PT・OT・STが結婚・既婚後の転職先で注意すべきこと

 

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリ職者の中には、結婚を機に転職を考える人が少なくありません。

 

女性のセラピストであれば、結婚相手の仕事場に合わせて職場を変えなければいけなかったり、主婦業を行うために非常勤での勤務に変更する必要が出たりする人も少なくありません。また、結婚に伴って妊娠した場合にも、同じように転職、もしくは退職を考える人が多くいます。

 

一方で男性のPT・OT・STは、結婚したからといって、転職を考えることは必要ないように感じます。しかし実際には、男性セラピストであっても、結婚を機に転職を考えるケースもあります。

 

そこで今回は、「PT・OT・STが結婚後の転職先で注意すべきこと」について述べます。

 

女性のPT・OT・STが転職時に注意すべきこと

家庭を持つ女性PT・OT・ST多くは、セラピストとしての仕事に加えて、家庭のことも行わなければいけません。そのため転職する際には、いくつかのことを意識した上で転職先を決めることが大切です。

 

もし仮に、家庭を持つ女性PT・OT・STが何も考えずに転職先を決めると、転職後にミスマッチが起こるだけでなく、家庭生活が崩れることにつながる可能性があります

 

そうしたことを避けるためにも、最低でも以下に記す4つのことに関しては十分確認した上で、転職先を選択するようにしましょう。

 

就業時間、残業

女性のPT・OT・STに限らず、就業時間や残業の有無に関しては、転職先として決定する前に、しっかりと確認しておく必要があります。

 

例えば、老健などで働いている場合には、17時半に業務が終了することが多いです。一方で整形外科のクリニックであれば、通常18時半まで業務があることが多く、職場によっては夜診を行っているところもあります。

 

また、残業の程度は職場によって異なります。全く残業無く帰ることができるところもあれば、毎日残業しなければいけない職場もあります。

 

このように、就業時間や残業などは、あなたの経験だけを元にして判断していると、転職後にミスマッチを起こす可能性があります

 

特に家庭を持つ女性PT・OT・STであれば、就業時間や残業有無は非常に重要になります。もし想像していた時間より帰宅が遅くなれば、夕食の準備などが遅れて、家族の生活にも影響します。

 

そうしたことを避けるためにも、必ず就業時間と残業に関しては、事前にしっかりと確認した上で転職先を決めるようにしましょう。

 

休日

PT・OT・STが働く職場には、「土日・祝日休み」というところもあれば「曜日に関係なく週に2日休み」「日曜日は固定休で、あと1日休みを取れる」というように、さまざまな休みの形態があります。

 

そのため、職場によっては「日曜日を全く休むことができない」というところもあります。 

 

結婚して家庭を持つ人の中には、仕事の休みを子供のイベント事や旦那さんの休みに合わせる人が少なくありません。そうした場合に、休みの形態を確認しておかないと、思ったように休日を取ることができず、転職後にミスマッチが起こる可能性があります。

 

そのため、必ず転職先には、事前に休みの形態を確認しておくようにしましょう。また、祝日の休みの扱い方や、年末年始、盆休みなどに関しても、聞いておくことが大切です。

 

育休、産休制度

今後、子供を授かる可能性がある人は、育休・産休制度があるかを確認しておくことが大切です。

 

もし、あなたが子供を授かった場合には「一度退職してPT・OT・STの現場を離れる」と考えているのであれば、育休や産休制度を気にする必要はありません。

 

一方で、「産後も職場に復帰してPT・OT・STとして働きたい」と考えている人は、必ず育休と産休については確認するようにしてください。

 

特に、「いつからいつまで休むことができるのか?」という期間と、「いつからいつまで、どれくらいの給料が支払われるのか?」というお金の問題は非常に重要になります。特にお金に関しては、育休と産休中は必ず収入が減るため、事前に把握した上で生活を考えなければいけません。

 

このように、妊娠して焦らないでいいように、育休と産休制度については確認しておくことが大切です。

 

フォロー体勢

子供がいる女性PT・OT・STの場合、子供が急に体調不良になることも少なくありません。子供のうちは、まだ体が丈夫でないため、保育園などに預けている場合には、病気をもらうことで頻繁に体調を崩します。

 

そしてそうした場合、あなたは早退して子供を迎えに行かなければいけなくなります。

 

こうしたときに、職場のフォロー体勢が整っているところであれば、安心して子供を迎えに行くことができます。一方で、全くフォロー体勢が整っていない場合には、現場が心配であなた自身が早退することを躊躇してしまいます

 

また、そうした早退を快く認めてくれないような職場もあります。

 

そのため、転職先には、そうした場合のフォロー体勢について聞いたり、同じような状況にある人がいるかを確認したりすることが大切です。

 

男性PT・OT・STが転職時に注意すべきこと

結婚による転職というと、女性のPT・OT・STだけに関係のあることのように感じる人は多いと思います。確かに、結婚や出産を機に転職する女性セラピストは少なくありません。

 

ただ、男性のPT・OT・STであっても、結婚を機に転職を考える人は非常に多いです。

 

男性のPT・OT・STが結婚のタイミングで転職を考える理由には、主に「給料」と「休日・残業」の2つが挙げられます。特に、家族の生活を支える大黒柱になるため、現職場の給料に不満を感じて転職という手段を取る人は少なくありません。

 

また、結婚していない男性PT・OT・STの中には、残業が気にならない人は多いです。しかしそうした人でも、結婚して家族ができると「家族との時間を大切にしたい」と考えて、残業ばかりの職場で働くことに疑問を持つようになることもあります。

 

