訪問リハビリの非常勤(パート)理学療法士(PT)の注意点

 

理学療法士(PT)の中にも、結婚や出産を機に正社員からパートになる人は多くいます。パートでも理学療法士であれば、他の職種と比較して時給が高い傾向にあります。特に、訪問リハビリのパートは時給が良いところがほとんどです。

 

また訪問リハビリの場合、短い時間でのパートも募集しており、週1回2時間程度でも雇ってくれるところもあります。

 

そのため、訪問リハビリのパートは、家事や育児を行う主婦にとって時給も良く働きやすく仕事だといえます。ただ、訪問リハビリのパートでも注意すべきことがいくつかあります。そのことを理解した上で、訪問リハビリのパートを選択しないと、入職後に後悔することになりかねません。

 

そこで今回は、理学療法士が訪問リハビリのパートで働く際に注意すべきことについて述べます。

 

訪問リハビリのパート理学療法士は給料が安定しない

訪問リハビリのパートは、他の理学療法士が行うパートよりも比較的時給が高い傾向にあります。一般的な理学療法士におけるパートの時給が1500〜2000円であるのに対して、訪問リハビリは3000〜4000円になります。

 

ただ、このときに注意しなければいけないことがあります。それは、訪問リハビリの場合、担当の患者さんが増えるまでは、その人数分しか時給がもらえません。

 

そもそも訪問リハビリのパートは、求人情報には時給で書かれていますが正確には1件当たりの給料を指します。

 

そして事業所によっては、理学療法士がパートして決まってから利用者さんを探す場合もあります。そうなると、入職当初は1日2〜3人しか担当しないということも当然あります。その結果、2時間分の時給しかもらえません。

 

また、訪問リハビリを利用している利用者さんは高齢者の人が多いです。そのため、体調不良でリハビリを休んだり、急に入院したりしてリハビリが中止になる事もあります。

 

そのような場合、あなたの担当数は少なくなるため、その分だけ仕事も収入も減ります。一方、正社員や完全時給制のパートであれば、患者さんや利用者さんの都合で1日に担当する患者さんの数が減ってもあなたの給料は変わりません。

 

このような理由から、訪問リハビリのパートは、いくら時給という名の1件当たりの給料が高くても、事業所や利用者さんの都合によって収入が不安定になってしまいます。

 

訪問リハビリのパートは移動時間が含まれない

また、理学療法士が訪問リハビリのパートで注意しなければいけないことは、一件辺りの給料になるため、移動時間は労働時間に含まれないことがほとんどです

 

そのため、例え1件のリハビリ時間が1時間あっても、次の訪問先までの移動に30分時間がかかった場合、1時間半辺りの給料になります。さらに、移動はあなた自身の車で行いますが、ガソリン代などは自己負担のところもあります。

 

つまり、いくら時給が良くても拘束時間と労働時間に大きな違いが出てくるため、収入は少なくなります。

 

例えば、朝9時か仕事を始めて17時まで続けて仕事をした場合、拘束時間は8時間になります。ただ移動時間を考えると、どれだけ効率良く仕事をしても、5〜6件の訪問が限界です。その結果、5〜6時間分の給料しかもらうことができません。

 

このように、訪問リハビリのパートは移動時間が労働時間に含まれないため、拘束時間の割には1日の給料が少なくなります。

 

今回述べたように、理学療法士が行う訪問リハビリのパートは、求人情報を見ると時給が良いように感じます。ただ、事業所や利用者の都合によって収入が変化することや、移動時間は時給に含まれないということを理解した上で、選択することが大切です。

 

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