男性理学療法士(PT)の施術における注意点:リハビリ求人

 

理学療法を行う際、当然ながら担当する患者さんには男性も女性もいます。そして、年齢も小学生から90歳代の高齢者まで幅広い年齢層が対象となります。

 

そのよう中で、理学療法士(PT)の性別によって、それぞれ注意しなければいけないことがいくつかあります。そのことを知った上で理学療法を行わないと、取り返しのつかない事態になる場合があります。

 

そこで今回は、男性の理学療法士が注意することについて述べます。

 

女性の患者さんに対して

担当する患者さんの中には、男性だけでなく女性もいます。そして、女性の中には男性に身体を触られることに抵抗がある人も少なくありません。そのため、特に若い女性では、初めから女性の理学療法士を希望する人も少なからずいます。

 

また、もしそのような希望がなくても、男性の理学療法士は女性に対してリハビリをする際には特に注意しなければいけません。

 

例えば、理学療法士は「梨状筋」や「中殿筋」といった臀部の筋肉に対して、評価や治療の際に触診したり圧迫したりします。こうしたことは、理学療法士にとっては当たり前で気にもしないようなことですが、患者さんは「お尻を触られた」と感じるかもしれません。

 

また、「胸肋関節」や「小胸筋」という場所も、評価や治療の際にはよく触診する部位です。これらも胸部の深層に存在する関節や筋肉であるため、触れ方などを工夫しないと「胸を触られた」と捉えられる可能性もあります。

 

ただ、このような場合、患者さんから悪いように捉えられる可能性があるからといって、触らないようにすれば良いのかというと、そうではありません。臀部にしても胸部にしても、体を良くするためには必要になってくる部位です。そのため、患者さんの治療のためには触診しなければいけない場面も必ずあります。

 

こうしたことから、「臀部の筋肉を緩めるために臀部を圧迫しますがよろしいですか?」や「肋骨の可動性を確認するため、胸部を押しますがよろしいですか?」など、触る前に、事前の承諾を必ず得るようにしましょう。

 

他にも、胸部を圧迫する際には、「タオルなどを胸の上に置きタオルを介して触診する」といった工夫を行うだけでも相手の捉え方は変わります。

 

男性の理学療法士が女性に対してリハビリを行う際は、以上のようなことに注意する必要があります。

 

高齢者に対して

理学療法士の対象者には、高齢の方も多くいます。特に、訪問リハビリやデイサービスなどの介護保険関係における現場では、高齢者に対してリハビリを行う機会が多いです。

 

そのような時、特に男性の理学療法士は注意しなければいけないことがあります。それは、「力の入れ加減」です。どうしても、リハビリを行う際に、手技の方法によっては力を強く入れて行うものもあります。

 

それが力の弱い女性であれば、問題になることは少ないかもしれません。しかし力が強い男性だと、最悪の場合、骨折や皮下出血を起こしてしまう可能性もあります

 

高齢者は、「骨粗鬆症」を患っている人が多く、若い人と比べるとどうしても骨がもろくなっています。また、皮膚も薄く弾力がないため、強く刺激すると簡単に壊れてしまうような状態であるような人も少なくありません。

 

さらに高齢者の方には、圧迫などの刺激に敏感な人も多くいます。そのため、骨折や皮下出血というような事態にまでは至らなくても、強く刺激しすぎたことで痛みが悪化するような場合もあります。

 

以上のようなことが起こる可能性があるため、特に男性の理学療法士が高齢者に対して徒手療法を行う際には注意する必要があります。

 

今回述べたように、患者さんの身体に触れる理学療法士であるからこそ男性が注意すべき点というものがあります。日常的に人の身体を触っていると、当たり前のことになってしまい、ついつい患者さんへの配慮に欠けてしまうことがあります。

 

しかし、何か問題が起こってからでは遅いため、日々このような危険性があることだけは意識して仕事を行うようにしましょう。



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