PT・OT・STが採用選考を通過するためのポイント

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などリハビリ職者が転職で成功するためには、採用選考を通過する必要があります。

 

そして、採用選考を通過するためには、いくつかのポイントがあり、転職で成功している人の多くは、採用選考に通過するために必要なポイントを理解しています。そのため、転職で成功するためには、そうした採用されるためのポイントを押さえてことが大切です。

 

そこで今回は、「PT・OT・STが採用選考を通過するためのポイント」について解説します。

 

転職市場の価値について知る

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などリハビリ職者に限らず、転職する際は、転職市場における価値のピークがあります。そして、そのピークによって、求められる能力は異なります。

 

そのことを理解した上で採用選考を受けると、あなたの価値が高く認められる職場に転職することができるようになります。

 

そこで以下に、転職市場における3つのピークについて述べます。

 

ピーク1

PT・OT・STの転職市場における最初のピークは「25歳前後の社会人2〜3年目」です。

 

この時期の人達は、ある程度の社会人マナーも備えて仕事にも慣れているため、雇う側からすると、以下のようなメリットがあります。

 

・教育に手間がかからない
・若いため社風になじみやすい

 

つまり、25歳前後の社会人経験者は、「他の会社(病院・施設)が手間暇かけて育ててきた使いやすい活きの良い人材」といえます。

 

そのため、こうした人材は、入職後に即戦力として使える可能性も高いです。また、さらに教育していくことで、将来的には管理職として会社を引っ張っていく存在になるかもしれません。

 

このように、社会人経験2〜3年目の25歳前後は、多くの病院や施設が欲しがる最初のピークだといえます。

 

またこの年代は、未経験職種に転職する最後のチャンスでもあります。

 

ピーク2

PT・OT・STの転職市場における次のピークは、「30歳前の社会人5〜6年目」です。

 

この年代は、職場でも実績を出し、新人の教育などを任されるような時期です。そのため、雇う側からすると、以下のようなメリットがあります。

 

・優秀な社員を入れることで、既存社員のモチベーションが上がる
・近い将来の管理職候補を補強できる

 

ただこの頃になると、同年代で同じ経験年数であっても、仕事ができる人とできない人の差が明らかになってきます。そして当然ながら、雇う側が求めているのは、仕事ができる人です。特に、この年代でやる気の低い社員というのは、会社側としても使い方に困るものです。

 

そのため、30歳前後の応募者としては「今まで仕事に力を入れ、実際に実績を出してきたような人」が求められます。

 

このように、病院や施設側が30歳前後の人材を探している場合には、1年以内という近い将来に、自分の会社において主力となれるような人を求めています。

 

ピーク3

PT・OT・STの転職市場における最後のピークは「30代前半〜40代の社会人10年目以上」です。

 

多くの場合、転職の旬はピーク1、2である「25歳」と「30歳前」になります。ただ、そのピークを過ぎても引っ張りだこになる人材もいます。

 

それは、以下のような人材です。

 

・即戦力の管理職
・プロフェッショナルプレーヤー

 

この時期で、病院や施設側から求められるのは、この2点に限ります。

 

このように、社会人経験が長い人の場合、会社側は「自社の社員にはできないことができる」もしくは「自社の社員よりずば抜けて優秀」な人しか求めていません。

 

以上に述べたように、一般的にPT・OT・STにおける転職市場には3つのピークがあります。そして、それぞれで求められるものは大きく変わります。

 

このことを理解することで、採用選考において適切なアピールを行うことができるようになります。

 

転職先について研究する

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が転職する際は、転職先について一歩踏み込んだことを知ることで良い転職につながることがあります。

 

それは、病院や施設における「独自の取り組み」です。独自の取り組みから、その病院や施設の特徴や強みを予測することができます。そのため、転職希望先について研究しておくと、よりあなたに合った転職先を選ぶことができるようになります。

 

そこで以下に、転職先について研究する大切さについて述べます。

 

独自の強みを知る重要性

病院や施設に限らず、全てのビジネスを行う上で大切になることは「同業者における他社とは違う取り組みをすること」です。

 

ビジネスを行うということは、自社の製品を売らなければなりません。物が売れないと、利益が出ないため会社を継続して運営することができません。これは、病院でも同じことがいえます。

 

病院というと、何もしなくても利益が出るように感じている人も多いかもしれません。しかし、いくら病院であっても患者さんが来院しなければ潰れます。

 

そして、自社の製品を売ることや、患者さんが来院するようになるためには、他の会社や病院と違った特徴があることが大切になります。もしそうでないと、お客さんや患者さんが、その商品や病院を選ぶ理由がなくなります。

 

