PTが整形外科病院への転職で注意すべきこと:リハビリ求人

 

理学療法士(PT)が転職する職場の一つに整形外科病院があります。整形外科のクリニックと違い入院施設がある整形外科病院は、手術後のリハビリなどが行えるため理学療法士に人気がある転職先です。

 

ただ、理学療法士が整形外科病院に転職する際には、いくつか注意すべきことがあります。そのことを知った上で転職先として選択しないと、入職後に「想像と違った」ということになりかねません。

 

そこで今回は、理学療法士が整形外科病院に転職する際に注意することについて述べます。

 

理学療法士としての整形外科医との関係性

整形外科病院における理学療法士が対応する患者さんのほとんどは、医師によって手術が行われた後の人になります。手術やリハビリの対象となる部位は、勤務する医師が得意とするものによって異なりますが、膝や腰などの手術が多いところがほとんどです。

 

そして、手術後に医師からリハビリの処方が出されることで、理学療法士は理学療法を開始することができます。

 

理学療法士は、整形外科の病院に限ったことではありませんが、医師の処方がないと理学療法を実施することができません。そのため、基本的には医師の指示に沿ってリハビリを進めていくことになります。

 

ただほとんどの場合、「筋力トレーニング」や「関節可動域訓練」といったように、大まかな指示が出されるのみで、細かい内容に関しては理学療法士に任せられます

 

実際に整形外科のクリニックなどでは、「肩関節周囲炎」という診断名と、それに対する「関節可動域訓練」という指示が出るのみであり、具体的にどのように関節可動域に対してアプローチするかということに関して医師は関与しません。

 

一方、整形外科病院ではそうとも限りません。手術をした医師は、具体的な運動方法や運動負荷、運動頻度など、かなり細かいリハビリ内容も指示します。

 

そのため、他の病院よりも医師との連絡を密に行うようになります。また、理学療法士が可動域を無理に広げない方が良いと思った場合でも、医師に指示されたときは、それに従うしか仕様がないようなこともあります。

 

このように、医師の指示に従うことは当然であり、医者と密に連携を取れることは良いことです、一方で「自分が思ったような理学療法を行えない」ということも少なくありません。

 

特に、理学療法士の立場が明らかに弱いような職場では、そのようなことになりやすいようです。実際、私が実習に行った整形外科の病院では、いつも理学療法士が委縮し、医師に対して意見をいえないような状況でした。

 

このように、特に整形外科病院の場合では、理学療法士の立場が明らかに弱いというところが多いです。そのようなところでは、あなたが思ったような理学療法が行えない可能性があるので注意が必要です。

 

他職種とのミーティングが多い

整形外科の病院では手術後のリハビリを行うので、医師との連携が密になります。そのため、早朝や昼休み、業務後などに患者さんに関するミーティングを行うことが多くなります。

 

内容は、手術方法や手術後の理学療法を行う際の注意点、理学療法の経過など、主に患者さんに関することを行います。

 

特に手術後は、リハビリを行う際に合併症が生じてしまうことがあるため、理学療法士も実施する際には注意しなければいけません

 

例えば人工股関節の手術を行った場合、手術方法によって動かしてはいけない方向が異なります。そのため、カルテに記載することはもちろんですが、ミーティングなどでもそのような注意点に関して情報を共有しておくことが大切です。

 

また、手術後の状態によってはリハビリが上手く進まないような場合もあります。そのような患者さんに対しては、理学療法士が頻回に医師とやり取りをすることで、理学療法を行っていく必要があります。

 

このように、手術後の患者さんに対してリハビリを行う整形外科病院は、どうしてもミーティングを行う機会が多くなります。そのため、通常の出勤時間より1時間早く出なければいけなかったり、逆に1時間帰りが遅くなったりすることも多々あります。

 

特に家庭がある女性などは、「整形外科病院では業務前や業務後に定期的なミーティングが入りやすい」ということを知った上で、転職先として選択するようにしましょう。

 

今回述べたように、整形外科病院で多くの理学療法士が苦労することは、医師との関係性にあるようです。特に、理学療法士の立場が弱いような職場では、思うような理学療法を行えない可能性もあるため注意が必要です。また、患者さんに関するミーティングなどが多くなり、帰宅時間が遅くなる可能性が高いことも知っておいてください。



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