいると、現状がわからないまま転職することになります。

 

そして、「求人情報には残業が月に数時間と書いてあったにも関わらず、実際には毎日数時間残業をしなければいけない職場であった」というミスマッチが生じる可能性があります。そうなると、せっかく残業が少ない職場を希望して転職したにも関わらず、また同じように残業が多いところで働くことになります。

 

その結果、体調を崩して再転職を考えます。

 

一方で、面接時に「残業が多いために体調を崩して退職した」ということを正直に話しておけば、そのときに残業事情について話してくれる可能性が高いです。そして、ミスマッチが起こらないように他の転職先を勧めるか、残業が多くならないような働き方・雇用形態を提案してくれるかもしれません。

 

また、もし残業事情について教えてくれなくても、ミスマッチが生じないように不採用通知を出すことがほとんどです。

 

こういうと、「不採用通知を受けるくらいなら正直に話さないほうがいい」と考えるPT・OT・STがいます。しかし実際には、ミスマッチが起こるくらいなら、他の転職先を探すべきです。

 

あなたが考えているより、転職でのミスマッチは、あなたにとってマイナスにしかなりません。短い期間での転職は、履歴書に残ってあなたの今後における転職活動に響きますし、「また退職・転職活動を行わなければいけない」という負担を負うことになります。

 

以上のような理由から、面接時には正直に前職場の退職理由を話すべきだといえます。

 

また転職理由を話す際には、ネガティブな部分だけを述べるのではなく、今後改善しようと考えている点を伝えると、面接担当者への印象を良くすることができます。

 

今回述べたように、PT・OT・STが転職する際には、前職場の退職理由を正直に話すことが大切です。そうすることで、転職後のミスマッチを防ぐことにつながります。

 

ただ、それでも面接時に「退職理由を話したくない」と考えるのであれば、リハビリ職者専門の転職サイトを活用することをお勧めします。

 

転職サイトを利用すると、転職サイトのアドバイザーがあなたの希望に沿った求人情報を探してくれます。転職支援の経験が豊富なアドバイザーであれば、転職先の業務事情についても知っている可能性が高いですし、紹介前に直接確認してくれることもあります。

 

そのため、アドバイザーを上手く活用することで、あなたの希望に合った転職先を紹介してもらうことができるため、面接時に退職理由を正直に話す必要がなくなります。

 

ただ、PT・OT・STが転職サイトを活用する場合には、アドバイザーには正直なことを話すようにしてください。


リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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