PT・OT・STが転職活動時に避けるべき行動

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリ職者が転職に失敗する原因はいくつかあります。

 

そして、転職で失敗する人は、いくつかの共通した行動を取っています。そのため、転職で成功するためには、そうした転職で失敗しやすい人が行っている行動を避けるべきだといえます。

 

そこで今回は、「PT・OT・STが転職活動時に避けるべき行動」について解説します。

 

スピード転職を行う

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が転職で失敗する原因の中でも多いのが、焦って求人を探して急いで転職を決めてしまう「スピード転職」です。

 

転職先を探す際は、ついつい早く見つけて安心したいという気持ちが働き、焦ってしまいます。ただ、転職はあなたの今後を左右する大きなイベントであるため、失敗はできるだけ避けたいものです。

 

焦ってスピード転職を行うと、転職後に後悔することになりかねません。そこで以下に、スピード転職の問題について述べます。

 

焦って決めるとミスマッチが起こる

転職活動を行いはじめると、どうしても「早く決めて安心したい」と考えてしまいます。また、良い求人情報は、人気があり募集がすぐに打ち切られることが多いです。そのため、少しでも魅力的な条件の求人が出ると、すぐに応募する人もいます。

 

確かに、転職活動はスピードが大切です。ただ、焦り過ぎて転職先を決めると、転職後に相手側との「ミスマッチ」が起こります。

 

例えば、あなたは「給料が良い」という理由で転職先を選択し、入職したとします。あなたは、給与だけで決めたため見学にも行っておらず、転職先の職場についてもほとんど何も情報を得ていないような状態です。

 

そして、実際に働いてみると、「毎日残業」「休みが少ない」「人が少なくとても忙しい」など、「給料は高いけれどもとても忙しい」という現状でした。

 

もし「バリバリ仕事をしたい」という人であれば問題ないかもしれません。ただ、あなたは「給料は必要だが家族との時間を大事にしたい」とも考えていたため、すぐに職場を辞めたくなってしまいます。

 

これが、いわゆるミスマッチです。こうしたミスマッチが起こった結果、転職回数が多くなります。そして、そうなるとさらに転職が行いにくくなります。

 

雇う側の経営者は、従業員に対して「できる限り長く働いてもらいたい」と考えています。そのため、転職回数が多いような職歴を持つ人は、経営者からあまり好まれません。つまり、採用選考から外れやすくなります。

 

このように、焦って転職先を決めることほど怖いものはありません。スピード転職して失敗すると、転職先で後悔するだけでなく、その後の転職活動にも大きな影響を与えることになります

 

転職先を選択する期限を決める

既に述べたように、焦って転職先を決めることで、転職に失敗する可能性が高くなります。ただそうは言っても、ダラダラと長い時間かけて転職を行うことも良くありません。そうならないためにも、ある程度の期間を決めて転職活動を行うようにしましょう。

 

転職サイトを利用する場合、アドバイザーはできるだけあなたの希望に合った条件の求人を紹介したいと考えています。そのため、当然ながら最初にアドバイザーから提示された求人の方が、あなたに適したものであることが多いです。

 

つまり、求人を探す時間が長くなる程「家から遠い」「残業が多い」といったように、何かしらの悪条件が付いている求人が出てくる可能性が高くなります。

 

実際、転職サイトを利用し、転職で成功するリハビリ職者の多くは、2週間から1ヵ月程で転職先を決めているようです。もちろん、転職が決まるスピードは、希望する条件や時期によって人それぞれ異なります。

 

転職するPT・OT・STの中には、いくつもの施設見学を行い、じっくり検討して決める人もいます。

 

ただ、どのような場合でも、転職活動を始めて1週間程度で転職先を決めるのは早過ぎます。そして、そのように短期間でスピード転職すると、ミスマッチが起こる可能性が高くなります。

 

実際に、転職で成功している人には、2週間から1ヵ月程で転職先が決まる人が多いです。

 

このような理由から、転職活動を行う際は、約1ヵ月を期限に転職先を見つけるようにしましょう。このように期限を設けることで、転職に失敗しにくくなります。

 

年収アップの主張が強すぎる

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者に限らず、;転職する際は、転職先に対して何かしらの条件を求めている人がほとんどです。

 

その中でも、転職先で年収アップを求めている人は特に多いです。

 

そしてそのような人は、年収に対するこだわりが強くなるため、どうしても面接などで給料に対する主張が強くなります。

 

しかし、そのような行動は結果的に転職を失敗するきっかけになります。確かに面接では本音をぶつけることも大切ですが、年収アップを強く主張することに対して、良い印象を受ける面接担当者は少ないといえます。

 

そこで以下に、年収アップの主張が強すぎると転職に失敗する理由について述べます。

 

就労意欲が感じられない

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者に限らず、年収アップを期待して転職する人は少なくありません。生活をする上ではお金が必要であるため、ある程度の給料を求めることは当然です。

 

むしろ年収は、転職を行う上で誰もが最初に確認する条件であり、転職によって年収が下がることを簡単に受け入れる人は少ないといえます。

 

そして、経験や実績が豊富であり能力も高ければ、それに見合った年収を求めることは当然です。しかし、実績や能力における根拠があまりないにも関わらず年収アップを臨むことは無謀であり、不採用とされる可能性を高めます。

