作業療法士(OT)に必要な能力:発想力

sagyouryouhousi

 

転職する際に、転職先にあらゆる能力を求められますが、その中の一つに「人の気持ちを読み取る力」があります。これは、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリ職者の場合、患者に対する接し方やコミュニケーションの取り方になります。相手の気持ちを考え、行動する力は、どの職種にも共通して必要な能力です。

 

また、リハビリ関連職求められる能力は他にあります。PT,OT,STによって特に求められる能力というものがあります。例えば、理学療法の場合、運動学に関して、他の治療士に比べて、専門的に学びます。言語聴覚士の場合、言語と障害の関係性に関して、深く学びます。

 

そして、作業療法士でも専門的な内容があり、仕事で求められる能力があります。

 

そのような力を持っていることで、より職種専門性を活かすことができ、患者さんの社会復帰をスムーズに行えるようになります。

 

そこで今回は、リハビリ関連職種の中でも、作業療法士に求められる能力について詳しく述べます。

 

相手の気持ちを理解する力

相手を理解する能力は、作業療法士だけでなく、理学療法士や言語聴覚士など、リハビリ職者全てに必要とされるものです。

 

作業療法士は、不慮の事故や病気によって大きな障害を抱えた患者さんに対してリハビリを行います。そのため、将来に絶望を感じているような人も多くいます。そのような患者さんに対して、ただ単に運動機能を回復させるようなリハビリプログラムを提供しても上手くいかないケースは少なくありません。

 

なぜならば、患者さんの中にはそのようなリハビリを行う、心の準備ができていない人がいるからです。そのため、作業療法士は、運動機能の回復の前に、心のケアを行うことが求められます。

 

まず、相手の気持ちを理解するには、患者さんとの精神的なつながりを作る作業が必要になります。患者さんとの向き合い方や、相互に理解し合うことは非常に難しいことです。そして、患者と段階を追って向き合うことで、信頼関係を築くことができるようになります。

 

このように、作業療法士には、何よりも相手の気持ちを理解する能力が必須になります。

 

精神疾患に対する知識

また、作業療法士は、理学療法士と違い、精神的な障害を持った人たちのリハビリも行います。このような人達は、事故や病気によって障害を持った人と違った問題を抱えています。

 

そのため、信頼関係を築く方法や共感する行為自体が、全く異なる場合が多くあります。それは持っている疾患によって違うからです。その場合、それぞれの病気の特性を知っている必要があります。

 

例えば、「うつ病」の人には、「頑張ってください」などの声掛けが好ましくないことは、一般的に知られていることです。それぞれの精神疾患にも、このように病気に特徴的な注意点が存在します。作業療法士は、そのことを理解した上で、患者さんとの関係を築いていく必要があります。

 

そのため、信頼関係を作るという意味でも、精神疾患に対する知識は作業療法士にとっては必須のものといえます。

 

発想力

作業療法士は、身体機能の改善だけでなく、杖や補装具などの環境面を整備することで、目的とする動作を行えるようにします。脳卒中の後遺症による麻痺などは、どうしても症状が残ってしまう場合がほとんどです。

 

そのような時に、その人に合った道具などを利用することで、麻痺の影響などを補います。

 

例えば、指の麻痺が残ってしまい「箸」を上手く使えなくなってしまった患者さんがいます。その人に対して、理学療法士は、指の可動域訓練などを行います。しかし、そのような身体機能の回復には限界があります。

 

作業療法士は、そのような場合に、箸に工夫をすることで、その人が使いやすいようにします。具体的には、持ちやすいように紐をつけたり、滑らないようにゴム製のものをつけたりします。

 

このように作業療法士には、患者さんが生活をしやすくする道具や環境を工夫してあげる役割があります。そのため、柔軟な発想力が求められます。

 

さまざまなアイデアを発想することによって、患者さんの生活をより効率的にできます。

 

今回述べたように、作業療法士には、理学療法士や言語聴覚士と比べて、相手を理解する能力や精神的な知識、発想力が求められます。

 

作業療法士の方は、このようなことを意識して日々の業務に臨むことで、患者さんの社会復帰をよりスムーズに行うことができるようになるはずです。



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