退職するPT・OT・STの失業手当・保険の受給方法:リハ転職

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリ職者が転職する際には、すぐに転職先で勤める人もいれば、一定期間現場を離れて仕事を始める人もいます。

 

後者には、休暇のために数ヶ月という短期間休む人もいれば、出産などによって数年間仕事を行わない人もいます。

 

そうした場合に知っておくべき制度として「失業手当」が挙げられます。失業手当は、会社を退職してある一定期間失業した状態であると、「雇用保険の失業給付」を受けることができます。

 

ただ、失業給付を受給するためには、一定の条件が決められています。そのため、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が退職する際には、そうした失業保険に関する基本的な条件や仕組みを知っておくことが大切です。

 

そこで今回は、「退職するPT・OT・STの失業手当・保険の受給方法」について述べます。

 

失業保険とは

退職する理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が受給できる失業保険とは、「病院に勤めていた人が失業した場合に、再就職するための生活費を国が支給するもの」です。

 

そのため、転職する際にも、一時的に失業する場合には、条件によっては失業保険を受給できる可能性があります。

 

ただ、退職した理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が失業保険を受けるためには、以下に記す2つの条件を満たすことが必須になります。

 

・雇用保険の加入期間が12ヶ月以上(退職日から2年さかのぼった期間)
・働く意思と能力がある

 

以上の条件を満たしている場合には、失業保険を受給する資格があるとみなされます。

 

例えば、雇用保険に加入していなかったり、積極的に求職活動を行っていなかったりする場合には、失業保険を受給することはできません。

 

つまり、失業保険は、「退職したらもらえるのではなく、再就職活動中の生活支援として支給されるもの」といえます。

 

そのため、以上の条件を満たして、退職して再就職する気がある理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者は、失業保険を申請すべきだといえます。

 

失業保険を受給するまで

退職して再就職する気がある理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者は、条件を満たしていれば失業保険を受給することができます。

 

そして、実際に受給するまでには、いくつかの手続きを行う必要があります。失業保険受給までの流れを以下に記します。

 

必要書類を用意する

離職票2枚、雇用保険被保険者証、運転免許証などの身元証明書、印鑑、証明写真2枚(直近3ヶ月以内で3cm×2.5cm程度のもの)、銀行預金通帳(郵貯も可)

 

ハローワークに行く

ハローワークにいって求職登録を行って必要書類を提出すると、受給資格者のしおりを渡されます。そして、雇用保険説明会の日時を教えてもらうことができます。

 

雇用保険説明会に参加する

ハローワークでの手続き後7日間は、待機期間としてどのような人であっても失業保険を受給することはできません。そして、待機期間が終了した後は、雇用保険説明会に参加します。

 

雇用保険説明会は、失業保険を受給するためには必須になりますので、必ず参加するようにしてください。

 

認定日ごとにハローワークに行く

雇用保険説明会が終了した後は、4週間に1回、指定された認定日にハローワークに行って失業認定申告書を提出します。この申告書には、前回の認定日からの求職活動状況や、収入の有無を記入します。

 

失業認定申告書を提出して、ようやく失業保険を受給することができます。

 

失業保険の実際

失業保険をもらえる金額や日数は、その人によって異なります。例えば、退職理由が「自己都合退職」と「会社都合退職」でも受給金額や日数は違いますし、年齢や雇用保険の加入期間によっても変わります。

 

ただ、基本的に受給金額は、直近6ヶ月分の総支給額から計算され、受給日数は雇用保険の加入期間によって決まります。

 

具体的な受給日数は以下のようになります。

雇用保険加入期間

10年未満

10〜20年

20年以上

所定給付日数

90日

120日

150日

 

さらに、「自己都合での退職」の場合は、退職後3ヶ月間は失業保険を受給することができません。このことはしっかりと頭に入れておくようにしてください。そのため、こうしたケースでは、すぐに失業保険を受けることはできないため注意が必要です。

 

そして、最も注意しなければいけないことは、失業保険受給中のパート・アルバイトです。失業保険受給中でも、一定条件未満のパート・アルバイトは認められています。ただ、条件を超えてしまった場合には、失業保険の受給が停止されるため注意してください。

 

失業保険受給中に認められているパート・アルバイトの条件は以下の2つです。

 

・1週間の労働時間数が20時間未満
・雇用期間が30日以内

 

つまり、雇用保険の加入条件を満たさないようなパート・アルバイトであれば、失業保険受給期間であっても行っても問題ありません。

 

そして、どれだけ収入額が少なくても、失業保険受給中に収入があった場合には、失業認定申告書で報告しなければいけません。もし、パートやアルバトをしていることを隠していたり、嘘をついたりして不正受給を行うと、失業保険がストップするだけでなく、今までの分を返還しなければいけなくなる可能性があります。

 

そうならないためにも、失業保険受給中に収入があった場合には、必ず申告するようにしてください。

 

今回述べたように、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が失業保険を受給するためには、さまざまな条件を満たした上で、いくつかのことに注意する必要があります。

 

職場を転職する際に、一定期間現場を離れる際には、こうした失業保険を受給できるということを知っておいてください。


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