 

その一つの理由は、お金が基準となって転職活動を行っている人には、熱意や情熱といった「就労意欲」が感じられにくいからです。

 

仕事を行う上で「その人が何を大事にしているのか?」ということは、とても大切です。

 

もしそれが「お金」という人の場合、転職後の一時期は仕事を一生懸命行いますが、長続きしません。そうした人たちは、仕事に慣れてくると「同じ給料を貰えるなら楽をした方が良い」と考え、手を抜くようになります。

 

一方で、仕事そのものに対して使命感を持っている人は、仕事への熱意や情熱があるため、そうそう仕事が疎かになることがありません。

 

面接担当者は、こうしたことを理解しているため、収入にこだわり過ぎる人に良い印象を持ちません。また、面接時に年収に対してこだわり過ぎる人は、実際に話してみると意欲も感じられません。そのため、採用をためらいます。

 

このような理由から、年収アップを主張しすぎると転職活動で失敗しやすくなるといえます。

 

転職で成功する人

転職で成功する人は、年収アップにあまりこだわりません。当然ながら「年収が上がって欲しい」という本音はもっています。ただ、それを露骨に出してしまうと転職活動に不利となることを理解しているため表面上には出しません。

 

PT・OT・STで転職を成功させている人は、年収に関しては「結果を見て上げてもらえると嬉しい」という程度の主張にとどめます。

 

そして、自分の年収よりも「会社へどう貢献できるか」ということを主張します。例えば「〇〇という資格を持っていますので、御社の△△に貢献できます」や「◇◇のような経験を活かし、売上に貢献したい」といったような主張です。

 

企業(病院や施設)側が社員に対して一番求めていることは「企業に対する貢献」です。企業は貢献したことへの対価として従業員へ給料を払っています。

 

そのため、面接時には「企業に対して何ができるか」ということを主張すると、必然的に採用担当者からの評価も良くなります。そして採用後、実際に会社に貢献できれば、結果的に年収が上がる可能性は高いです。

 

このように、転職に成功し、なお且つ結果的に高い年収を得る人は、「自分がいかに企業へ貢献できるか」ということを主張します。

 

転職活動を一人で行う

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者に限らず、一人で転職活動をする人は少なくありません。転職活動は、求人を探すことから履歴書の作成、職場見学、面接など、多くのことを行わなければなりません。

 

そのような転職活動ですが、誰にも頼らず一人で行うと転職に失敗する可能性がとても高くなります。

 

そこで以下に、転職活動を一人で行ってはいけない理由について述べます。

 

転職前は忙しい

転職活動では、やらなければいけないことがたくさんあります。実際に、転職活動を行い始めると、求人情報の検索や履歴書作成、見学、面接など、とても忙しくなります。

 

また、多くの人は現職場で働きながら転職活動を行うため、日中は仕事をしています。そのため、休憩時間や業務が終了した後や休日を使って転職活動をします。

 

さらに、現職場を退職するため、退職に必要な手続きや仕事の引き継ぎなども並行して行わなければなりません。そして、この退職に関することは、あなたにとって想像以上に肉体的にも精神的にも負担が大きいものです。

 

例えば、スムーズに退職できればいいのですが、場合によっては強い引き止めに合うこともあります。

 

そうなると、希望した日よりも退職する時期が遅くなることも少なくありません。実際、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者の場合、担当している患者さんがいるため、変わりに引き継いでくれる人がいないと、患者さんが困ります。

 

そのため、強い引き止めに合い「何回も話し合いを行わなければいけなくなった」というケースもあります。

 

あなたは、このような状況の中で転職活動をしなければいけません。

 

中には、毎日、退職時期を決めるための話し合いや仕事の引き継ぎ、求人情報の検索などを行い、休んでいる暇がないほど忙しくなる人もいます。

 

その結果、見学などを行わずに焦って転職先を決めてしまい、転職後に後悔するという人もいます

 

このような理由から、転職活動は、一人で行うべきではないといえます。あなたの今後における人生を左右する転職です。慌てることなく、落ち着いて転職先を選択できるようにすることが大切です。

 

転職支援会社を利用する

落ち着いて転職をするために、便利なのが転職サイトになります。転職サイトとは、転職支援会社が運営しているサイトのことです。そして、転職サイトに登録すると、担当のキャリアアドバイザーが付き、あなたの転職活動を支援してくれます。

 

例えば、アドバイザーは、あなたの希望を聞いた上で、あなたに合った求人情報を探して紹介してくれます。

 

また、それだけではなく、履歴書の書き方や面接におけるポイントなども指導してくれます。その他にも、給料などの条件交渉や見学、面接への同行を行ってくれる転職支援会社もあります。

 

さらに、転職支援会社は、独自の非公開求人を持っています。そのため、あなたがインターネットを使って調べても見つからなかったような情報も提供してくれます。

 

こうした転職サイトを利用することで、転職活動の負担を大きく減らすことができるだけでなく、良い転職につながる可能性が高くなります。

 

今回述べたように、PT・OT・STが転職する際には、転職で失敗しないためにいくつか避けるべき行動があります。特に、以上に挙げた3つの行動だけでも意識して行わないようにしましょう。

 


リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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