PT・OT・STは転職時に専門性をアピールすべきか?

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリ職者は、他の職種と比較してもよく勉強をする人が多いと思います。就業後に職場で勉強会をしたり、休みの日も数万円を支払ってセミナーに参加したりする人も少なくありません。

 

しかし、そのようなリハビリ職者だからこその欠点があります。それは専門外のことに関して知らないことが多いということです。

 

確かに、リハビリ職者にはよく勉強する人が多いです。ただ学ぶ内容が専門的なものばかりで、その他のことに関しては疎い人がほとんどです。そのため、他職種の人からすると「常識がない」と思われることが少なくありません。

 

このことは、転職する際にも影響します。そのため、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者で専門外のことを勉強している人は、転職に成功しやすいといえます。

 

そこで今回は、「PT・OT・STは転職時に専門性をアピールすべきか?」ということについて述べます。

 

専門性は評価されにくい

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者は、転職活動において専門性の高さをアピールする傾向にあります。

 

しかし、そのようなリハビリの専門的な知識や技術といったものは、転職においてはあまり評価されにくいものです。それは、採用の有無を決める経営者や採用担当者はリハビリ関係者ではないことがほとんどであるからです。

 

いくら専門的な能力の高さをアピールしても、リハビリに関しての知識に乏しい経営者や採用担当者には、その良さが伝わりにくいです。

 

そして、どのような職種であっても同様ですが、求人を出すのは、新しい人材が入ることでその組織にとってメリットがあると考えているためです。つまり経営者や面接担当者は、応募者であるあなたが入職することでどのような利点があるのかを採用試験を通して見極めようとします。

 

そのため、いくらリハビリに関する専門性の高さをアピールしても、経営者や採用担当者からの高い評価にはつながりにくいといえます。

 

専門外のことを学ぶ重要性

今まで述べたように、経営者や採用担当者に対していくら専門性をアピールしても、高い評価は受けにくいといえます。経営者や採用担当者が最も知りたいことは、「あなたがどのように組織に対して貢献してくれるのか?」ということです。まずはそのことを理解しておいてください。

 

さらに具体的にいうと、「病院の収益にどう貢献できるのか?」ということが重要です。そのため、そのような視点からあなたのアピールポイントを考える必要があります。

 

そしてそのときに役立つ知識が、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が普段学ばない専門外のことになります。特に、リハビリ職者が働く病院であれば、ビジネスに関する能力は貴重なものと考えられることが多いです。

 

一般的な企業と比べて、病院は営業などの活動を積極的に行わないところがほとんどです。そのこともあり、ビジネスに関することに詳しい人が少ない傾向にあります。

 

例えば集客方法一つにしても、病院が行う集客というと、街中にある看板広告が主です。ホームページなども利用していますが、多くのホームページは情報が載っているだけで集客の機能は果たしていません。

 

そのようなときに、あなたがサイトやブログを使った集客に関する知識を持っているとします。そうすると、面接において、以下のようにアピールすることができます。

 

私はリハビリ専門職ですが、ビジネスにも興味があり勉強しています。そしてその中でも、特に集客について詳しく学んでいます。そのため、専門職としてだけでなく、この知識を活かしても貴院へ貢献できると考えています。

 

例えば、貴院のホームページ上に私の専門性を活かした情報を配信することで、病院の集客につなげる方法があります。

 

以上のように、直接的に病院の収益へつながるようなアピールの方が、経営者や採用担当者はあなたを採用するメリットを感じやすくなります。そのため、このような専門外のことをアピールすると、経営者や採用担当者から高く評価されることにつながる可能性があります。

 

ただ、専門性が高い人を望んでいる経営者や採用担当者もいるため、まずは応募先がどのような人材を求めているのかを把握することが大切です。

 

その上で、あなたのアピールポイントを考えて面接に臨むことが大切です。

 

 

専門性をアピールするポイント

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が転職する際、専門的な知識や技術を自分の強みとしてアピールする人が多くいます。今まで力を入れて学んできたことであるため、そうなるのも仕方ありません。

 

しかし既に述べたように、ほとんどの病院において経営者はリハビリ職者ではありません。そのため、いくら履歴書や面接で専門性をアピールしても、高い評価にはつながりにくいです。

 

転職活動における履歴書や面接で、経営者が最も知りたいことは、「この応募者は、どのような形で病院に貢献してくれるのか?」ということです。そしてその中でも、いかに病院の収益に影響を与えることができるかということがポイントです。

 

例えば、あなたが徒手療法に関するインストラクターの資格を持っており、そのことがあなたのセールスポイントだと考えているとします。しかし経営者からすると、そのような資格を所有したとしても、病院の収益には直接的に関係することはないため、高い評価を受ける要因にはなりません。

 

確かに、スタッフの教育や外部講師をすることで病院の知名度を上げ、間接的に病院の利益に貢献することはできます。ただ、そのことを説明しないと経営者には伝わりません

 

このような理由から、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が、転職活動において専門性の高さをアピールしても、経営者には評価されにくいといえます。経営者に認めてもらえないということは、就職も決まりにくいということになります。

 

専門性の高さと病院の利益をつなげる

今まで述べたように、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者が、いくら専門性をアピールしても高い評価は受けにくいです。

 

しかし、専門的な知識や技術を磨いても転職に好影響を与えることができないかというと、そうではありません。あなたの専門性も、アピールの仕方によっては経営者に良い印象を与えるための武器になります。

 

もし専門性の高さをあなたのアピールポイントだと考えているのであれば、そのことが具体的にどのようにして病院の利益につながるかを考えてください。そして、面接で説明するようにしましょう。

 

例えば、先ほどの例で挙げた徒手療法の資格であれば、「徒手療法のインストラクターを持っています」だけでは不十分です。さらに具体的にイメージしてもらうために、以下のように説明します。

 

私は、徒手療法のインストラクターとして活動しています。そして前職場では、新人教育の一環としてその技術の伝達を行っていました。また月に1回講師としてセミナーを開催して、毎月30人程度の受講生に対して指導していました。

 

貴院でも、スタッフの教育や外部講師としての活動を行うことを通して今後の発展に貢献していきたいと考えています。

 

このように、あなたが所有している資格が具体的にどのような形で病院の利益につながるのか、ということを説明することが大切です。このようにアピールすると経営者は、「スタッフの質を向上することができるかもしれない」「セミナーという新しい事業展開を行えるかもしれない」など、さまざまなことを想像することで、あなたに対して高評価を付けやすくなります。

 

そのため、もし専門性の高さをアピールするのであれば、以上のように具体的な話まで行うことが重要です。

 

今回述べたように、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職者がアピールしやすい専門性の高さは、経営者や採用担当者にとっては評価されにくいものです。

 

そこで、ビジネスなど専門外の知識を応用することで、高い評価につなげることができます。このように、リハビリとは関係ないことを学ぶことは、転職で成功するためのポイントとなることを知っておいてください。

 

そしてもし専門性をアピールするのであれば、病院の利益とつなげた話ができるようにしておきましょう。


リハビリ関係者が転職を考えるとき、転職サイトを活用するとより自分の希望に沿う求人を見つけることができるようになります。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉まで行うのは現実的ではありません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設を含め、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社があれば、面接まで同行することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、大手企業に強みを発揮する会社があれば、地方求人を多く保有している会社もあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。


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