リハ管理職者が「コミットメントと一貫性の原理」を応用する方法

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などリハビリ職者の中には、リハビリテーション部や科の管理者として仕事をしている人がいます。

 

PT・OT・STが管理職として働く場合、チームを管理する能力が必要になります。中でも、「上司や部下を行動させる力」というものは、部署全体を管理していく上で欠かせない能力だといえます。

 

管理職として、上手く上司や部下の行動をコントロールすることができれば、とてもスムーズに管理することができます。

 

そして、このように他者の行動をコントロールするためには、人間の心理について学ぶことが有益です。人の心理を上手く応用することで、上司や部下を、あなたが思うように行動させることができます。

 

そのため、管理職である、もしくは管理職に就きたいと考えているPT・OT・STは心理学について学ぶことが大切です。

 

そこで今回は、人を行動させるために役立つ「コミットメントと一貫性の原理」について解説します。

 

人が自分の言動を正当化する理由

人は、「一度自分が行った言動を正当化したい」という心理を持っています。こうした心理は、「コミットメントと一貫性の原理」といわれます。

 

ほとんどの人は、自分が行った言動や思考、考え方、行動に「一貫性を保ちたい」、もしくは「他者からそのような人間であると見られたい」という欲求があります。そのため、人の行動は、その人が最初に行った言動や思考、考え方から大きな影響を受けます。

 

人間にそうした心理が働く理由は、一貫性を保つことで、「人から評価される」「作業が効率的に行える」「無駄に悩む必要がなくなる」という3つのメリットを得られるためです。

 

人から評価される

人は支離滅裂な言動を行う人より、行動に一貫性がある人の方を信頼します。

 

例えば、ある2人が禁煙すると宣言したとします。そのうち1人は、数日後に「やっぱり禁煙は止めた」と言って煙草を吸い始めます。その一方でもう1人は、ずっと禁煙を続けます。

 

この場合、当然ながら禁煙を継続した人の方が、人から信用される傾向にあります。

 

このように一貫性のある行動をすることは、その人の「論理性」と「合理性」「安定性」「誠実性」を他者に感じさせることにつながります。その結果、人からの信頼を得ることができ、高い評価を受けることになります。

 

作業が効率的に行える

一貫した行動は、「慣れ親しんだ行動」と言い換えることができます。何事でもそうですが、はじめて行うことよりも、慣れていることをする方が効率良く作業は進みます

 

例えば、あなたが料理を行うとします。そうした際に、はじめて作るメニューと毎週のように調理する料理の場合では、当然ながら作り慣れたメニューの方が短時間でできます。つまり、あなたは一貫した行動を繰り返すことで、効率的に生活できるようになります。

 

このように、一貫性を保った言動を行うことは、作業の効率化につながるため、生活する上で非常に有益だといえます。

 

無駄に悩む必要がなくなる

人は、何かを選択しなければいけないときには、大きなストレスを受けることがほとんどですただそうした際に、あなたが常に一貫性のある行動を選んでいると、そうした悩みを減らすことができます。

 

例えば、リハビリ職であるあなたが、転職したいと考えているとします。そうした際に、あなたは「生涯、整形外科病院だけで働く」と決めて行動していると、整形外科に絞って転職先を探すことができます。つまり、転職先の選択で考えなければいけないことが少なくなります。

 

その一方で、そうした一貫性のある思考を持っていない場合、「そもそも何科の病院へ転職するのか?」ということから考えなければいけません。そのため、転職先を選択する際に、考えなければいけないことが多くなり、大きなストレスを抱えることになります。

 

このように、一貫性のある行動を行うということは、「選択基準が明確になる」ということにつながります。そうすることで、物事を選択する際に、無駄に悩む必要がなくなります。

 

以上に挙げたメリットを得られるため、人は一度自分が行った言動を正当化するように行動します。

 

コミットメントと一貫性の原理を使って部下を行動させる方法

人は、一度自分が行った言動を正当化する傾向にあります。そうすることで、「人から評価される」「作業を効率的に行えるようになる」「無駄に悩む必要がなくなる」という3つのメリットが得られます。

 

また、管理職者であるPT・OT・STは、こうした人間の心理を使うことで、部下を上手く行動させることができます。

 

例えば、あなたが部下にある面倒な仕事を任せたいと考えているとします。そうした際に、いきなり依頼したい内容を話すのではなく、最初に「あなたの仕事を手伝ってくれる」ということを部下自身に選択させることで、部下があなたの頼みを受けてくれる可能性は非常に高くなります。

 

具体的には、以下のようにします。

 

「○○(部下の名前)、リハビリ部の売上を上げたいと考えているのだけど、ぜひ○○に協力して欲しいと思っている。売上を上げることが、リハビリスタッフの給料を上げることにつながるはずだ。手伝ってくれるか?」というように、最初は具体的な内容を伝えずに、あなたの仕事を手伝うということに対して、部下が「イエス」と答えるように話をします。

 

そしてその後に、「じゃあ、△△という仕事を□□までに行ってくれないか?」というように具体的な内容を伝えて仕事を依頼します。

 

こうして、部下に「仕事を手伝ってもらう」ということを最初に約束(コミットメント)してもらいます。そうすると、部下には自分が行った「仕事を手伝う」という言動に「一貫性を保ちたい」という心理が働くため、あなたの面倒な要求を受けてもらいやすくなります。

 

このように、管理職のPT・OT・STは、コミットメントと一貫性の原理を上手く活用することで、部下を行動させることができるようになります。

 

今回述べたように、人の心理には「コミットメントと一貫性の原理」というものが働いています。そのため人は、最初に行った言動や思考、考え方を貫きとうそうとします。

 

PT・OT・STで管理職に就いた人は、こうした人間の心理における原理を活用することで、上手く部を管理することができるようになります。


リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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