PT・OT・STが返報性のルールを学び管理業務に活かす

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などリハビリ職者の中には、管理職として役職のポストに就いている人や、「将来キャリアアップして管理職になりたい」と考えている人が少なくありません。

 

病院や施設で働いている場合には、このようにキャリアアップをすることが、直接的な収入アップにつながります。

 

管理職となった場合には、あなたが所属する部署のスタッフを統率しなければいけません。ただ管理職者の中には、部下であるスタッフを上手く管理できずに悩んでいる人が少なくありません。

 

そうした際に、人間の心理について学んでおくと、スタッフの管理をスムーズに行うことができるようになります。心理学を管理業務に応用することで、部下の行動をコントロールすることができるようになるため、結果的に部署全体を統率することにつながります。

 

そこで今回は、人間の心理として重要である「返報性のルール」について解説します。

 

返報性のルールとは

PT・OT・STに限らず、管理職のポストに就いている人は、一定の集団を統率して管理しなければいけません。そうした際には、「いかに部下を上手く行動させるか?」ということが重要になります。

 

管理職である以上、あなたが集中すべきは管理業務です。そのため、現場の仕事はできる限り部下に行ってもらうようにすることが大切です。

 

ただ中には、仕事を依頼しても行動してくれない部下もいます。そうした際には、諦めてあなた自身が仕事を行うのではなく、人間の心理を上手く使って、部下が仕事をしてくれるように誘導することが重要です。

 

このように、人を行動させるための人間の心理として有名なものに「返報性のルール」というものがあります。

 

返報性のルールとは、「他人から何かを行ってもらった場合、その人に対して、してもらったこと以上のお返しをしなければいけないという義務感が生じる」という原則です。

 

例えば、あなたがある大きな仕事を失敗して、病院に損害を与えてしまったとします。そうした際に、上司が全ての責任を被って、あなたをかばってくれました。そうすると、あなたは自然と、その上司に対して恩を感じて、「何かしらのお返しをしなければいけない」と感じるようになるはずです。

 

こうした感情は、あなたに対して返報性のルールが働いているために起こることです。

 

このように人は、他者に何かをしてもらった場合、相手に対してそのこと以上のお返しをしなければいけないと感じます。そしてこの返報性のルールは、あなたが想像している以上に、あなたの行動を操作しているということを理解しておいてください。

 

返報性のルールを応用する

人間には、返報性のルールというものがあります。これは、他者に何かをしてもらった際に、「その相手に対してお返しをしなければいけないという心理が生まれる」というものです。

 

PT・OT・STで管理職をしている人は、こうした返報性のルールをさまざまな場面で応用することができます。

 

人は、相手が最初に譲歩すると、そのお返しに自分も譲歩せざるを得なくなるような心理が働きます。これは、返報性のルールと同じ心理です。こうした心理テクニックは、部下へ仕事を依頼したり上司へ物事を交渉したりする際に、活用することができます。

 

例えば、上司に対して、部署の目標である数値を5パーセント下げてもらうことを交渉したいと考えているとします。その際には、「目標を10パーセント下げて欲しい」というように、あなたが本当に交渉したい数値より、大きな要求を最初に行います。

 

当然ながら、上司からはこうした大きな要求は拒否される可能性が高いです。

 

ただここで、「目標の10パーセント引き下げ」という無理な要求をした後に、「では5パーセントだけでも下げてもらえませんか?」というように、最初よりも小さな要求をします。そうすると、上司はあなたが譲歩したように感じてしまい、上司自身も譲歩せざるをえないような心理が働きます。

 

その結果、「目標の数値を5パーセント下げる」という、あなたが本来通したかった要求が通りやすくなります。これは部下に仕事を依頼するときにも、同様に使えます。

 

このように、返報性の原理を応用することで上司への交渉や部下への依頼において、あなたの要求を相手に認めさせやすくすることができます。

 

今回述べたように、人を動かすための心理として「返報性のルール」というものがあります。管理職になったPT・OT・STは、人間の心理を応用することで、上司との交渉や部下への依頼をスムーズに行うことができるようになります。

 

そのため、管理職であるPT・OT・STは、こうした返報性のルールを理解してことが大切だといえます。


リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

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