そして、その選択要因は買う人によって異なります。

 

例えば、ビールを買う場合「値段は高いが味が美味しい生ビール」を選ぶ人もいれば、「味は劣るが値段は安い発泡酒」を選択する人もいます。ただ、どちらにも言えることは、それぞれに特徴があるということです。

 

生ビールは、味で他の製品との違いを作っていますし、発泡酒は値段が安いという売りがあります。

 

このように、何を行うにしてもビジネスで成功するためには、他との差別化を行うことが必須になります。それが、その病院や施設の「独自の取り組み」であり、「強み」にもなります。

 

独自の取り組みを聴取する

病院の中には、多くの患者さんが来院するように、独自の取り組みを行っているところもあります。あなたはそのことを知ることができれば、病院の特徴や強みを予測することができます。

 

こうした病院の特徴や強みは、あなたに合った職場であるかを判断する材料になります。

 

そのため、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が、転職を希望する職場における独自の取り組みを知ることは、とても大切なことです。

 

そして、そのような病院独自の取り組みは、施設見学や面接の際に聞くことができます。

 

ただ、病院はそのような「マーケティング」に乏しいところが多いため、特に何も行っていないというところも少なくありません。そうした病院であれば、あなたが質問しても、望んでいるような答えが返ってこない可能性もありますが、こればかりは実際に聞いてみないとわかりません。

 

また、見学時や面接時に明確な回答がなくても、周辺住民の評判から予測することもできます。

 

こうした周辺住民から得られる情報は、消費者側の意見を聞くことができるます。そのため、働く人に直接聞くより、むしろ参考になる場合が多いです。

 

どちらにしても、転職先における独自の取り組みや、強みというものを知ることは、転職を成功させるために大切なことです。そして、そうした独自の取り組みや強みを把握するためにも、施設見学や面接の際は、ぜひ質問するようにしましょう。

 

企業(病院・施設)研究を行う

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者に限らず、転職する際は転職先の企業(病院・施設)について事前に調べます。一般的には、そのような活動を「企業研究」といいます。転職活動を行う上で、企業研究は欠かせないものです。

 

そして、企業研究を行った上で転職先を選択したり、履歴書や面接の内容に反映させたりします。

 

また、企業研究を行うことで、既に述べたような独自の取り組みを知ることもできます。

 

ただ、企業研究というと「何をしていいのかわからない」「どこまで調べればいいのかわからない」「そもそも企業研究を行わなければいけないのか」と考える人も少なくありません。

 

そこで以下に、企業研究について述べます。

 

企業研究はしっかり行うべき

企業研究とは、簡単にいうと「転職先の職場に関する情報を得るための活動」といえます。具体的には、求人情報やホームページ、知人からの話などによって企業に関する情報を収集します。

 

基本的には、企業研究を行わずに転職する人はいません。ただ、その内容が浅いか深いかの違いは、人によって大きく異なります。

 

例えば、求人情報だけで企業研究を行い、転職先を決める人もいます。一方で求人情報に加えて、ホームページなどのインターネット上の情報、さらに実際に働いている人と連絡をとって話を聞くことまで行う人もいます。

 

企業研究は、深く行うほど良いといえます。細かいところまで知ることで、どのような企業なのかということが理解できます。

 

もし企業研究を行わずに転職先を決めると、入職後に「思っていたのと違った」ということになる可能性が高いです。そうなると、せっかく転職したのにまたすぐに転職をしたいと思うようになります(ミスマッチ)。

 

そのため、企業研究はどんなに簡単に済ませるとしても、企業理念や社風、組織体制程度は調べるようにしましょう

 

既に述べたように、企業研究をしっかり行うことで、転職によるミスマッチを防ぐことができます。またそれだけでなく、履歴書や面接においても採用担当者からは「よく調べている」と高い評価を受け、採用されやすくもなります。

 

このような意味でも、企業研究はしっかり行うことが大切です。

 

ホームページを見る上でのポイント

企業研究は深く行うほど良いといえます。

 

ただそうはいっても、誰でも社内の人から話を聞いたりすることが出来るとは限りません。そのため、多くの場合は求人情報とホームページによる企業研究が主になります。そして、ホームページから情報を得る場合にはポイントがあります。

 

ホームパージを見る上でまず考えないと行けないことは、「あなたはなぜその企業を選んだのか?」ということです。そのことを明確にしていると、自然とホームパージから有益な情報を得ることができます。

 

例えば、リハビリ職者の転職先となる病院であれば、ホームページには理念や組織体制、手術の種類、リハビリとして取り入れている器具などが載っています。

 

