PT・OT・STが県外の病院へ転職する理由と注意点

 

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリ職者の中には、県外の職場に転職する人もいます。

 

PT・OT・STは、病院や施設といた所有している資格を活かすことができる職場であれば、地域は関係なく働くことができます。そのため、他の職種と比較すると、勤める地域に縛られにくい職業だといえます。

 

実際に、PT・OT・STの中には、県外へ転職する人は多くいます。私も、県外への転職を経験した1人です。

 

県外へ転職する理由は、人によってそれぞれ異なります。例えば私の場合は、初めの就職では「県外にある病院の方が勉強できる」と考えたため、県外を選択しました。また、次の転職では「地元に帰る」という理由で、県外へ転職しました。

 

このように、県外へ転職する理由は、人によって違います。ただ、県外へ転職する際には、共通して注意しなければいけないことがあります。そのことを理解した上で、県外への転職を検討することが大切です。

 

そこで今回は、「PT・OT・STが県外へ転職する理由と注意点」について述べます。

 

PT・OT・STが県外へ転職する理由

県外への転職を考える理由は、人によってそれぞれ違います。ただ多くの人は、以下に記す3つの理由で県外への転職を検討します。

 

地元に帰る

PT・OT・STの中には、学校卒業後、勉強や経験のため県外に就職し、結婚や出産などを機に地元に帰るという人は多いです。

 

私も、この理由で県外への転職を行いました。熊本のリハビリ専門学校を卒業後、勉強と経験のために広島の整形外科クリニックへ就職し、子供の出産に合わせて地元に転職しました。

 

初めに県外に就職した理由は、卒業後に県内に就職し、ある程度経験を積んだ後では、県外に転職することはないだろうと考えたからです。人それぞれではありますが、実際に家庭を持ち、子供が生まれてみると、その土地での生活に慣れてしまい、今から県外で仕事をすることは考えられません。

 

このように、最初の就職で県外に行き、その後、家庭の事情などで地元に帰るという人は少なくありません。

 

勉強するため

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者には「〇〇県にある有名な◇◇病院で勉強がしたい」「△△という有名な理学療法士がいる××病院で働きたい」といって、県外の病院に転職する人も多くいます。私の同期もこの理由で県外に転職しました。

 

例えば、「全国的に肩の手術の件数が多いことで有名な病院」「理学療法士が副院長として働き、病院全体がリハビリをとても重視している病院」のようなところには、そのような理由で県外から転職する人は多いです。

 

確かに、リハビリ関連職の中で有名な病院で働くことや、腕の良いセラピストと一緒に働くことは、あなたの専門職としての良い経験になります。

 

実際、このように「勉強がしたい」という理由で県外に転職した人に話を聞くと、多くの人が、「県外への転職を行って良かった」と話しています。

 

給料が高いため

モノにも需要と供給があるように、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ専門職者の給料にも、需要と供給のバランスが影響します。

 

需要はリハビリが必要な人の数、供給はリハビリ職者数のことを指します。 

 

例えば、都心部では、リハビリ職者の数が多いため、需要より供給が過多になっています。一方、田舎では、高齢者が多い割には、リハビリ職者の人数は少ないため、需要に対して供給が足りない状況になっています。

 

そのため、都心部と比較して田舎にある病院は、平均的に給料が高くなっています。特に、病院ではなく施設などでは、リハビリ職者の需要が高く、良い条件で募集が出ているところが多くあります。

 

PT・OT・STが県外へ転職する際の注意点

PT・OT・STが県外へ転職する理由としては、主に「地元へ帰るため」「勉強しやすい環境で働くため」「給料が高いため」の3つが挙げられます。ただ、県外へ転職する際には、いくつか注意しなければいけないことがあります。そのことを理解した上で県外への転職を検討しないと、後々苦労することになります。

 

そこで以下に、県外へ転職する際に注意すべきことについて記します。

 

情報が少ない

転職活動を行う際に、はじめに行うことは求人情報を探すことです。リハビリ専門職者の求人を出している病院や施設があることで、初めて応募することができます。

 

一般的に求人情報を探す場合は、自分自身でインターネットを使って検索したり、求人会社を訪れたりするか、知人に紹介してもらったりします。インターネットや求人会社の情報は、全国どこでも情報量は変わりません。

 

しかし、知り合いなどの紹介は、県外への転職となると、ほとんどなくなると考えた方が良いでしょう。

 

例えば、県外の知人から紹介してもらうのであれば話は別です。ただ、多くの人は、現在住んでいるところで知り合った人から情報を得ます。そのため、県外に転職する場合は、どうしても得られる情報が少なくなります。

 

また、県外に転職する場合は、求人情報だけでなく、転職を希望している病院や施設に関しての情報も得られにくいです。

 

県内の病院や施設であれば、その職場の評判は少なからず耳に入ってきます。また、同僚や先輩、上司などを通して、転職を希望しているところで働いている人から直接話を聞くこともできるかもしれません。

 

一方、転職先が県外であれば、そのような病院や施設の評判を聞くことはほとんどありません。また、知り合いを通して、実際に働いている人から話を聞くことができる可能性も、非常に低くなります。

 

このように、県外に転職する場合は、さまざまな情報を得にくいということに注意する必要があります。

 

転職活動の負担が大きい

転職活動は、どのような場合でも苦労なく、簡単に行えるようなものではありません。現職場の退職から、求人情報の検索、履歴書の作成、職場見学、面接など、とても時間と労力が必要になります。

 

また、県内への転職であれば、まだ情報を得やすいですし、職場の見学や面接も、半日という短い時間で行うことができます。

 

ただ、これが県外になると、そう簡単には事が進みません。職場の見学を行うにしても、移動に時間がかかるため1日がかりです。また、見学が1つだけで決まれば良いですが、そのような人は少なく、複数の病院や施設を見学する場合がほとんどです。

 

そのため、数週間〜数ヵ月かけて、現職場の休みを利用しながら施設見学を行います。

 

さらに、施設見学が終わり、希望の職場が見つかった後も、履歴書を送付し、再度、面接を受けに行かなければなりません。そして、ここまで話が進んだ後に、不採用という場合もあります。そうなると、また1一からやり直しです。

 

また、このような見学や面接は、あなただけでなく、相手側の都合に合わせて日程調整を行う必要があります。そのため、思うように話が進まないこともあります。

 

実際に、私も県外へ転職した際は、数ヵ月かけて転職活動を行いました。私の知人にいたっては、1年かけての転職活動だったと話しています。

 

このように、県外に転職する場合は、とても時間と労力が必要になります。

 

今回述べたように、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が県外に転職する理由は、人によって異なります。ただ、多くの人は「地元に帰る」「学べる環境で働きたい」「給料が良い職場に勤めたい」という3つのどれかに当てはまります。

 

そして、県外へ転職する際には、「転職先の情報が得られにくかったり、転職活動に大きな負担がかかったりする可能性が高い」ということを認識しておくことが大切です。



リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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