このように男性PT・OT・STでも、さまざまな理由で結婚を機に転職を考えます。そこで、結婚後の転職先を選択する際に男性のセラピストが注意すべきことについて、以下に述べます。

 

給料

結婚するまでは、あなたの給料はあなた自身のことだけに使うことができました。日々の生活費を除けば、好きなように勉強会や参考書などに自己投資したり、趣味の車に費やしたりすることができました。

 

しかし、結婚をすると、そのように自由にお金を使うことはできなくなります。

 

中には奥さんと財布を別々にして、それぞれが好きなようにお金を使える人もいます。ただ、どちらにしても独身のときほど自由にはお金を使えなくなる場合がほとんどです。

 

例えば、結婚して奥さんが非常勤になったり退職して専業主婦になったりすると、主にあなたの給料で生活をすることになります。そうなると、奥さんの分の生活費もあなたの収入からまかなうことになるため、当然ながらあなたが使えるお金は少なくあります。

 

その結果、参加したい勉強会に行けなくなったり勉強をするための本を購入できなくなったりします

 

また、どちらも常勤で財布を別々にしている状態であっても、いつ子供を授かるかわかりません。もし奥さんが妊娠して働くことができなくなると、あなた1人の給料で生活しなければいけなくなります。

 

そうなると、当然ながら自由に使えるお金は減ります。

 

このように、男性PT・OT・STが結婚をすると、想像している以上に自由に使えるお金が少なくなります。

 

そのため転職時には、あなたが望む生活にもよりますが、ある程度の収入を得られる転職先を見つけることが大切です。基本的には、あなた1人の収入で生活できて、なおかつ「あなたの自己投資にも費やせる余裕があるくらいの給料をもらえる職場」へ転職することがベストだといえます。

 

休日、残業

結婚をすると、休日や業務後の過ごし方が大きく変わります。結婚するまでは、自分の好きなように時間を使えましたが、結婚するとそうはいきません。

 

例えば、休日に奥さんの買い物に付き合ったり、親族の集まりに顔を出さなければいけなかったりすることが多々あります。また子供ができると、子供のイベント事などに参加する機会も出てきます。

 

そのため、結婚後は「土日休み」といったように休日が固定されているか、もしくはある程度自由に休みを調整できるような職場の方が働きやすいといえます。 ただ、PT・OT・STの働く職場には、365日リハを行っているところが多くあります。

 

そのため、日曜日が固定で休めたり、毎週決まった曜日に休日を取れたりといったことができない職場は少なくありません。

 

このような休日に関することは、結婚前にはあまり意識しない人が多いと思います。しかし、実際に結婚してみると休日の取り方は非常に重要であることを実感します。

 

さらに、残業の有無や程度も、PT・OT・STが結婚後の転職先で考慮すべきポイントとなります。特に、子供が生まれた後は、男性であっても育児に充てる時間が必要になります。

 

例えば、子供のお風呂です。子供の入浴は経験してみるとわかりますが、1人で行うことは非常に大変です。そのため、奥さんと2人で協力してできることがベストです。

 

しかし、毎日何時間も残業しなければいけないような職場であれば、帰宅時間が遅くなるため、奥さん1人で子供をお風呂へ入れることになります。また、子供が就寝した後に帰宅する日が続けば、子供とのスキンシップ時間を持てなくなります。

 

このように、男性PT・OT・STが結婚した後は、休日や残業という要素は、想像している以上に転職先の選択要因として大きなものとなります。ただそうはいっても、休みが多かったり残業が全くなかったりする職場を選んだ方が良いというわけではありません。

 

転職先を決める要因の1つとして、「休日や残業の重要度が高くなる場合が多い」ということです。

 

そのため、特に結婚後はあなたや家族のライフスタイルを考慮した上で、休みや残業について考えることが大切だといえます。

 

福利厚生

男性のPT・OT・STが結婚すると、家族を養わなければいけないようになるため、結婚前よりお金を自由に使うことができなくなることがほとんどです。

 

そうした場合に、職場の「福利厚生」は非常に重要になります。

 

例えば、扶養手当があるかは職場によって異なります。扶養手当があるところでは、扶養手当として家族の人数に応じて手当てが支給されます。家族が多ければ、扶養手当だけで月数万円となる場合もあります。

 

また他にも、勉強会への参加を支援してくれるような福利厚生がある職場もあります。

 

PT・OT・STの勉強会は、1日で数万円するような高額なものも少なくありません。結婚前は、受講料が高くても気にすることなく参加できていましたが、結婚後はそう簡単には高額の勉強会に行くことはできません。

 

そうした場合に、職場から支援として勉強会の受講料を補助してもらえると、高額の勉強会であっても参加しやすくなります。

 

このように、男性のPT・OT・STが結婚した後は、転職先の選択要素として福利厚生は非常に大きなものの1つになります。他にも、以下のような福利厚生については、確認しておくべきだといえます。

 

 ・退職金制度
 ・住宅補助
 ・社員食堂

 

このように、男性のPT・OT・STであっても、結婚を機に転職を考える人は少なくありません。そうした際に、「給料」「休日・残業」「福利厚生」の3つに関しては、特に転職先を選択する際に考慮すべき要因だといえます。

 

結婚後の転職時に考慮すべきことは、女性と男性では異なります。ただ、どちらも独身時とは違った視点で転職先を選ぶことが大切です。

 

結婚後における転職では、以上に挙げたことを十分に考えた上で、転職先を選ぶようにしましょう。そうすることで、転職後のミスマッチが減るだけでなく、あなたや家族の生活が充実したものになります。

 

また、このようにあなたに合った転職先を見つけるときに、リハビリ職者専門の転職サイトを活用することは非常に有効になります。



リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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