そして、もしあなたが整形外科の病院に転職したいと考えたときには、さらに具体的に整形外科の中でもどのような患者さんを担当したいのかということまで考えます。また、人工膝関節における手術後のリハビリを行いたい場合は、自然と手術の種類や件数をホームページで探します。

 

このように、ホームページから得られる情報はさまざまですが、その人にとって必要なものというのも人それぞれです。

 

そのため、まずは「なぜあなたはその企業を選んだのか?」ということを明確にしましょう。

 

さらに、ホームページを見る上でのもう一つのポイントとして、「経営者の言葉をしっかり確認する」ということが挙げられます。

 

経営者の言葉からは「その企業がどのようなことに力を入れているのか?」「何を大事にしているのか?」などを読み取ることができます。そして、そのことに対してあなたが共感できるのかを考えるようにしましょう。

 

もし、あなたが経営者の言葉に納得できないようでしたら、その職場へ転職しても長く続く可能性は低いです。

 

また、ホームページ内でどのコンテンツに力を入れているかもポイントになります。経営者の言葉と同様に、その企業におけるホームページ内でコンテンツが充実している部分は、その企業が力を入れて取り組んでいるものだと考えることができます

 

そのため、ホームページを見る際は経営者の言葉とコンテンツで力を入れているところを合わせて考えることが大切だといえます。

 

自分の立ち位置を考える

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が採用選考に通過するためには、「自分のポジション」について考えることが大切になります。

 

そうすることで、今後の人生における仕事の軸を作ることができます。軸ができれば、将来像もはっきりして、あなたがアピールすべきポイントも明確になります。そのため、自分のポジションを理解していることは、転職を成功させることにもつながります。

 

そこで以下に、自分のポジションを考える大切さについて述べます。

 

自分のポジションを把握する

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者の中にも、「出世=良いこと」と考えている人もいます。しかし実際には、そうとも限りません。

 

仕事は、人生における大半の時間を費やすものです。そのため、仕事が楽しいものになれば、人生も充実します。もちろん、楽しんで仕事を行った結果、出世したという人もいるでしょう。一方で、出世しなくても仕事を楽しんでいる人もいます。

 

そして、仕事を充実したものにするために必要なことは「あなたに合ったポジションで仕事を行う」ということです。そのためには、まずはあなたのポジションを把握する必要があります。

 

一般的に、組織におけるポジションは、以下の4つに大別できます。

 

・プレイヤー(現場)
・アシスタント(補助)
・トレーナー(教育) 
・マネージャー(管理)

 

これらのポジションは、どれが一番優れているというものはありません。組織を上手く運営していくためには、全てのポジションの人が必要になります。

 

当然、これらの中でも複数の役割をこなす人もいます。ただ、一番あなたに適しているポジションがあるはずです。そして、あなたに合ったポジションを見つけ、その仕事を中心に行っていくことで、仕事をより充実したものにすることができます。

 

ポジションを把握することで転職に活かす

既に述べたように、あなたに適したポジションを把握し、その役割に徹することは、仕事を充実させることにつながります。またそのことは、普段の業務だけでなく転職する際にも役立ちます

 

転職先を決める際は、さまざまなことを考慮して選択します。何を優先するかは、人それぞれです。給料を一番だと考える人もいますし、休日数を優先する人もいます。

 

ただ、転職時に最も大切にすべきことは「長く勤めることができるような職場に転職すること」ということです。転職は、人生の中でも大きなイベントです。いろいろな仕事を経験したいと考えている人は別ですが、できれば転職する回数は少ない方が負担はかかりません。

 

そして、長く勤めるために最も大切になることが「仕事が充実していること」です。そのためには、あなたに合ったポジションで仕事をすることがポイントとなります。

 

つまり、転職先を探す際は「その職場は、あなたに合ったポジションで仕事を行えるか?」ということを重視する必要があります。

 

これは、雇う側も同じことを考えています。経営者における仕事の1つとして「適材適所の人事を行う」ということがあります。経営者が適切な人員配置を遂行できれば、より効率的に事業が進み、利益を最大化することができます。

 

そのため、応募者自身が自分に合ったポジションを把握していると、雇う側としても、とても採用しやすくなるといえます。

 

そこで、あなたが転職の際に行うことは、履歴書や面接で、あなたに合ったポジションをアピールするだけです。そうすることで、経営者に対して「組織におけるどのポジションで、どのように貢献することができるのか?」ということを明確に示すことができます。

 

その結果、転職における採用選考で有利になります。

 

今回述べたように、PT・OT・STで採用選考に通過しやすい人は、さまざまなことを考えて行動しています。

 

こうした思考を真似することで、あなたも転職で成功できるようになります。


リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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